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物忘れのタイプとは?それぞれのサインを解説!
「えっとーあれよあれ!何て言うんだったかしら…」というような状況は、加齢と共に増えてきますね。
加齢による物忘れは、年齢と共に記憶する能力が低下するために起こり、誰にでも起こりうることです。
脳での記憶は、記銘(覚える)→保持(記憶として保存する)→再生(思い出す)という3段階で行われます。
物忘れには、記銘の機能が低下し、ものがうまく記憶できなくなるために起こるタイプと、再生する機能が低下し記憶して脳にメモリしたことを取り出せなくなることで起こるタイプがあります。
物忘れには、単に加齢により起こるものの他に、認知症の初期症状や更年期が原因で起こるものもあります。
加齢による物忘れは、後者の再生機能の低下によるもので、認知症の初期症状による物忘れは、記銘の機能の低下によるものです。
加齢による物忘れと認知症症状の物忘れ、更年期が原因の物忘れの違いを見てみましょう。
加齢による物忘れのサイン
「朝食に何を食べたか忘れてしまった」「約束したけど、約束の日時を忘れた」など、朝食を食べた記憶や約束をした記憶はあり、忘れたことの自覚があります。
また、新しいことを覚えることができ、日常生活には支障はありません。
人格が変化するという症状もみられず、あらゆる人に見られる生理的な物忘れですので過度に心配する必要はありませんが、日頃から脳の働きをサポートする栄養素を意識してとることは大切です。
認知症の初期症状による物忘れのサイン
「朝食を食べたことを覚えていない」「約束した事自体覚えていない」など体験自体を忘れ、忘れたことの自覚もありません。
何を話そうしていたか、自分が何をしにきたかも忘れてしまいます。
新しいことを覚えることができなくなり、日常生活にも支障をきたすようになります。
攻撃的になったりするなど、人格の変化もみられる場合があります。周囲との関係性の変化も認知症状を加速させると言われています。
更年期による物忘れのサイン
更年期とは女性ホルモンの分泌やバランスの変化による体調の変化を指します。閉経前後に出現する症状で、40代半ばから50代の女性に多くみられます。
女性ホルモン(特にエストロゲンと呼ばれるホルモン)と認知機能には深い関係があると言われています。ホルモンバランスの乱れは、様々な不定愁訴を生じますが、その中でも物忘れは割とポピュラーに認められている症状のひとつです。
不定愁訴の中には不安感や抑うつ感があると言われていますが、こうしたメンタル面の変化は物忘れをさらに助長させる可能性があります。
月経前症候群で記憶力が落ちたり、ミスが増えたりする状況と酷似しています。
閉経後、エストロゲンの値が落ち着くことで精神状態は安定するとも言われており、更年期を過ぎると物忘れが軽減するケースもあります。
そもそもエストロゲンには脳の神経伝達物質の量を増やす働きがあるとされており、実は学習や記憶に関わる脳の海馬と呼ばれる部分に受容体が存在することがわかってきています。
このエストロゲンをサプリメントから補うこともできますが、脳の働きをサポートする、青魚のDHAやEPAなど栄養素をバランスよく摂ることも大切です。
以上から更年期に差し掛かると物忘れがみられることはよくあると言われています。
記憶力が低下する原因とは?予防・対策はできるの?
年を取ってくると物忘れが多くなってきますが、そもそも記憶力は20歳代がピークでその後は徐々に低下してきます。そして、65歳を超えると物忘れが増えてくるといわれています。
さらに、記憶力が低下する原因は、加齢だけではなく、日常の生活習慣の中にもあります。
生活習慣の中に潜む物忘れの原因
栄養バランスの乱れた食生活を送っていたり、ストレスが溜まっている、睡眠不足、過労が続いているといった状況は、集中力が低下して物忘れをしやすくなります。
物忘れを予防、対策をするには、規則正しく栄養バランスの良い食事を心がけ、リラックスできる時間を作り、睡眠をしっかりとるようにしましょう。
また、指を使ったり、会話をする、ウォーキングなどの簡単な運動をするなど脳に適度な刺激を与えることも大切です。
物忘れが病気の症状のひとつであることも
認知症や脳腫瘍、うつ病などの病気が原因となっている場合もあります。
物忘れで日常生活に支障がある、その他にも手足のしびれや喋りにくさなど気になる症状がある場合は、早期に医師の診察を受けましょう。
ミネラルサプリメントのおすすめ4選!効果や選び方を解説!ビタミンも同時に摂取すべき? うつ病に効果はある?サプリメント3選!原因や改善するための生活習慣も解説します!脳のトレーニングで頭を活性化
人気の脳のトレーニング、略して脳トレは一大ブームを巻き起こしました。テレビやゲームなど様々な媒体で販売されています。
脳トレはその名の通り、脳の働きを活性化させるため、単語を覚えたり、物事を考えさせたりするトレーニングです。
脳トレのポイントは以下になります。
- 記憶力を鍛える
- 集中力を高める
- 計算力を鍛える
- 想像力を高める
それぞれおすすめの脳のトレーニング方法としては以下の方法がお手軽です。
- 記憶力には思い出の写真や家族写真などを5秒から10秒ほどみて写真に写っている人の服や表情などのクイズを出題する
- 集中力にはトランプを使用した神経衰弱ゲーム
- 計算力にはお財布に入っている小銭を一斉に出し、計算を素早く行う
- 想像力には時計を逆さに置いた状態で現在の時刻を当てるゲームをする
他にも身体を使ったゲームなどでも面白いですね。家族みんなで行えば盛り上がること間違いなしです。
是非お試しください。
物忘れ外来ではどんな治療が受けられるの?
物忘れというと、物忘れ外来という言葉を耳にしたことがある方もいるかもしれません。
物忘れ外来とは、加齢による物忘れと、アルツハイマー型認知症や血管障害型認知症など病気を原因とした物忘れを判別し、治療可能な物忘れに対する治療を行っている専門外来です。
加齢による物忘れと認知症の大きな違いは、その後の経過にあります。
たとえばアルツハイマー型認知症は初期は軽度な物忘れですが、数年をかけて病状が進行すると着替えや入浴、食事が難しくなり、自宅や家族を忘れてしまうといった重い症状が見られるようになります。
しかし初期の段階で発見できれば、アルツハイマー型認知症と血管障害型認知症のどちらも、症状を緩和させる治療を行い、一時的に進行を遅らせることができます。
また中には、治療法がある物忘れが起きているケースにも関わらず、物忘れの症状がとてもよく似ているため「認知症だから」「年だから」と放置してしまう場合もあります。
物忘れ外来の受診は、物忘れの原因を探り、適切な治療を受けるためにも大切といえるでしょう。
たとえばホルモンの異常による認知症や、ビタミンB1やビタミンB12が極度に欠乏して起きている物忘れは、それぞれ不足しているものを補うことで完治が目指せます。
硬膜下血腫や正常水頭症のように、脳の一部が圧迫されることで起きている物忘れの場合は、治療により物忘れが改善されます。
認知症はまだ原因が分かっていない
物忘れが増えてくると「認知症」の可能性が頭をよぎる方も多いでしょう。
知っておきたいのが、現段階では「認知症の予防」とはあくまでも「認知症になるのを遅らせること」であるという点です。
認知症は、ものを見たり記憶したりと、人のコミュニケーション能力の中心を担う神経細胞が欠けてしまうことで起こるとは分かっているものの、今もその根幹的な理由は分かっていません。
認知症で使われる薬
どの認知症でも必ず使われるわけではありませんが、症状の出方によっては人の記憶力の回復を期待して薬剤が処方される場合もあります。
抗認知症薬と呼ばれる薬で、記憶に関係する脳内で働くアセチルコリンという物質を、より長く脳内に留めておくことを目的として処方されます。商品名としてはアリセプトなどが挙げられます。
薬を使うことで、まだ元気な脳の細胞の機能を高め、記憶力を留めるのです。
しかしながら、完璧に脳の機能を維持する薬や、死んでしまった脳細胞を回復させる薬は現在はまだ作られていません。
また物忘れに対して薬が処方されるわけではなく、認知症の進行を食い止め、緩やかにすることが目的です。
物忘れに効果的な食品や栄養素とは?
物忘れを予防するには栄養バランスの良い食事を摂ることが大切です。
特に、物忘れに効果的といわれる食品、栄養素には下記のようなものがあります。
脳細胞の働きを高めるDHA、血液をサラサラにするEPA
DHA(ドコサヘキサエン酸)を豊富に含む食品は、脳を健康に保って認知力を高めると報告されています。
一方で、DHAやEPAの摂取によってすでに認知症を発症している方の認知機能を改善することは難しそうです。
以上のような研究結果があるため、認知症が起きていない人や物忘れが起きはじめの人にとってDHAやEPAは効果があるかもしれない、と考えられています。
また、EPA(エイコサペンタエン酸)には血管や血液を健康に保つ働きがあります。
DHAやEPAはイワシやサンマ、サバなどの青魚に多く含まれています。
魚を多く食べる人はアルツハイマー型認知症のリスクは低くなることが確認されているものの、サプリメントで摂取することや魚油を大量に摂取することについては、その効果を肯定する研究と否定する研究がそれぞれ存在します。
DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸は、1日当たり3,000mg以上摂取すると免疫機能への悪影響や、LDLコレステロール値の上昇、出血リスクの増大が考えられることから、多くても1日あたり1,000~2,000mgの摂取にとどめましょう。
脳の機能を維持するビタミンB群
脳の機能を維持するのに重要なビタミンとしてビタミンB群があります。
特にビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸は、脳神経系を正常に保ったり、神経伝達物質の生成に関わるため、これらのビタミンが不足すると、記憶力の低下に繋がる可能性があります。
高齢者は萎縮性胃炎という胃酸の分泌減少により、食品に含まれるビタミンB12が吸収されにくくなる上、ビタミンB12を多く使う腸内細菌の数も増えてしまい、ビタミンB12が極端に欠乏することがあります。
極端な欠乏が続くとビタミンB12欠乏症を発症する場合があり、うつ病や認知症などを引き起こす可能性があります。
また認知症のリスクを高める原因の1つである血中のアミノ酸のホモシステインが低下する報告があることから、認知症のリスク低下と関係がある可能性はあるものの、十分なエビデンスは不足している状態です。
体にとって必要なのは確かですが、たくさん摂取すれば認知症を回避できる、というわけではないのです。
それぞれのビタミンを多く含む食品は、
- ビタミンB1:豚肉やレバー、豆類など
- ビタミンB6:レバーや肉類、魚類
- ビタミンB12:レバーや魚介類
- 葉酸:レバーや枝豆、ブロッコリー、モロヘイヤ、ほうれん草などの緑黄色野菜
になります。
葉酸サプリメントのおすすめ3選!効果や比較する方法は?脳で働く細胞の老化を防ぐアスタキサンチン
アスタキサンチンは細胞の酸化を防ぐ強い抗酸化作用をもつ天然色素(カロテノイド)の一種です。
抗酸化物質は、細胞を酸化してダメージを与える活性酸素から細胞を守ります。脳細胞の老化を予防し記憶力の低下を抑えます。
特に、アスタキサンチンは脳で働くことができる抗酸化物質として注目されています。
アスタキサンチンを多く含む食品としては、エビやカニなどの甲殻類、サケやタイなどがあります。
今後も注目が集まるであろう、抗酸化成分
抗酸化作用を持つ栄養素は様々で、コエンザイムQ10やアスコルビン酸(ビタミンC)、ビタミンEなどが挙げられます。
また、2019年には抗酸化作用を持つ成分を使用したサプリメントにより、認知症による日常生活への影響が改善されたという研究結果が発表されました。
上記の研究では、オキシカット(旧Twendee X)というサプリメントを使用しており、全ての抗酸化作用を持つサプリメントに効果があったと決まったわけではありません。
こうした研究はまだ対象となる人数も少ないため、効果の有無については今後の研究で「本当は影響がなかった」と分かる可能性もある点には留意しておく必要があると言えそうです。
ファンケルの「記憶サポート」はどう?
安全面にも配慮した無添加化粧品などで知られるファンケルの「記憶サポート」は、イチョウ葉由来フラボノイド・テンペルラクトンを配合したサプリメントです。
イチョウ葉由来の成分については、一般的に「記憶力に良い」「認知症に良い」といわれます。
また認知機能については認知症に伴う耳鳴りやめまいといった症状の改善には役立つ可能性があるものの、まだ試験によるばらつきが大きく、その具体的な効果については不透明なままです。
つまり、どんな健康状態であれ、イチョウ葉が効果を発揮してくれるかどうかを示す結果が見つかっていないのです。
物忘れが気になる方におすすめのサプリメント5選!
物忘れが気になる方におすすめのサプリメントをご紹介します。
ただし、サプリメントは食品であり、病気に対する治療効果を期待するものではありませんので、あくまでも健康の維持を助けるものとして使用しましょう。
認知症などの病気による物忘れが疑われる場合は、早期に医師の診察を受けるようにしましょう。
DHAに記憶力を高めるハーブをプラス アサヒ ディアナチュラDHA withイチョウ葉
DHA・EPAと記憶力を高める働きがあるハーブとして注目されているイチョウ葉のダブルの働きで、物忘れが気になる方におすすめです。
コストパフォーマンスも良く、国内工場生産、香料、着色料、保存料無添加で安心感もあります。
・明らかに集中力が増しました
・何となく身体のキレが良くなり、すっきりした頭で仕事に臨めます
・視力が上がり会社のノートPCの画面も良く見えるようになり、脳もシャープになってます
脳の健康を保つ成分を集めた さくらフォレスト きなり極
きなり極は、脳の健康を保つDHA・EPAを配合しています。また中性脂肪を低下させる機能性表示が認められている商品です。
その他にも抗酸化物質のアスタキサンチンを含むクリルオイルがDHA・EPAの酸化を防ぎ、かつ脳細胞の酸化を防ぐ働きも期待できます。
血栓を溶かす唯一の成分といわれるナットウキナーゼも配合されています。リピート率も高いサプリメントで、物忘れが気になる方におすすめです。
・目覚めがスッキリとしてとても良いと思う
・頭がスッキリするので常用中
上記の記事では、きなり極にはどのような効果、副作用があるの解説し、定価から67%OFFの税込1,980円で購入する方法も解説しています。
最近うっかり続きでぐったりなアナタにおすすめ! DHC DHA
大手健康食品メーカーであるDHCの人気商品「DHA」は頭に良いとされるDHAとEPAがたっぷり620mgも配合されています。
「なんだかうっかりしてしまうことが増えた」「パソコンの見過ぎで疲れてぐったり」「集中力が全然続かない!」といったお悩みはありませんか?
そんなあなたには青魚パワーがおすすめです。先述の通り、青魚に含まれるDHAとEPAは脳神経へ働きかけ、頭をスッキリさせてくれます。
しかし実のところDHAは人の体では十分に作れない上に、何匹も1日に魚を食べることは難しく不足しがちな成分です。さらにDHAは酸化しやすいとも言われています。
DHCのサプリメントは、そんな不足しがちなDHAとEPAを脅威の620mgも配合しています。その内訳はDHAが510mg、EPAは110mgとなっています。
また酸化に強いビタミンEを配合することでさらに効率よくDHAとEPAを吸収できるサプリメントに仕上げています。1日にたった4粒程度で必要なDHAとEPAが摂取できます。
他社と比べても価格の安さはダントツです。また安さだけではなく、品質管理も徹底されています。興味のある方は是非お試しください。
・価格がリーズナブルで始めやすい
・有名食品メーカーだからこそその品質に期待できる
・飲み始めてから物忘れが減った
注意機能の維持に役立つオメガ脂肪酸がたっぷり! サントリー オメガエイド
サントリーは食品メーカーとして老舗のブランドです。飲料水などが有名ですが、サプリメントもたくさん販売しています。
サントリーのサプリメントの中でも人気の「オメガエイド」をご紹介いたします。
最近こんなことはありませんか。
- 探し物が見つからない
- 何をしに来たか忘れる
- カギをかけたか分からず不安になる
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これらの症状は加齢とともに生じる生理的な注意機能の低下です。物忘れもこの機能低下によって引き起こされます。
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サントリーのサプリメント「オメガエイド」にはこの3つのオメガ脂肪酸を酸化から守るアスタキサンチンと呼ばれる成分が含まれています。
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物忘れが気になる方は是非一度お試しください。
・飲み始めてから忘れっぽさが減ったと周りから言われる
・頭がスッキリしてきた
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エネルギー代謝を高める、小林製薬 還元型コエンザイムQ10&ピクノジェノール
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