ビタミンEサプリメントのおすすめ3選!効果、飲むタイミングは?

そもそもビタミンEとは?その効果を解説!

ビタミンを多く含む、とはよく聞きますが、そもそもビタミンとは人間が健やかに成長し、それを維持するために必要な成分です。

必要なビタミンの量はごく微量ですが、その微量なビタミンのうちいくつかは、体内ではほとんど作られません。したがって食事から摂取し、補う必要があります。

食事から補いたいビタミンの1つ、ビタミンEは強い抗酸化作用を持つビタミンで、体の中にある脂肪が酸化するのを防ぐ働きがあります。

ビタミンEと一口に言っても、実はα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)という4種のトコフェロールと、4種のトコトリエノール、合計8種類の化合物の総称です。

8種類はそれぞれ作用や、食品ごとに含まれているが異なるのですが、総称してビタミンEと呼ばれています。

日本人が最も多く摂取し、かつ一番作用が強いのはα-トコフェロールであり、目安量はこのα-トコフェロールにおいて定められています。

また脂質に溶けやすい脂溶性ビタミンなので、腸からリンパ管を通して体内に吸収されます。

ビタミンEの主な効果

ビタミンEの効果は、大きく分けると「抗酸化作用」「細胞膜の安定」「血流改善」の3つです。

血管を健康に保つ働きや、血中のLDLコレステロールの酸化を防ぐなど、主に細胞内が酸化するのを防ぐ作用があることで知られています。

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この酸化を防ぐ作用に加え、細胞膜に結び付いて安定させる効果があり、特に赤血球においてはその膜を安定させるため、不足すると赤血球が壊れやすくなる恐れがあります。

赤血球が壊れやすくなると、貧血の原因にもつながります。反対に適切な量のビタミンEを補給することは、細胞膜を安定させるために大切なことです。

さらに血管を拡張して血液を流れやすくする効果を持ち、肌荒れの改善や予防、しもやけ、生理不順にも効果を発揮するとされます。

ビタミンEとしもやけ

しもやけは炎症の1つであり、寒さから血液のめぐりが悪くなることで起こります。

むず痒さや痛み、熱っぽさといった症状が見られ、特に肌が露出している部位や、血液が巡りにくい手や足の指先、冬場に露出しやすい耳たぶや鼻先などに起きやすいとされます。

この治療に使われるのが、血行を促進し冷えを予防するビタミンE(トコフェロール)を含む錠剤や軟膏です。ゆっくりと血行を改善し、しもやけの諸症状を軽くしてくれます。

市販薬としてはオロナインやユースキンAが挙げられます。

しかし、しもやけは皮膚の変色や出血などを伴う場合もあるため、その際は市販薬やサプリメントの利用ではなく、皮膚科を受診しましょう。

妊活にビタミンEは効果あり?

ビタミンEが発見されたのは、実は動物実験です。ラットにおいて、欠乏すると妊娠しづらくなる物質として発見され、反対に十分な量があると不妊を解消するビタミンであることが分かったのです。

その性質から「トコフェロール(子供を産ませる、子供を産む力を与える)」という意味を持つ化学名が命名されました。

ビタミンEはその機能の1つとして、女性ホルモンの分泌調整機能を持っています。

また血流改善効果が期待できるため、生理不順や冷え性の改善、新陳代謝アップを通して、妊娠に適した子宮内膜を整えやすいとされます。

男性にとっても高い抗酸化作用を持つビタミンEは精子の運動率を高めたり、精子の数を増やしたり、体の老化に関する問題を整えることにも効果が期待できます。

多く摂りすぎる必要は決してありませんが、ビタミンEが日常的に不足しないよう補うことで、妊娠に向けて体調を整える効果が期待できます。

授乳中や妊娠中は飲んでも大丈夫?

基本的には、授乳中妊娠中は食品から栄養を摂ることを前提としたいところですが、難しい場合はサプリメントを活用すると良いでしょう。

授乳中や妊娠中に栄養不足の状態が続くと体調不良にもなりやすく、赤ちゃんはもとより自分自身も危険に晒すこととなります。

ビタミンEサプリメントについては、過剰摂取にならないような量を選択することをおすすめします。授乳中は1日当たり6.5mg、授乳中なら7.0mgが必要とされています。

あまりに配合量が多いサプリメントは避けて、製造元や成分量、原材料、添加物に関してもしっかり確認することが前提です。

摂取量や飲みたいと考えているサプリメントの安全性が気になる場合は、かかりつけの医師や薬剤師へ相談することをおすすめします。

ビタミンEを豊富に含む食品とは?

ビタミンEを豊富に含む食品の代表格が、緑茶(煎茶)です。茶葉100gあたり、およそ64.9mgのビタミンEが含まれます。

そのほかにも、アーモンドをはじめとするナッツ類、ひまわり油やオリーブオイル、米ぬか油など植物油にも含まれます。

また魚ではアユやあんこうのキモ、すじこやシーチキンにも含まれます。野菜類では、特にモロヘイヤやかぼちゃに豊富です。

熱や酸にも強いため、調理しても栄養として損なわれることはほとんどありません。

ですがあまり多くは食べられない食材や、脂質を含む食材も多いため、毎日摂取するのが難しいという側面もあります。

そういった意味では、適切な量のビタミンEサプリメントを使うことも1つの方法です。

ビタミンEが不足すると起こる症状とは?摂取基準はどれくらい?

通常の食生活を送る限り不足はしませんが、ビタミンEの摂取目標量は1日当たり成人男性なら6.5mg、成人女性は6.0mgが推奨されています。

不足するとごくまれに神経や筋肉の障害が生じることがあり、未熟児なら赤血球が壊れることで生じる貧血になる場合もありますが、もともと脂質を吸収しづらい病気を持っているケースがほとんどです。

一方で、不足すると体の中の抗酸化力が衰えてしまいます。

すると血中のコレステロールが酸化しやすくなったり、紫外線の刺激への防御が薄くなるので皮膚にシミやシワができやすくなったり、血行が悪くなったりします。

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また脂っこい食事をよく食べる人も、ビタミンEが体内で増えた脂肪の酸化を防ぐためにどんどん消費されてしまい、たとえ野菜やナッツを食べていても消費されて足りなくなることがあります。

そのため、量的に不足していなかったとしても、ビタミンEが含まれる食材を摂取するのは大切なことです。

ビタミンEが不足すると起こる症状とは?摂取基準はどれくらい?

ビタミンEに副作用はある?その安全性を解説!

基本的に野菜類やナッツ類などを含む食事を食べていればビタミンEが不足したり、反対に過剰摂取になることはありません。

大量に摂取したとしても、その2/3ほどが便として体の外に排出されます。

注意したいのは、ビタミンEをサプリメントを使って補給している場合です。

過剰摂取にならないように定められている耐容上限量は、成人男性なら750~900mg、女性は650~700mgとされています。

この量は非常に多い量なので、通常の食生活ではまず上限を超えることはありません。

しかし市販のサプリメントをいくつか飲んでいる場合、ビタミンEが酸化防止剤として使用されていることもあり、気が付かないうちに大量に摂取していることがあります。

そのため、ビタミンEのサプリメントを追加して飲む場合や、毎日の摂取量には十分な注意が必要です。

ビタミンEサプリメントと注意したい薬の飲み合わせ

サプリメントを通してビタミンEの過剰摂取が続くと、血液が固まりにくくなり、ケガをした場合も血が止まりにくくなります。

したがってワーファリンなど血液を固まりにくくする薬を飲んでいる場合は、その作用を強めてしまうこともあります。

またビタミンCやセレニウムなど、同様に抗酸化作用を持つサプリメントを合わせて飲むことで、血中コレステロールの管理に必要な薬の効果を下げてしまう可能性があります。

これらの薬を内服している際は、ビタミンEサプリメントを利用する前にかかりつけ医に相談し、ビタミンEサプリメントを本当に飲んだ方が良いか確認した方が良いでしょう。

また過剰摂取を継続していると、骨粗しょう症のリスクを高める可能性がある、という報告もあるため注意が必要です。

他の内服治療や抗がん剤治療、放射線療法を受けている場合も、ビタミンEサプリメントを飲み始めて良いか、担当医や薬剤師によく相談しましょう。治療の有効性に影響を及ぼす可能性があります。

サプリメントは食品ですが「食事から摂る以上に多量の栄養素を摂取する」こと、そして「過剰摂取の危険性が伴う」ことは、十分理解したうえで使用を検討しましょう。

ビタミンEサプリメントの飲み方・選び方を解説!

ビタミンEとビタミンC、Aは抗酸化作用を持つ代表的な成分として、一緒に摂取することをおすすめします。

特にビタミンCはビタミンEの働きをサポートしてくれるほか、体液中に存在して抗酸化作用を発揮してくれるので、ビタミンEがカバーできない部分を守ってくれます。

そのため基本的にはビタミンEが単体で含まれるサプリメントよりも、ビタミンCが一緒に摂取できるサプリメントを選ぶのがおすすめです。

また「毎日続けられるかどうか」「自分にとって飲みやすい形をしているか」「摂取基準を超えないか」などの点に注意しましょう。

特に日本人は普段の食生活でビタミンEをしっかり摂取できていることが多いので、摂取基準を大幅に超えていないか確かめるためにも、ビタミンEの量が分かるサプリメントを選ぶことが大切です。

もちろん、普段の生活でビタミンEがきちんと摂れているのなら、ビタミンEサプリメントを無理に購入する必要はありません。

サプリメントはあくまでも、普段の食生活で補えない栄養素をサポートするための「食品」です。

不要な食品をむやみに買わないように、サプリメントも栄養素的に多すぎるようなら、買わないという選択肢を持つことも大切です。

ビタミンEの「天然」と「人工(合成)」の違い

ビタミンEサプリメントを見ると「天然(食物由来)」と表記があるものが見られます。

ビタミンEという名称は単一の成分を指すと思われがちですが、一番最初に説明したように8種類の同族体の総称であり、それぞれ効果が異なります。

天然由来のビタミンEは、合成のビタミンEより効力が高いとされており、天然型ビタミンEの方が合成型ビタミンより人間の体の中で活性しやすいため、少量で十分な効果を得られるとされます。

製造と抽出方法がこの違いを作り出しており、合成型ビタミンの場合は原料を化学的に反応させ作り出し、表記としては「酢酸dl-a-トコフェロール」や「all rac」と表記されます。

天然型ビタミンEの場合は、植物油から直接抽出したあと、酢酸をくわえて安定化させるため「酢酸d-a-トコフェロール」という表記になります。

またもう一つあるのが、天然ビタミンEと呼ばれる「植物油からビタミンEを抽出しそのままの状態で安定させたもの」があります。

体内での効力で見ると、合成型、天然型、天然の順に高くなることが知られています。

しかし天然型ビタミンEは、コスト的に合成型より高くなる傾向があり、経済的に負担になることもあります。

その点に留意しつつ、より高い効果を求める場合には天然型や天然ビタミンEが使用されているサプリメントを選ぶのも、選び方の1つのポイントと言えるでしょう。

ビタミンEサプリメントの飲み方、飲むタイミング

脂溶性ビタミンであるビタミンEは、サプリメントの場合も脂質と一緒に摂取することが効果的です。

そのため食事とともに摂取することが大切ですが、注意しておきたいのはビタミンEサプリメントを飲む時間帯です。

ビタミンEは血液をサラサラにしてくれる作用を持ちますが、ミネラル鉄分が体に吸収されるのを難しくするともいわれています。

そのため鉄分を含むサプリメントを飲む時間帯と、ビタミンEのサプリメントを飲む時間帯は分けた方が良いでしょう。

ビタミンEサプリメントのおすすめ3選!

それではビタミンEとビタミンCを両方含む、おすすめのサプリメントを3つ紹介します。

グミタイプでお手軽、UHA味覚糖 UHAグミサプリ ビタミンE

1粒あたり75mgのビタミンEと12mgのビタミンCが含まれているサプリメントで、パイナップル味のグミタイプになっています。

目安は1日2粒ですが、なかなかサプリメントは飲みづらい、後味や臭いに敏感、という人におすすめです。

口コミ
・グミタイプなので錠剤が苦手でも飲みやすい
・飲むのが辛いときも続けやすい
・味が美味しいのでうっかり子供に食べられないよう注意

3つのビタミンを一度に、ディアナチュラ ビタミンC・E・A

1日分あたりビタミンC400mg、ビタミンE26mg、ビタミンA650μgが摂取できるお得な錠剤タイプのサプリメントです。1日当たり約3円ほどとコスパも抜群です。

錠剤のサイズはやや大きめですが、これ1粒で3つのビタミンすべての1日当たりの目安量を摂取できるため、普段から野菜やフルーツ不足が気になる人におすすめです。

口コミ
・ニキビができにくくなり、治りやすくなった
・肌が綺麗になる
・価格が安いので長期的に続けやすい

マルチビタミンタイプなら、DHC マルチビタミン

マルチビタミンタイプとしてビタミンEやCはもちろん、ビタミンB群葉酸なども含まれているお得なサプリメントです。

葉酸サプリメントのおすすめ3選!効果や比較する方法は?

ビタミンEは1日当たり10mg、ビタミンCは100mgなので簡単に1日の目安量を摂取できます。サプリメントを増やすと添加物が心配、と考える人におすすめです。

口コミ
・価格が安いので続けやすい
・1日1粒で良いので飲み忘れがない
・体調を崩しにくくなった

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DHC(ディー・エイチ・シー)

天然型ビタミンEを使用したおすすめサプリメント2選!

天然型ビタミンEを使用したおすすめサプリメントをご紹介します。

天然ビタミンE、LIFE STYLE ビタミンE400

1粒当たり天然型ビタミンEが268mg摂取でき、1瓶に100粒入っています。

LIFE STYLEはアメリカのサプリメントメーカーで、激しいサプリメントメーカー競争を勝ち抜いてきた、老舗のメーカーです。

天然素材使用をメインとする天然サプリメントメーカーの中では、比較的値段が手ごろなため人気が高いのが特徴です。

したがって、100粒入りで4,000円以上とやや高めですが、同じくらいの天然型ビタミンEが摂取できる医薬品と比較しても価格としては安くなっています。

口コミ
・しもやけが解消された
・肌が綺麗になった
・医薬品より手頃

気軽に購入できる、DHC 天然ビタミンE(大豆)

1粒当たり天然型ビタミンEが301.5mg摂取できる、DHCのサプリメントです。

天然型ビタミンEサプリメントとしては価格が非常に安く、90日分で1,150円ほどで購入できます。

口コミ
・癖もなく飲みやすい
・値段がとにかく魅力的
・しもやけに悩まなくなった