低血圧におすすめのサプリメント3選!効果のある栄養素を解説!

低血圧とはどんな状態?原因や症状を解説します!

血圧は、状況によってある程度変化しますが、つねに最大(収縮期)血圧が100mmHg以下であることを「低血圧症」といいます。

低血圧の症状としては、立ちくらみ、疲れやすい、倦怠感、頭痛、肩こりなどです。

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また、低血圧は血行障害なので、冷えやむくみなどが生じやすくなることもあります。さらに低血圧の方は、一般の方に比べ、エネルギーを生み出す力が弱くなっているため、筋肉や骨が弱くなりがちです。

低血圧は原因によって分類される

低血圧の原因の約9割が遺伝的なもので、これを本態性低血圧といいます。

体質的なものがほとんどであり、本人が困っていない限りは病気とされることはありません。

一方で、栄養不足、過度の疲労、心臓病、外傷や月経による出血など原因のある低血圧のことを症候性低血圧と分類します。

症候性低血圧は、その原因に応じて起立性低血圧や食後低血圧などに分類されることもあります。

起立性低血圧

40代以降に多い低血圧としては、急に立ち上がったりしたときにめまいを感じる起立性低血圧というものもあります。

原因が明らかではないものを突発性起立性低血圧症原因にある疾患がはっきり分かっているものを二次性起立性低血圧症といいます。

突発性起立性低血圧症の原因はまだはっきりと分かってはいませんが、神経系の障害により起こると考えられています。

二次性起立性低血圧症に多いとされるのは、糖尿病や心疾患、内分泌系疾患などです。

内服中の薬が原因となっている場合もあり、降圧薬や精神安定剤なども原因となります。

食後低血圧

食後低血圧は、食後に消化のために胃に血液が集まり、心臓へ戻りづらくなる場合に起こる低血圧です。

心臓の機能の衰えた高齢者に多く、食べた後に眠気やだるさといった軽い症状の方から、時には失神してしまう方もいます。

血圧は季節によっても差が激しい

血圧は季節によって変動が大きく、一般的には冬に高くなり、夏に低くなります。これは、夏の暑さで末端の血管がゆるみ、血液が滞る(血液の流れが緩やかになる)ことで、血圧が下がりやすくなるためです。

そのため、低血圧の方は、夏バテを起こしやすくなります。

もし、これらの症状に該当する方は、循環器科を受診することをおすすめします。循環器科は、高血圧症や心臓疾患の方のための診療科という印象ですが、低血圧症も高血圧症と同様に、体内の血液循環をしっかり管理していく必要があるのです。

低血圧と貧血って何が違うの?

低血圧と貧血の違いは、血液の材料不足が原因になっているかどうかです。

貧血の症状と低血圧の症状は似ている部分も多く、たとえば疲れやすい、体がだるい、疲れた時の回復がゆっくり、冬が寒くて起きれないなどの症状が挙げられます。

低血圧は「心臓から血液を送り出す仕組みが何らかの原因で弱くなっている」ことが原因です。

一方で貧血は「血液中を流れているヘモグロビンや赤血球の数が少ない」ために「全身に供給される酸素や栄養の量が減ってしまう」ことで起こります。

そのため、貧血でも血圧には問題がないことも多く、同じように低血圧でも血液検査では異常が見られないこともあります。

ただし原因が異なるため、貧血でなおかつ低血圧という人もいます。

症状が似ているからこそ診察を受けよう

貧血と低血圧は原因が異なりますが、症状がよく似ているため、中には「自分は貧血だ」と思い込んでいる低血圧の方もいるかもしれません。

似ているからこそ、病院で診察を受けたうえで、貧血なら貧血、低血圧なら低血圧に対して、自分に合う治療を選択していくことが大切です。

低血圧が原因となる病気はある?

低血圧になってすぐ何かしらの病気が起きるわけではありませんが、低血圧の状態が続くと、日常生活への影響が年を重ねるごとに増加していきます。

私たちの体は酸素や栄養を、体中の血管から血液を通して補給しています。ところが年齢を重ねるごとに代謝が低下し、より多くの酸素や栄養素がないと機能維持が難しくなります。

しかし低血圧の症状が続くと、酸素や栄養素の量が少なく、代謝が悪くなってしまいます。

疲れやだるさから眠りにくくなり、ストレスも溜まりやすく、一見するとうつ病のような症状を呈する可能性があるのです。

また低血圧により気を失って転倒したことをきっかけに、骨折障害などが起きるリスクもあります。

ビンガムトン大学の発表によると
慢性的な低血圧が継続すると、認知症の発症リスクが高まる可能性が指摘できる

若いから大丈夫、などと放置せず、きちんと治療を行うことが大切です。

低血圧を改善するために必要な生活習慣と栄養素とは?

低血圧を改善するには、食事や運動をはじめ、生活全般を見直すことが大切です。

栄養面では、血行を改善するビタミンE、疲労回復を高めるビタミンB1、エネルギーを高めるたんぱく質などを積極的に摂り入れましょう。

ビタミンEはナッツ類、ビタミンB1は豚肉、レバー、玄米、オートミールに多く含まれています。

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また、血行改善だけでなく食欲増進にも効果的な、しょうがや香味野菜、唐辛子などの辛味食材は、こまめに摂りたい食品です。

運動は、それ自体が血行を促進する効果があります。また、筋肉をつけることで収縮運動が活発となり、血行をさらに改善させます。

ただし、激しい運動は、体力消耗にもつながりかねないので、少し息が上がる程度の軽い運動を長時間続けるようにしましょう。

生活面では、入浴をシャワーで済ませるのではなく、適度に湯船に浸かって血行を促すようにしましょう。寝起きが悪い方は、急に起き上がるのではなく、まずは布団の中で、手足を少し動かしてみてください。だんだんと血流が良くなり、すっきりと目覚めることができます。

低血圧は辛い!対処方法を紹介

低血圧による自覚症状は様々で、めまい、立ちくらみ、頭痛、身体のだるさなどがあります。どれも辛い症状で、生活に支障が出るほど酷いケースもあります。

低血圧の原因として循環血液量の減少が挙げられます。血液は心臓を出て、血管を押し広げることで血圧を保ちます。脱水などになるとこの循環血液量が減少し、血圧が下がります。

その他の原因としては心臓が血液を全身に送り出す力、すなわち心拍出量の減少などでも血圧が下がります。また筋肉が落ちていると末梢血管の血液を循環させる力が弱まり、血圧が下がることもあります。

日頃の運動不足などにより筋肉が衰えていると血圧の変化に身体がついていかず、血圧低下を引き起こすことがあります。これが起立性低血圧と呼ばれています。

対処方法としては、運動習慣をつくることや急激な体勢の変化を避けるといったことが挙げられます。

日頃運動不足の方におすすめの運動はウォーキングです。息が軽くはずむくらいのスピードで、かつ大股で歩きます。リズムは一定に保ち、呼吸を安定させます。

ランニングなどのような急激な負荷をかけず、徐々に慣らしていきましょう。

低血圧は辛い!対処方法を紹介

低血圧の治療法とは

低血圧の治療法としては、主に薬物療法です。もちろん軽度であれば、食事や運動、起立時などの対処で済むこともあります。

主な薬物療法としては、昇圧剤があります。字の通り、血圧をあげるお薬です。一般的に血圧をあげる作用としては、血管の細胞を刺激することにより、末梢血管の緊張を高めます。

これにより血管を収縮させて血圧を上昇させます。副作用としては過度の血圧上昇、頻脈、不整脈などを引き起こし、中枢神経が刺激されることにより、不眠や興奮状態が生じることがあります。

上記は血圧に直接働きかける薬物ですが、低血圧による不快症状を緩和させるお薬もあります。

その代表例が抗不安薬です。全身のだるさやめまい、頭痛、頭重感などの全身症状に対して、自律神経の緊張を和らげたり、精神を安定させたりします。

日常生活の注意点としては先述の通り、過労や極度のストレスを避け、規則正しい生活を送ることが重要です。特に睡眠不足は低血圧に伴う様々な不快症状を増悪させやすいので注意が必要です。

合わせてバランスの良い食事と水分摂取を十分に行いましょう。食後のカフェインは交感神経を刺激し、血液循環を良くすると言われています。睡眠に不安がない方は食後のコーヒーを是非楽しんでみてください。

また血液の元となる鉄分タンパク質を意識して摂ることもおすすめです。鉄が不足し、貧血状態になるとさらにめまいや動悸、息切れ、倦怠感などの症状は悪化します。

そして前項の通り、低血圧にとって大切な運動習慣をつけましょう。筋肉が少ないと血液循環は悪くなります。

他には動作をゆっくりと行うことや、寒暖差に注意することで低血圧による諸症状を和らげることができます。

低血圧の時に多く用いられる漢方薬は?

低血圧の際に用いられる漢方薬には、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)や補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)などが挙げられます。

しかしこれらの漢方薬は、低血圧の治療ではなく、低血圧を原因とする「困っている症状の改善」のために使われます。

そのため、はっきりとした原因がない低血圧の際には、症状に応じて処方されることもあります。

たとえば半夏白朮天麻湯は、胃腸が弱っていて下肢が冷えており、めまいや頭痛などを感じている方に処方されます。

補中益気湯は胃腸が弱っていて、気力や体力低下、脱力感がある時に用いられます。

十全大補湯は胃腸は弱っていないものの、貧血や体力低下に悩んでいる場合に用いられる漢方薬です。

注意したいのは、漢方薬であっても効き目が緩やかとは限らず、人によってはすぐに効果が出たり、効果が出過ぎてしまう恐れがあることです。

特に、すでに低血圧で病院へ受診している方や、漢方薬の選び方がいまいちわからないという方は、まずは受診している病院への相談や、漢方薬について詳しい医師や薬剤師への相談を心がけましょう。

低血圧におすすめのサプリメント3選!

まず基本は、食事を3食しっかり摂ることです。特に炭水化物とたんぱく質を含む食事が理想的です。その上で、サプリメントを利用することで、食事が無駄なくエネルギー源となり、体の隅から隅までしっかり血液が流れ、低血圧を防ぎます。

ビタミンB群の推奨量を満たす、大塚製薬 マルチビタミン&ミネラル

ビタミンB1は、糖質がエネルギー源になるのを助ける栄養素で、ビタミンBは、たんぱく質がアミノ酸に分解され、体内で有効利用されるために必要な栄養素です。これら2つの栄養素を始め、ビタミンB群は、摂取した栄養素をエネルギーに変換するために必要な栄養素と言えます。

このサプリメントは、ビタミンB群において、日本人の98%が不足しない量(食事摂取基準で言う「推奨量」)を全て満たしている優れものです。

口コミ
・コストパフォーマンスがよく続けやすい
・飲み始めてから身体のだるさが改善した

細胞を元気にするコエンザイムQ10が摂取できる、カネカユアヘルスケア 還元型コエンザイムQ10

コエンザイムQ10は、細胞内のミトコンドリアに多く存在し、エネルギーを作り出す補酵素として作用します。

医薬品として心臓病の方に処方されますが、当然、血圧管理が良くない低血圧の方に対しても、エネルギーを生み出し、血圧を正常にするために必要な栄養素です。体内での合成能力は、20歳をピークに年齢とともに衰えます。

食材としては、さば、いわし、牛肉や豚肉など、動物性のものに多く含まれますが、低血圧は食事だけでは改善しにくいため、サプリメントで効率良く摂り入れるのがおすすめです。

このサプリメントは、「還元型」という種類のコエンザイムを用いており、細胞の衰え(=酸化)を防止する抗酸化作用があります。

細胞を元気にすることで、食べたものをしっかりエネルギーに変え、体内の血液循環を改善し、安定した血圧を維持することができるのです。また、コエンザイムQ10をしっかり100mg摂ることができ、金額も1日あたり120円なので、気軽に試しやすいのも魅力の一つです。

口コミ
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筋肉を動かすカルニチンが豊富な、DHC カルニチン

体内のカルニチンのほとんどは、筋肉にあります。筋肉は、体の中で最もエネルギーを生み出す部分です。特に低血圧の方は、エネルギー産生がうまく働いていない可能性が高いため、積極的に摂りたい栄養素です。この栄養素も、加齢により減少することが示されています。

食材としては、羊肉、牛肉、赤貝などに多く含まれています。サプリメントで補いたい場合は、朝起きて、活動する前がおすすめです。カルニチンは、摂取して40分程度経つと、効果を発揮し始めると言われています。

しかもこのサプリメントは、L-カルニチンの量が他のサプリメントに比べて多く含まれており(750mg)、金額面でも無理しない範囲で試すことができます。カルニチンで筋肉をしっかり動かし、血液の流れを良くすることで、低血圧による不調を早めに治しましょう。

口コミ
・低血圧で朝起きることがとても辛かったが、飲み始めてから身体が軽くなった
・肉があまり好きではないため、このサプリメントで補っている
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DHC(ディー・エイチ・シー)

以上、低血圧におすすめのサプリメントをご紹介いたしました。低血圧の症状はとても辛いものです。症状がひどい場合は必ず医療機関を受診しましょう。

合わせて食事内容や運動習慣をこの機会に見直していただけましたら幸いです。