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マルチビタミンサプリメントとは?グミタイプ、ミネラルの必要性も解説!
マルチビタミンサプリメントとは、様々なビタミンやミネラルを配合したサプリメントで、一般的に必要とされるほとんど全てのビタミンを含んでいます。
普段の食事で野菜や果物、肉類、魚類など、様々な種類の食品を摂る機会が少ない人が、栄養を補う目的で活用されます。
あくまでも栄養のサポート役のため、健康的な食事の完全な代用にはなりません。
様々な食品を毎日摂れる人にとっては、その食事こそがマルチビタミンサプリメントとして役立っているようなものです。
男性向け、女性向け、子供向け、スポーツ向けなど、目的に応じて様々な配合量のマルチビタミンサプリメントがあります。
またその形態もカプセルや錠剤タイプもあれば、甘くておいしいグミタイプ、液体状のドリンクタイプなどがあります。
自分にとって飲みやすい形態が選べるのも、マルチビタミンサプリメントの特徴です。
ミネラルを含むものもある
マルチビタミンサプリメントの中には、さらにミネラルも合わせて補えるサプリメントがあります。
人間の体には16種類ものミネラルが栄養素として欠かせないことが分かっており、必須ミネラルと呼ばれています。
しかしこれらのミネラルを人間は作り出せないため、食事やサプリメントを通じて、体の外から摂取する必要があります。
そのため次のような人にとって、マルチビタミン・ミネラルサプリメントは、有効でしょう。
- 食品からだけでは十分に栄養を補えない人
- ダイエットで低カロリーの食事を心がけている人
- 食事量が少ない人
- 何らかの理由で特定の食品を避けている人
マルチビタミンは筋トレにも有効?
マルチビタミンを補うことは、筋トレにも有効です。
その理由は筋トレの際に筋肉を動かすのに欠かせないエネルギーも、筋肉の材料となるタンパク質の代謝も、体内での酸素の運搬も、全てビタミンが重要な役目を果たしているからです。
筋トレがハードになり、それに伴うタンパク質や糖質、脂質の摂取が増えている場合、通常の食事だけでは特にビタミンB群やビタミンCが不足する場合があります。
ビタミンが不足すると筋トレのパフォーマンスが下がるだけでなく、免疫力の低下や筋肉量の低下が起きる場合があります。
野菜や果物、海藻、キノコ類など、様々な食品を摂る機会が少ない場合は、マルチビタミンサプリメントを利用してビタミンを補うことも重要です。
男性・女性それぞれに必要なビタミンを解説!
男女ともに必要なビタミン、男女それぞれ不足しているビタミンについて、それぞれ解説します。
男女ともに必要なビタミン
男女ともに体にとって重要なビタミンが「ビタミンC」と「ビタミンD」です。
ビタミンCは免疫力や肌や関節を構成するコラーゲンに欠かせないため、男女どちらでも不足しないように補いたいビタミンです。
またビタミンDは日光を浴びることで体内でも合成されますが、デスクワークが多い人や、運動はしていても室内に居ることが多い人は不足することがあります。
体内で作り出せない、ビタミンC
水に溶けやすい性質を持つビタミンCは、人間が体内で作り出せないビタミンの1つです。
不足すると皮膚や軟骨、血管などを構成するコラーゲンやタンパク質の生成が出来なくなってしまい、貧血や倦怠感、疲労、食欲の低下が起こります。
アルコールをよく飲む人や、食生活に偏りがある人、喫煙者はビタミンCが不足しやすく、その中でもビタミンCを1日当たり10mg以下しか摂れていない人は壊血病になる場合があります。
一方で体内への吸収率は1日当たり200mgまでで摂取した量のおよそ90%が吸収されます。一方で1日1g以上摂取すると、その吸収率は50%以下にまで低下してしまいます。
1日当たりの摂取量は日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、18歳以上の男女ともに1日あたり100mgが推奨量とされています。
妊婦の場合は1日あたりプラス10mg、授乳中の人はプラス45mgが付加量として推奨されています。
日に当たらない人に不足しがち、ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートし、神経伝達や筋肉の収縮などを正常に保つ働きや、骨粗しょう症予防に効果があるとされるビタミンです。
皮膚が日光に当たることで体内で生成されるものの、デスクワークをする人の増加など日光に当たる機会が少ない人において、不足する場合があります。
日本人の食事摂取基準(2020年版)において男女ともに推奨量は8.5μgですが、2018年の国民健康・栄養調査によると男性は1日当たり平均6.9μg、女性は6.3μgと、不足しています。
食品ではカツオやサケ、カレイなどの魚や、きくらげやシイタケなどキノコ類に豊富なものの、こうした食品を摂る機会が少ない人は不足する可能性があります。
男性に必要なビタミン
男性に必要なビタミンとして、運動量や食生活、飲み会が多い人に不足しがちなビタミンB1、ビタミンB2が挙げられます。
食生活が不規則な人に、ビタミンB1
ビタミンB1は、ご飯やパン、麺類など炭水化物に多く含まれる糖質をエネルギーに変換するサポート役のほか、免疫機能や赤血球を作る際に欠かせないビタミンです。
特に炭水化物を食事のメインにしている人や、アルコールを多く摂取することによってビタミンB1を多く消費している人には必要な栄養素です。
脂っこいものが好きな人に、ビタミンB2
タンパク質や脂質、糖質など、食品に含まれる栄養素のうちエネルギーとなってくれるものを代謝するのに欠かせないビタミンです。
特に脂っこいものを多く食べた場合や、飲酒に伴い消費が多くなります。
2018年の国民健康・栄養調査によると、男性全体でのビタミンB2の平均摂取量は1日当たり1.22mgです。
1日の必要量とされる推奨量は、18~49歳までで1.6mg、50~74歳までで1.5mg、75歳以上では1.3mgとなっています。
ただし男性だけに不足するわけではなく、年々生活習慣病のリスクを高める量の飲酒をしている人の割合が増加している女性でも不足しがちなビタミンです。
女性に必要なビタミン
女性に必要なビタミンには、血行を良くして冷えの解消や肌へ栄養を届けてくれるビタミンEや、妊娠を希望する人に大切な葉酸、貧血予防に重要なビタミンB12とB6が挙げられます。
女性に多い冷え性や美肌作りに、ビタミンE
ビタミンEは極端に不足すると神経や筋肉に障害が起きる恐れもありますが、基本的には不足することが少ない栄養素です。
1日当たりの推奨量は男性の場合は18~49歳までが6.0mg、50~74歳までが7.0mg、75歳以上が6.5mgとされます。
女性の場合は、18~29歳までが5.0mg、30~49歳が5.5mg、50~64歳までが6.0mg、65歳以上は6.5mgが推奨量です。
なお妊娠中の場合は6.5mg、授乳中の場合は7.0mgとされます。
ビタミンEの摂取において特に注意したいのが過剰摂取です。
複数のサプリメントを併用する場合は、過剰摂取にならないように注意しましょう。
妊娠を希望する女性に、葉酸
ビタミンB群に属する葉酸は、赤血球の産生を助けてくれるほか、DNAやタンパク質の合成促進、細胞の産生・再生などを助けてくれる重要なビタミンです。
推奨量は、18歳以上の男女ともに1日当たり240μgです。
そのため妊娠を希望する1カ月前から妊娠3カ月目まで、1日400μgをプラスして摂ることが推奨されています。
妊娠3カ月目を過ぎた後は少し減って、1日240μgプラスに変わるため、サプリメントを利用する際はこのタイミングで変更するとよいでしょう。
妊娠前の葉酸サプリメントの利用が推奨されているのは、同じ食品から葉酸を摂取したとしても、体の中で吸収されて活用される量に大きなばらつきがあるためです。
サプリメントなど栄養補助食品に使用される合成型の葉酸(プテロイルモノグルタミン酸)は、吸収率もよく、体内で効率よく利用されるためです。
ただし過剰摂取による健康障害のリスクもあることから、食品とサプリメントからの摂取双方を含めて、1日当たり900~1,000μgが上限量として設けられています。
貧血予防に、ビタミンB12
アミノ酸の代謝を助けるビタミンB12は、それぞれ赤血球の成熟に関わっており、正常な赤血球を作るのに欠かせないビタミンです。
赤血球は体の中で酸素を運ぶ役目を持っており、私たちの体がきちんと活動するために非常に重要な存在です。
1日当たりの推奨量は男女ともに2.4μgで、女性の場合は妊娠中はプラス0.4μg、授乳中はプラス0.8μgが必要とされます。
2018年の国民健康・栄養調査では、平均的に推奨量を満たしていることが報告されていますが、極端な菜食主義者や胃全摘手術を受けた人の場合、不足することがあります。
飲みやすい否かでも比較!iHerbマルチビタミンのおすすめランキング!
iHerbのマルチビタミンの中でも、日本人でも過剰摂取になりにくい成分量のサプリメントを紹介します。
飲みやすさについては、日本のサプリメントに比べると栄養量の豊富さなどからどうしてもサイズが大きくなりがちです。
そこで水に溶かして飲めるか、1日1回ではなく複数回に分けて飲めるものを中心に選びました。
まずは、iHerbでのお得な購入方法をご紹介します。
1位、添加物不使用、Garden of Life, Vitamin Code, Men
人工甘味料や人工香料、着色料、錠剤の形にするための添加物等が不使用で、有機栽培の野菜や果物をベースに作られているサプリメントです。
男性向けに鉄が配合されていないため、男女で摂取量の差が大きい鉄を自分の年齢に応じて調整できます。
輸入品のため価格が変動する可能性はありますが、120カプセル入りと240カプセル入りの2種類があり、1日4カプセルでおよそ105円です。
カプセルが大きく飲みづらい場合は、中身を水やジュースに混ぜて摂取可能なため、比較的飲みやすいと言えます。
・原料が安全で全て植物から作られている
・カプセルを飲み込むときに野菜の味がするが、エネルギー不足が解消される
・激しいトレーニングをしても体調不良が起きにくくなった
2位、コスパの高さが魅力、Nature’s Way, Alive! Max Potency
男女で推奨される摂取量が異なる鉄以外のミネラルやビタミンがマルチに配合されたサプリメントです。
アミノ酸を含めた野菜由来のパウダーなどが配合されており、サプリメントの体内での溶けやすさや吸収率についても工夫されているサプリメントです。
グルテンや砂糖、小麦、大豆、人工甘味料、人工着色料、人工保存料も含まれていません。
1日当たり60円、1タブレットあたり20円と、成分量に対しコスパも高い製品です。容量は30~180錠まで複数あるため、目的に応じて選べます。
1日3回に分けて飲めるようになっているものの、1粒が2cmほどあるため、必要に応じてサプリメントカッターなどで切るとよいでしょう。
・生理不順だったのが落ち着いて気持ちの波ができにくくなった
・鉄だけ必要な量を補えるので便利
・体調の波が起きにくくなった
・大きさと臭いが気になるが、栄養面もコスパにも満足している
3位、鉄も補いたいなら、Rainbow Light, ジャスト・ワンス、女性用
鉄6mgを補えるサプリメントで、合成着色料や保存料、香料なども使われていません。
またグルテンや小麦、乳製品の他、ピーナッツや卵、魚、甲殻類も不使用のため、こうした食品にアレルギーがある人でも使いやすくなっています。
1日分あたり35円、90錠入りと150錠入りがあるコスパの良い商品ですが、1日1粒のためサプリメントのサイズはかなり大きめです。
・1粒だけでいいのでその点は手軽
・サイズがやはり大きいので分割した方が摂りやすい
・鉄の量がちょうどいい
4位、話題の成分も補うなら、Now Foods, ADAM、スーペリアメンズマルチ
マルチビタミンとミネラルの他、コエンザイムQ10やリコピン、レスベラトロール、ルテインなどが配合されたサプリメントです。
男性向けに鉄が配合されておらず、必要に応じて補えます。値段は1日3粒で54円、1カプセルあたり18円です。
ソフトカプセルタイプで30日分(90カプセル)と60日分(180カプセル)の2通りがあります。
・日本人が飲んでも過剰摂取になりにくい
・職場で風邪をひく人が増えても平気だった
・カプセルタイプなので大きくても錠剤より飲みやすい