イチョウ葉エキス(ギンコ)サプリメントのおすすめ3選!副作用は?

そもそもイチョウ葉エキス(ギンコ)とは?

銀杏を作るイチョウは、街路樹などにも用いられ、私たちにとっては身近な樹木の1つです。

イチョウ葉エキスは、そのイチョウの葉から適切な処置を行い、抽出されたエキスを指します。

ケルセチンやルチンをはじめとする様々なフラボノイド配糖体や、テルペンラクトンなどが含まれているのが特徴です。

しかしギンコール酸という、アレルギーや接触性皮膚炎を引き起こす物質も同様に含まれており、安全性を確保するために規格が設けられています。

その規格とは、「フラボノイド配糖体 (22~27%) とテルペンラクトン (5~7%) 、有害成分とされるギンコール酸 (5 ppm以下) 」というもので、この範囲内にあるエキスなら適切に使う範囲において安全とされます。

イチョウ葉(ギンコ)の効果とは?認知症、耳鳴りに効く?

成分規格を有するイチョウ葉エキスの製品においては、記憶障害や耳鳴り、めまいの改善に対し有効性があると考えられています。

またテルペンラクトンというイチョウ葉エキスに含まれる成分は、血小板がくっつきあうのを阻害し、血行を良くすることで血液量を増やす効果が期待されます。

健康な人にとっても、イチョウ葉エキスの摂取によって記憶力や注意力、反応速度をアップしたとする実験があります。

認知症やアルツハイマーの認知機能改善についても有効性があると考えられていますが、予防効果については疑問視されています。

ある研究では、5年間毎日イチョウ葉エキス120mgを1日2回内服してもらっても、認知症の発症リスクへの影響は認められず、改善効果がなかったとする報告もあります。

認知症は1つの原因だけではなく、様々な原因が複雑に絡み合って発生する人の方がはるかに多いため、イチョウ葉エキスだけで改善・予防することは困難です。

生活にとり入れる場合は、効果を期待して摂取しすぎないようにし、すでに医薬品を使った治療を受けている人はまず医師と相談したうえで、安全な製品を使うことを心がけましょう。

イチョウ葉(ギンコ)の若い世代への効果は不明

イチョウ葉エキスの若年者への効果については、効果があるとする意見と、効果がないとする意見が双方あり、明確なことは分かっていません。

2012年までの研究を比較検討した報告では、イチョウ葉エキスの摂取の、60歳以下の健康な成人に対する認知能向上との関連は認められていません。

参考 Is Ginkgo biloba a cognitive enhancer in healthy individuals? A meta-analysis.NCBI

一方で、個々の項目でみると、イチョウ葉エキスの摂取によって記憶の質や反応速度に対し改善が認められたとする意見もあります。

またイチョウ葉エキスの使用者のうち効果が得られたと感じる人もいれば、そうでない人もいるため、過度な期待は禁物といえそうです。

イチョウ葉(ギンコ)はうつ病にも効果がある?

はっきりとはまだ分かっていませんが、イチョウ葉エキスの摂取によって脳内の血液の流れが増えるほか、神経伝達物質が増えることで、うつ病の症状を軽くし、思考能力を改善する可能性が考えられています。

また中国で行われた研究に限られるものの、複数の研究を比較・検討した結果、統合失調症の人の補助としてイチョウ葉エキスがめまいや不安など、随伴する症状の軽減には関連が認められたとする報告もあります。

参考 Efficacy and safety of extract of Ginkgo biloba as an adjunct therapy in chronic schizophrenia: A systematic review of randomized, double-blind, placebo-controlled studies with meta-analysis.NCBI

ただ日本人にもこの研究結果が当てはまるとは限らないため、うつ病への効果について具体的な部分はまだ分かっていません。

またイチョウ葉エキスと医薬品との相互作用の危険があり、抗うつ剤と併用すると、気分の高揚により躁状態になってしまう可能性があります。

すでにうつ病の治療を開始されている方は、必ず治療中の医療機関で相談したうえで利用を検討しましょう。

海外と日本では、イチョウ葉エキス(ギンコ)の製法に違いがある

ヨーロッパなど海外ではポピュラーだったためか、イチョウ葉エキスの情報は海外の情報をベースにしたものが多く、そのまま日本の製品には当てはめられない可能性があります。

まず日本で使用されているイチョウ葉エキスは、エタノールと水を使用した抽出方法が用いられています。

一方で海外では、アセトンと水を使った抽出方法が利用されています。アセトンは脂溶性のものをよく溶かす性質があり、マニキュアの除光液やバイクのメンテナンス時の汚れ落としに使われます。

しかし日本では食品の製造にアセトンが利用できないため、海外とは抽出方法自体が異なります。

かつ海外にはイチョウ葉エキスの医薬品グレードのもの、食品(サプリメント)グレードのものが2通りあり、臨床試験が報告されているのは医薬品グレードのものです。

効果をもたらしているとされるフラボノイド配糖体やテルペンラクトンの抽出に問題はないものの、そうした違いがあることを踏まえて使用した方がよいでしょう。

イチョウ葉(ギンコ)の副作用とは?薬との併用で脳出血の危険性あり?

イチョウ葉エキスの安全な摂取量は、適切な成分規格を有するエキスに限り、1日120~240mg以下が安全性が高いとされています。

副作用としては、稀に胃や腸の不快感、頭痛、めまい、動悸(胸のドキドキ感)や、便秘、皮膚のアレルギー反応などが起きることがあります。

また重篤なものになると、下痢吐き気、嘔吐、筋緊張の低下が起きることがあり、必要以上に飲むことはおすすめできません。

医薬品との相互作用の危険性

イチョウ葉エキスと医薬品の相互作用として、特に危険視されているのはアスピリンやワルファリンといった血液をサラサラにして血栓ができにくくする薬の効果を高めすぎてしまうというものです。

ワルファリンだけを内服している人よりも、イチョウ葉エキスとワルファリンを併用している人の方が、出血リスクが高かったという報告もされています。

出血リスクが高まると、内出血や、手術中に通常より出血量が多くなるケースが指摘されています。

出血リスクの高まりは高齢者だけでなく、妊娠・出産を控えた女性にとって、出産時や予期せぬ出血に伴う大量出血などの危険を伴います。

動物実験の段階ですが、卵母細胞の生殖力を妨げる可能性もあるため、不妊治療中の人や妊娠を希望している夫婦は飲まないことをおすすめします。

またイチョウ葉エキスを大量に摂取すると、肝臓がもつ薬を代謝する作用が誘導され、その薬が想定していない効果を及ぼす可能性もあり、注意が必要です。

そのため、糖尿病高血圧、うつ病などで薬を使用している人、漢方薬を使用している人も含めて、必ず使う前に医師と相談してください。

製品を選ぶときは規格に沿ったものかチェック

サプリメントの他にもイチョウ葉のお茶が販売されていますが、成分量がサプリメント以上に不明確で、調整ができないため、基本的には避けた方が良いと考えられます。

加えて、含まれるイチョウ葉エキスの内容量に対し、フラボノイド配糖体などの成分をきちんと明記している商品を選びましょう。

過去に、アレルギーを起こすギンコール酸の濃度が極めて高いものが含まれていて、問題となりました。

お茶だからといって安全とは限らない

ギンコール酸が極めて多く抽出されるような、自分でイチョウ葉を拾い集めて作るお茶の作り方が広まったこともありますが、危険なため避けた方が良いでしょう。

イチョウ葉はハウス栽培のように一定の品質に管理されているわけではないため、ギンコール酸の摂取量が一定ではなく、どの程度なら飲んでも良いか判断が難しいためです。

また煮だした時間や淹れ方によっても、茶の中に含まれる成分量が変わってしまいます。

もしイチョウ葉茶をどうしても使用したいのであれば、商品として販売されているもので、なおかつ、成分内容が表記してあるものを使うようにしましょう。

イチョウ葉(ギンコ)の副作用とは?薬との併用で脳出血の危険性あり?

イチョウ葉(ギンコ)はいつ飲むべき?寝る前が良い?

イチョウ葉エキスを飲むタイミングは、食後がおすすめです。過剰摂取に注意し、1日当たり120~240mgを複数回に分けて摂ると効果的です。

寝る前でも問題はありませんが、空腹状態だと胃が物を飲み込んだという刺激から、胃酸の分泌を開始し吐き気や腹痛が起きることもあるため、注意しましょう。

イチョウ葉エキス(ギンコ)サプリメントのおすすめ3選!

国内規格に則ったエキスを使っていて、かつイチョウ葉エキスの内容を公表している商品の中からおすすめのサプリメントを3つ紹介します。

記載内容が明確、小林製薬 イチョウ葉 約30日分

小林製薬のサプリメントは栄養成分や機能性関与成分、原料などが非常に細かく掲示されており、1日の配合量は日本の公益財団法人日本健康・栄養食品協会が定める基準をクリアしています。

またアレルギーを起こす可能性があるギンコール酸については、基準値である5ppm以下の1ppm以下になるように設定されており、安全性も高い商品です。

エキス量については、1日分につきイチョウ葉フラボノイド配糖体が28.8mgであることから計算すると、28.8mg÷24%=120mgとなり、問題ない量であることが分かります。

口コミ
・物事の覚えやすさが非常にスムーズになった
・保存料などが無添加で丁度良いと思い選んだ

価格とコスパで選ぶなら、DHC イチョウ葉

1日3粒あたりイチョウ葉由来フラボノイド配糖体43.2mg、イチョウ葉由来テルペンラクトン10.8mg配合された商品で、ビタミンB群も一緒に補えます。

30日分で税込874円、1日当たり30円前後と、イチョウ葉エキスを含有する機能性表示食品としてはコスパが非常に高いのが特徴です。

口コミ
・長く続けたいのでコスパ的に助かる
・記憶が良くなるような気がする
・長期的に試したいのでお手頃で使いやすい

小粒の飲みやすいものが欲しい人に、ネイチャーメイド イチョウ葉

1日2粒でイチョウ葉エキスが合計120mg摂れる製品で、機能性表示食品として届け出が行われています。

成分量としては上記2つに比べるとやや少なめですが、飲みやすく手に入りやすい商品です。

口コミ
・使っていないときと比べると記憶力があるような気がする
・プラシーボ効果だったとしても後悔がない価格
・いつも使っているメーカーの商品なので安心

海外産のイチョウ葉エキスサプリメントのおすすめは?

海外産のイチョウ葉エキスサプリメントを探すときは、日本産のサプリメントと同様に配合成分とイチョウ葉エキスの量を調べるようにしましょう。

まず「フラボノイド配糖体 (22~27%) とテルペンラクトン (5~7%) 、有害成分とされるギンコール酸 (5 ppm以下) 」であるかチェックします。

また配合量も、合計で1日当たり120mg摂取できるか調べておくと良いでしょう。

家族や高齢者が摂取する目的で購入する場合は、日本産のものよりカプセルが大きい商品も多いことを覚えておきましょう。

ここでは、エキスの成分内容と配合量が分かる、比較的カプセルが小さいサイズの海外産サプリメントを紹介します。

なお海外産サプリメントの購入は、世界的にも有名な通販サイトiHerbがおすすめです。まずは、iHerbでのお得な購入方法をご案内します。

iHerbでのお得な購入方法

濃度が高めのサプリメントが欲しい方に、Doctor’s Best, Extra Strength Ginkgo、120 mg

24%のフラボノイド配糖体および6%のテルペンラクトンが含まれるサプリメントです。

内容量は1カプセルあたり120mgで、日本のサプリメントよりはやや大きめですが、コスパに優れており、継続して使いやすくなっています。

口コミ
・飲むと1日すっきりした感覚で過ごせる
・朝に飲んでおくと暗記力が高まる
・安心のために飲んでいるという感じで、効果はそれほど実感できていない

複合タイプが欲しい方に、Irwin Naturals, ギンコースマート, マキシマム フォーカス & メモリー

カルニチンやαリポ酸など、神経伝達物質のサポートや抗酸化作用があるとされる成分を複数含んだサプリメントです。

イチョウ葉エキスだけでなく、オメガ3脂肪酸などをはじめ、様々な成分をまとめて補いたい方に向いています。

ただし血糖値への影響や薬への影響、小児や授乳中妊娠中の方への影響が懸念されるため、該当する方は使用しないようにしましょう。

口コミ
・毎日飲んでいるとど忘れが減った
・やや含有量が高めなため、気になる方はもっと少なめから始めた方がいいかも