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そもそもラクトフェリンとは？その効果を解説！
ラクトフェリンは、抵抗力の低い赤ちゃんを外敵から守るために、お母さんの母乳から赤ちゃんに渡る重要なたんぱく質です。
牛乳にもラクトフェリンは含まれていますが、その割合は母乳に比べると10分の1ほどしかありません。
母乳に多いと言っても出産後5日くらいまでの初乳に含まれるラクトフェリンは100mlあたり0.6g、出産後3週間以後になれば100mlあたり0.2gほどですが、赤ちゃんを外敵から守れる成分です。
また母乳だけではなく、体の外と通じて細菌やウイルスなどが入ってきやすい目や鼻、口の分泌物や血液中にも含まれ、病原菌などが体に入ってこないよう作用しています。
ラクトフェリンの効能については、現在も世界中で研究されており全ては解明されていませんが、判明しているものについてご紹介します。
免疫を上げる
ラクトフェリンは、腸内フローラの改善をサポートする作用があり、免疫機能を上げアレルギーの予防や症状の改善が期待できます。
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抗菌や抗ウイルス作用がある
ラクトフェリンは、ピロリ菌の除菌率を上げる効果や風邪の発症率を低下させる効果があります。
また子供が罹りやすいノロウイルスやロタウイルスなどに対しても、感染の予防や感染しても症状を緩和できる効果があるとされています。
歯周病の抑制
ラクトフェリンの抗菌作用に関しても、研究が進んでいます。
また免疫力そのものを高めることで、口腔内の歯周病の原因となる菌が増えるのを予防する効果もあるのではないか、と考えられています。
したがって歯周病や歯肉炎、口内炎の悪化予防にも効果的といわれています。
癌の予防
ラクトフェリンは、癌細胞をアポトーシスに誘導する事で、発症予防出来ると期待されています。
アポトーシスとは細胞が役目を終えると自ら死んでいくという機能で、癌細胞にはこの機能がないため増え続けるのです。
内臓脂肪を減少させる
ラクトフェリンが、脂肪を分解したり脂肪の合成を防いだりする事で、内臓脂肪を減少させられます。
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貧血を改善する
ラクトフェリンは、鉄と結合しやすく鉄分を吸収しやすくするため、貧血の予防や改善効果があります。
ビフィズス菌を増やす効果が期待できる
ラクトフェリンは、ビフィズス菌などの善玉菌を増やす効果に関しても注目が集まっています。
人間の腸は善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つの腸内細菌がバランスを取り合うことで、体にとって必要な栄養素を生成します。
またラクトフェリンによって善玉菌が増えると、悪玉菌が原因となった便の悪臭が消えやすくなり、排便リズムも整いやすくなります。
善玉菌のエサであるオリゴ糖を含むラクトフェリンサプリメントやラクトフェリンを含む食品も多いため、腸内環境が悪化している人にとっては、便秘改善にも効果が期待できます。
効果があるのは悪玉菌由来の便秘だけ
便秘には腸内環境が原因ではない便秘もあるため、ラクトフェリンサプリメントでは効果がない人もいます。
慢性的に便秘が続いている人の原因は、次のように複数挙げられます。
- 疾患や内服薬
- 食べる量が少なくて便が大腸を通りきれない
- 食物繊維不足や腸内環境の悪化で便が硬くなってしまい出しにくい
- 筋力の衰えや腸の収縮力の低下により便をうまく出せない
- 普段から便秘を我慢する習慣がついている
- ストレスで腸内が痙攣してしまいうまく便が出せない
このうち、ラクトフェリンサプリメントの効果が期待できる便秘は、食物繊維不足など便が硬くなってしまった場合や、食べる量が少なくて便が大腸を通り切れない場合です。
ラクトフェリンサプリメントは善玉菌を増やしてくれるため、結果として便に含まれる善玉菌の量も増え、便の量自体が多くなることで便意を感じやすくなります。
しかし何らかの疾患や薬による症状として便秘になっていた場合や、ストレスや便意を我慢することによって便秘が起きていた場合など、ラクトフェリンサプリメントだけでは便秘を改善できないこともあります。
お通じの回数が以前より減ってしまった、下腹部が痛くて気持ち悪い、トイレに行きたい感じが無い、便が出ても血が混じっているといった便秘が起きているようなら、消化器内科の受診も1つの方法です。
受診の際には、便秘の状態や最近のお通じの回数、出てきた便の色や形、硬さ、飲んでいるサプリメントや薬についても伝えられるように用意しておくのがおすすめです。
ラクトフェリンサプリメントは子供に飲ませても大丈夫？
ラクトフェリンそのものは子供が摂取しても安全な物質であり、アメリカ食品医薬品局（FDA）によって「一般的に安全と認められる物質(Gras)」とされています。
ただしラクトフェリンサプリメントごとに配合されている成分に違いがあるため、必ずしもラクトフェリンサプリメントが安全とは言い切れません。
また大人向けのサプリメントの場合、子供に飲ませないことが前提となっているものがほとんどです。
子供は大人をそのまま小さくした存在ではなく、まだまだ胃腸など消化器官や肝臓や腎臓といった器官の解毒能力も未熟です。
体内の水分の割合も大人より高いため、たとえサプリメントであっても、大人用のものをそのまま流用するのは危険です。
したがってラクトフェリン以外にどんな成分が含まれているのか、子供に飲ませても安心なのか、自分の目でしっかり確かめる必要があります。
子供に飲ませるならアレルギーにも注意
ラクトフェリンは牛乳から作られるため、牛乳アレルギーの人は注意が必要です。
したがって子供に牛乳アレルギーがあった場合、ラクトフェリンサプリメントを飲むことでアレルギー症状を起こす場合があります。
またカプセルタイプのサプリメントの場合、原料にゼラチンが使われてることも多く、アレルギーの原因になる可能性があります。
すでに牛乳アレルギーやゼラチンアレルギーが分かっている場合は、注意した方が良いでしょう。
子供に飲ませるなら何歳からOK？
もし子供に飲ませる場合は、そのサプリメントが対応している年齢を超えてから飲ませるようにしましょう。サプリメントを子供が無事に飲み込めるかどうかもポイントです。
たとえば噛んで食べるチュアブル錠の場合は、食事をしっかり噛める年齢に達していれば摂取できます。
一方、錠剤やカプセルなどを飲み込めるのは、一般的には5～6歳ごろからとされています。3歳未満の子供は喉に詰まらせる可能性が高いため、避けた方がいいでしょう。
子供にも効果は期待できる？
子供の場合も、その子に適したラクトフェリンサプリメントであれば、自然免疫のサポートに効果が期待されます。
人間の免疫は元々体に備わっている自然免疫と、風邪などにかかることで同じウイルスや細菌を防御する免疫が身につく獲得免疫の2つがあります。
獲得免疫の能力は5歳くらいから少しずつ成長し、健康な小学生高学年の子供であれば免疫系の働きは大人とほとんど変わらないと考えられています。
免疫系の働きが十分に育つ間に、自然免疫をサポートする役目として、ラクトフェリンサプリメントを使うのも1つの方法といえるでしょう。
ラクトフェリンサプリメントは授乳中に摂取しても良いの？
基本的には、ラクトフェリンを授乳中に摂取しても問題はないとされます。
しかし、副作用が起きるのはどの量からなのか、どの程度の量なら大丈夫か、という点については分かっていません。
そのため各サプリメントで目安とされている量以上飲むと、思わぬ影響が出る恐れがあります。
一般的にラクトフェリンサプリメントには、150～600mgが含まれることが多く、目安として1日当たり100～300mgの摂取が有効とされています。
また1度摂取するとおよそ24時間有効のため、飲み過ぎにも注意しましょう。
疾患にて治療中、薬を内服中の場合は、サプリメントにより薬の効果に影響が出る恐れがあります。
必ず医師や薬剤師に相談し、その上で内服を検討しましょう。
ラクトフェリンは妊活にも効果的っていうのは本当？
現段階ではまだ研究中ではありますが、ラクトフェリンが子宮内膜および膣の環境を整え、着床結果が促進される可能性があるといわれています。
人間の子宮や膣内では、ラクトバチルスという乳酸菌が広く存在し、他のウイルスや病原菌が繁殖できないように保っていることが分かっています。
このラクトバチルスを増やすことが妊活に効果的である可能性があるため、研究が進んでいるのです。
ラクトバチルスを増やすことが、妊娠という結果に結び付く明確な理由と決まったわけではありませんが、ラクトバチルスが有利な子宮内環境を整えることが着床に有益な可能性があるとして研究が進んでいます。
ラクトフェリンは不妊治療中の体に害はないの？
ラクトフェリンの摂取そのものについては問題ないものの、不妊治療中の方はかかりつけの病院で相談することをおすすめします。
ラクトフェリン以外にも必要な栄養素があるかもしれませんし、ラクトフェリンサプリメントが治療の妨げになる場合もあるかもしれません。
またラクトバチルスが本当に少ないかどうかは、検査を行わないと分からないという面もあります。
実際にラクトフェリンサプリメントの活用を行いたい、健康のためにも子宮内や膣の細菌環境を知りたいといった希望を、かかりつけの医師へ伝えるところから始めてみましょう。
ラクトフェリンの摂取には、サプリメントとヨーグルトどっちがおすすめ？
結論から言うと、ヨーグルトからラクトフェリンを摂取するのは難しいとされています。
それは、ラクトフェリンが熱と酸に弱いためです。ヨーグルトのように高温殺菌された乳製品からは、基本的にはラクトフェリンを摂る事は出来ません。
また高温殺菌されていない乳製品でも、胃酸には分解されてしまいます。
そのためには、ラクトフェリンのサプリメントが有効ですが、有効成分を腸にまで届かせて効果を出すためには、胃酸に強いカプセルなどを使用し腸溶性になっている製品を選ぶ必要があります。
今までは、腸溶性でないラクトフェリンを選んではいけないと言われていましたが、ラクトフェリンは胃で分解されるとラクトフェリシンという成分に変わる事を森永乳業が発見しました。
このラクトフェリシンは、ラクトフェリンよりも抗菌作用が400倍もあるとわかっています。そのために抗菌作用を目的とするなら、腸溶性のサプリメントを選ばなくても問題はないと言えます。
自分の目的に合ったサプリメントを選びましょう。
手に入りやすいおすすめヨーグルト、森永乳業 森永ラクトフェリンヨーグルト
ヨーグルトでこまめに摂りたい、錠剤型のサプリメントはどうしても苦手と考える人、特にラクトフェリンの抗菌作用に期待する人におすすめのヨーグルトです。
1個当たり100mgのラクトフェリンが配合されています。
飲むヨーグルトタイプもあるため、おいしく続けたい人におすすめです。
・2歳半の子供と一緒に食べています。お腹の調子を悪くせずに過ごせているので、続けたい
・周囲に風邪ひきの人が多くても、風邪をひかずに過ごせる
ラクトフェリンサプリメントの選び方とは？
ラクトフェリンサプリメントを選ぶポイントは「期待する効果」をはっきりさせることです。
たとえば「抗菌や抗ウイルス作用」を目的とするのであれば、特にこだわらずにラクトフェリンサプリメントを選べます。
ここではラクトフェリサプリメントの選び方について、疑問を解決しながら紹介します。
ラクトフェリンがどれくらい摂取できるサプリメントを選ぶべき？
ラクトフェリンの1日あたりの摂取量は、明確には決まっていません。
アメリカにおいてラクトフェリンはFDAより一般的に安全とみなされた物質（GRAS）の認定を受けており、サプリメントでは150～300mg前後が配合されていることが多いです。
また臨床試験では、1日当たり700mgを摂取してもらうという研究もおこなわれています。
ただし明確に決まっていないからといって、大量に摂取していいわけではありません。
人によっては体質や過剰摂取により、下痢や便秘、食欲不振、皮疹、悪寒などが起きる可能性があります。
継続して摂取することが大切なため、ラクトフェリンサプリメントで摂取する場合は1日当たりのメーカーごとの指示を守るように心がけましょう。
続けやすいサプリメントを選ぶべき？
研究では、ラクトフェリンの摂取を開始して2～3ヶ月以上経過してから効果が確認されています。
解熱剤や鎮痛剤といった薬のように、すぐに効果が出ることはありません。
2～3ヶ月継続するために、摂取しやすい価格帯や容量、飲みやすさを考えて選びましょう。
ラクトフェリンサプリメントは、日本製とアメリカ製、海外製どちらを選ぶべき？
「どのような効果をラクトフェリンサプリメントに求めるか」によって、海外製と日本製のどちらを選ぶべきかが異なります。
たとえば海外製のラクトフェリンサプリメントにはベジタリアン向けのものが豊富なため、動物性のゼラチンを避けたい人にとっては海外製がおすすめです。
海外製のサプリメントは基本的に安全性などは問題ありませんが、輸入に時間がかかるケースも多いです。すぐに飲み始めたい人や輸送中の匂い移りが気になる人には日本製がおすすめです。
自分にとって、どうしてラクトフェリンサプリメントを摂りたいか、検討したうえで選びましょう。
海外製のサプリメントを試したい方向けにおすすめの商品を1つご紹介します。
海外製のサプリメントを購入する際には、iHerbを利用することがおすすめです。iHerbでのお得な購入方法をご紹介します。
シンプルなものが良い方に、Jarrow Formulas ラクトフェリン 250mg
1カプセル当たり250mgのラクトフェリンが配合された、サプリメントです。
1日1粒が目安となっており、比較的匂いが少なく飲みやすいことから人気があります。
・飲み始めてから肌のきめが整うようになった
・1日1粒で良いので、続けるのが楽
ラクトフェリンサプリメントのおすすめランキング！
ラクトフェリンを主体にしたサプリメントで、腸溶性のものと、腸溶性でなくてもおすすめ出来る製品をご紹介しています。口コミも併せてご参考ください。
独自の技術で腸まで届く ライオン ナイススリムエッセンス ラクトフェリン
脂肪の分解を促進し、脂肪が合成されるのを抑制する効果が、メーカー研究によって確認されました。
1日の目安は3粒で、ラクトフェリン300mg配合です。
口コミ
・飲み始めて体重が増加しなくなった
・食事制限を全くしないで3か月で体重が3kg減った
・ダイエット目的で買ったが、まず風邪を引かなくなってお通じが良くなった
・1か月で生え際にびっしりあった白髪が消えた。これ以外に何も変えていないのでこの効果だと思う
2時間以上の耐酸性カプセル使用 太陽堂製薬 ラクトフェリン
1日の目安2粒で、310mgのラクトフェリンが配合されています。ラクトフェリンだけを摂りたい方におすすめのサプリメントです。
口コミ
・毎年花粉症に悩まされてきたが、今年は大幅に軽減された
・1年3か月飲んでいるが、お腹が強くなり多少の事ではお腹を下さなくなった
・服用2週間目でお腹の辺りがスッキリしはじめた
・原因不明の下痢が続いていたが治った
胃で分解され作用がアップするラクトフェリシン 森永 ラクトフェリンプラス
１日の目安6粒で、ラクトフェリン600mgの高配合です。腸溶性ではないため胃酸で分解されますが、抗菌作用は上がり、またビフィズス菌BB536もプラスされるため、二つの力でより強いサポートが期待できます。
ミルク風味で舐めたり齧ったりできるため、子供にも飲ませやすくなっています。
口コミ
・舐めたり齧ったり出来るので、6粒でも気にならず続けられている
・便通が良くなってお腹がスッキリした。また疲れが取れたようで朝の目覚めが良くなった
・日常化していた鼻水が止まった。お腹の調子も良い
・喉の痛みがなくなり体のだるさも軽減している
水無しで飲めるチュアブルタイプ DHC ラクトフェリン
1日の目安3粒で、ラクトフェリンが300mgの配合です。その他、ビフィズス菌3億個やオリゴ糖であるラクチュロースもプラスされています。噛んで飲めるので、子供にも飲ませやすくなっています。
口コミ
・これを飲み始めてから、幼稚園でノロや胃腸炎が流行っても感染する事がなくなった
・飲み始めて体重が3kg減った
・子供が幼稚園でノロをもらって帰ってきて家族全員感染したが、軽症で済んだ
・頻繁にお腹を壊したり風邪を引いていたのがぱったり無くなった
