脂肪肝におすすめのサプリメント3選!効果的な成分とは?

脂肪肝に効果的な成分とは?

脂肪肝に効果的な成分としては、脂肪細胞の分解と燃焼が期待でき、かつ肝臓を保護してくれるような成分が理想です。

例えば、小林製薬のナイシトールは脂肪を分解・燃焼させ、脂質を便と一緒に押し出す働きがある防風通聖散と呼ばれる漢方薬です。

合わせてオルニチンなどの肝機能をリカバリーするような成分が含まれているとよいです。

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脂肪肝や肝機能の数値を下げる働きがあることで有名なタウリンもおすすめの成分です。

タウリンアミノ酸の一種で、大正製薬が発売しているリポビタンDなどが有名です。タウリン自体は私たちの身体のあらゆる細胞に含まれています。

タウリンを摂取することで期待できる働きとしては、アルコールの分解のサポート、肝臓の細胞がもつ再生力を高める、肝臓にまとわりつく中性脂肪を排出させるといった働きが期待されています。

タウリンを多く含む食品としてもっとも有名なものは、牡蠣やホタテ、しじみなどの貝類です。どれもよく食べるものですが、毎日摂取することは大変です。そのため、サプリメントなどをうまく活用して補うのも一つの手でしょう。

脂肪肝にはコーヒーや緑茶がおすすめ?

コーヒーや緑茶を飲むことで、脂肪肝を改善するためのダイエットがしやすくなる効果や、炎症を和らげる作用が期待できます。

国立がん研究センターの研究によると
コーヒーを毎日飲む人では男女に関係なく肝がんの発症率が約半分以下に減少し、1日5杯以上飲む人では4分の1以下にまで低くなる

コーヒーに含まれるカフェインは代謝を高め、ダイエット時の運動や脂肪燃焼に効果的です。

コーヒーや緑茶には抗酸化作用のある成分も豊富に含まれており、脂肪肝で起きている炎症を抑え、細胞の酸化を防ぐ効果も期待されます。

しかしコーヒーや緑茶に含まれるどの成分が関与しているのか、サプリメントなどで単体で摂取しても効果は期待できるのか、という点については、まだ不明確です。

コーヒーというとカフェインが豊富ですが、緑茶にもカフェインが豊富に含まれています。しかし緑茶をよく飲んでいる人の場合、肝がんの発症率は低くなりませんでした。

岩手県立大学の研究によると
緑茶に含まれるカテキンは、コレステロールが多い食事を摂取した時の脂質代謝に効果的である

カテキンは摂取後、体内で吸収される量が少ないため、サプリメントで一度に大量にとるよりお茶として少しずつ飲んだ方が効果的です。

そのためコーヒーや緑茶そのものを、毎日適度に飲むことが現段階ではおすすめとされています。

ウコンやLシステインは?

脂肪肝に作用がある他の食品や栄養素としてはウコンやLシステイン、マリアアザミなどもおすすめです。

ウコンにはクルクミンと呼ばれる肝臓を保護したら肝臓の機能をサポートしたりする働きがあります。

実際にウコンを飲んだ後の血液中のアルコール濃度は一定下がっているという研究結果もあります。

Lシステインは美容関連でよく耳にする成分だと思います。実はこのLシステインは肝機能をサポートする働きとアルコールを分解する脱水素酵素の働きがダブルである侮れない成分なのです。

美容でもよく使用される成分ですので、特に女性の方にはお試しいただきたい成分です。

マリアアザミとは南ヨーロッパやアジア、北アフリカに広く生息するキク科の植物です。その形は名前では想像のできないようなトゲのある葉をいくつも持っています。

マリアアザミには肝臓を保護し代謝を高める機能があり、特に習慣的にお酒を飲む際に一緒に摂りたい成分のひとつです。

上記のような脂肪細胞の分解と燃焼を促す成分などを普段の食事にプラスすることがおすすめです。

他にも中性脂肪を下げるために、野菜に多く含まれる食物繊維なども積極的に摂りましょう。

脂肪肝向けサプリメントの選び方を解説!

脂肪肝におすすめのサプリメントを選ぶときは「目的の成分が含まれている」「継続して飲みやすい」という2点に注目しましょう。

今回紹介している成分は、脂肪を分解・燃焼させるものと、肝臓の機能を守るものが含まれています。

したがって、目的とする成分がきちんと含まれているか、チェックすることが大切です。

ダイエットも合わせて行う方は、脂肪分解・燃焼させるものを利用するとよいでしょう。

サプリメントには様々な価格帯のものがありますが、迷ったら継続して飲みやすい価格のサプリメントを選ぶことも大切です。

安いサプリメントを選ぶことに注目するのではなく、成分あたりの費用でチェックすると、コスパの良いサプリメントが選びやすくなります。

たとえば肝臓を保護してくれるとされるオルニチンは、1日当たり400~800mgが摂取量とされます。

極端な例ではありますが、400mgのサプリメントが1日あたり100円の場合と、800mgのサプリメントが1日当たり100円の場合、1mgあたりのコストは倍近く異なります。

ただし、サプリメントに全てを任せることは禁物です。

脂肪肝は継続して脂肪の燃焼と肝臓の保護を行うことが大切であり、サプリメントを飲んでいるからといって生活習慣が乱れてしまうと、再び脂肪肝になってしまう恐れもあります。

あくまでもサプリメントは脂肪燃焼と肝臓の保護をサポートしてくれるものと考え、上手に使っていきましょう。

それでは脂肪肝におすすめのサプリメントを次項でご紹介していきます。

脂肪肝におすすめのサプリメント3選!

脂肪を分解・燃焼させる脂肪肝におすすめのサプリメントを3つご紹介していきます。

お腹の脂肪を分解・燃焼!小林製薬 ナイシトール

ナイシトールには脂肪細胞を分解・燃焼する防風通聖散という漢方薬が含まれています。分解された脂肪は燃焼されるだけではなく、便として体外に排出されます。

服用のタイミングとしては、このサプリメントは漢方薬ですので、食後すぐに服用するよりも空腹時がよいとされています。

また品質管理もしっかりされており、安全・安心して続けることができます。

口コミ
・飲み始めてから、お腹周りがスッキリした
・肝臓の機能が高まったような身体の軽さを感じている
・有名な商品で安全性も高く、毎日安心して続けられる

肝臓を守る!DHC オルニチン

オルニチンは肝臓の機能をサポートしてくれる作用があります。脂肪肝が進み、機能低下した状態が続くと十分な代謝機能や解毒作用が働かず、疲れやすいなどの症状を引き起こします。

脂肪肝による肝機能低下を和らげるためにも是非取り入れたい栄養素です。またオルニチンは食品から摂取が難しいため、サプリメントを活用することをおすすめします。

口コミ
・飲み始めてから身体が軽い
・飲酒翌日の二日酔いがなくなった
・お値段がお手頃で続けやすい

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DHC(ディー・エイチ・シー)

お酒が大好きな人は必見!天然植物由来の成分がぎっしり配合!大塚製薬 ネイチャーズリソース マリアアザミ

大塚製薬は長年サプリメントなど健康食品を開発している大手有名製薬会社です。製薬会社ならではの独自の研究で様々な食品を開発してきました。

このマリアアザミサプリメントは特殊な抽出方法で抽出・加工することでその成分を壊さず、サプリメントにすることを可能にしました。

さらに天然植物由来にこだわっています。マリアアザミは肝臓の保護とお酒の代謝を促すことで肝臓を守ります。

お酒が好きな方や毎日飲まれる方におすすめの商品です。

口コミ
・マリアアザミを飲み始めてから飲み会後の疲れが軽くなった
・天然の植物エキスを使っていて安心
・他のネイチャーメイド製品と一緒にとることができ、より健康に気をつかうことができている

以上、脂肪肝と生活習慣、効果的なサプリメントについて説明をしてきました。それぞれの体調や身体の悩みにあったサプリメントを是非お試しください。

明日からできることを少しずつ始めていただき、元気な肝臓で活き活きとした毎日を送りましょう。

そもそも脂肪肝とは?原因や症状を解説!

脂肪肝とは、身体に取り込まれた中性脂肪が肝臓にたまってしまう病気です。

3人に1人が脂肪肝とも言われており、日本人全体の問題として考えられている病気の1つです。

つい肝臓の病気というと「アルコールを飲んでいる人」というイメージがありますが、アルコールを飲んでいない人も注意が必要です。

学術誌明日の臨床によると
日本の成人のうち、推定では約1,000万人がアルコールを飲んでいなくても脂肪肝である可能性が指摘できる

もっとも影響があるのが食生活です。脂の多い食事やカロリーが高すぎる食事などは血中の中性脂肪を上げます。

血中の中性脂肪が上がるメカニズムを説明します。食事から摂取した脂質は、肝臓で脂肪酸に分解され、小腸から吸収されたあと、肝臓で中性脂肪に変化します。

そして変化した中性脂肪は肝臓で蓄積されていきます。

また、食べ物以外でも気をつけたいのはアルコールです。摂取したアルコールは肝臓で代謝されますが、アルコールの量が多かったり、休肝日がない場合、肝臓に過度な負荷がかかってしまいます。

次第に肝臓の働きが弱り、炎症が起こることもあります。これがいわゆる肝炎です。そしてアルコールは分解される途中で中性脂肪が合成されます。こうして脂肪肝となっていきます。

そもそも脂肪肝とは?原因や症状を解説!

食べ過ぎによる脂肪肝にも要注意

実はアルコールによる脂肪肝よりも、食べ過ぎなどによる脂肪肝の方が危険とされています。特に日本人の脂肪肝の原因で多いのは、アルコールの摂りすぎではなく食べ過ぎによるものと言われています。

「アルコール=肝臓の病気」というイメージが強く、アルコールに対しては注意をされる方も多いかと思います。

しかし食べ過ぎが肝臓を悪くするというイメージはあまりなく、その認識の低さから脂肪肝が進んでいても飲酒をあまりしない人は原因が分からず、放置をしてしまう可能性があります。

また、食事以外でも脂肪肝の原因は考えられます。生活習慣における原因としては運動不足があります。

血中の中性脂肪は運動により、消費されていきます。脂肪は筋肉で燃えるため、運動不足で筋肉量が少ないと脂肪は燃焼されにくく、溜まっていきます。脂肪を溜めないためにも適度な運動が必要です。

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれているので、症状が出るころには、かなり肝機能が悪化している可能性があります。

肝臓の機能が悪化、重症化すると疲れやすくなったり風邪をひきやすくなったりします

また血液がドロドロになるため、血管が詰まったり硬くなり、脳梗塞などの脳血管疾患や心筋梗塞などの心血管疾患を引き起こす可能性があります

そのため、症状が進み重症化する前に、食事や運動などの生活習慣の改善をしていく必要があります。

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脂肪肝が原因で起こる病気とは?

脂肪肝が原因で発症する病気には、アルコール性脂肪肝炎(ASH)、非アルコール性脂肪性肝(NAFL)や非アルコール性脂肪肝炎(NASH)があり、さらに重篤化すると肝硬変から肝がんになる可能性もあります。

アルコール性脂肪肝炎(ASH)

お酒の摂取が原因で、肝臓に脂肪が蓄積するだけでなく、肝臓に炎症が起きてしまった状態を指します。

肝臓の細胞が壊されてしまうほか、正常な機能を失ってしまいどんどん硬くなることで、肝硬変が起きる前段階とされています。

非アルコール性脂肪肝(NAFL)

お酒を飲んでいないのに発症してしまう脂肪肝を、非アルコール性脂肪肝といいます。

肺炎情報センターの見解によると
非アルコール性脂肪肝の正確な患者数は分かっていないものの、人間ドックを受診する人のうち約30~40%の人に非アルコール性脂肪肝が見つかることから、潜在的な患者数は2,000万人を超えていることも考えられる

生活習慣の乱れや内臓肥満、ストレスといった日常生活の様々な出来事が原因となります。

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)

非アルコール性脂肪肝が放置されると、肝臓の中にたまった脂肪がどんどん増え、やがて肝臓の細胞そのものを破壊してしまいます。

そして動かなくなった細胞を片づけるべく、肝臓が働く過程で炎症が起こってしまい、これが何度も繰り返されている状態を非アルコール性脂肪肝炎といいます。

非アルコール性脂肪肝炎の状態が続くと肝臓がどんどん硬くなり、最終的に5~20%の人が肝硬変になる可能性や、肝細胞を起こす可能性もあると指摘されています。

脂肪肝にはどんな症状がある?

脂肪肝に症状はありません。

状態がどんどん悪化し、肝硬変や肝がんになって初めて自覚症状が現れます。

肝硬変が起きると肝臓の機能が低下するため、典型的な症状として全身倦怠感や食欲不振、皮膚が黄色くなる黄疸や腹部膨満感、むくみ、出血痕など様々な症状が起こります。

しかし中にはこうした症状のない肝硬変が起きる場合もあるため、健康診断の際にエコーなどを通して脂肪肝を早期発見し、改善していくことが重要です。

脂肪肝の改善方法とは?普段の生活でできることは何?

脂肪肝の改善で最も大切なことは、食生活を見直し、改善を図ることです。脂肪肝の原因で最も多いのは先述の通り「食べすぎ」になります。

食べ過ぎを防ぐためにおすすめな食事量の考え方として、手ばかり栄養法があります。これはご自分の手を使って1食あたりに必要な栄養素の量を把握していく栄養法になります。

例えば炭水化物であれば、自分の片手握りこぶし1個分、たんぱく質であれば両手の親指と人差し指で円を書くくらい、野菜は生野菜であれば両手1杯以上、加熱野菜なら片手分が1食の目安です。

ご飯などの炭水化物や、お肉などのたんぱく質は特にカロリーが高いため、摂りすぎに注意が必要です。摂取カロリーと消費カロリーを等しくすることで、余計な脂肪を溜め込まないようにしてきましょう。

さらに野菜は血糖値の上昇を抑えたり、脂質の吸収をおさえる働きがあります。特に海藻類などの水に溶けやすい食物繊維がおすすめです。

食物繊維サプリメントのおすすめ4選!効果、目標摂取量は?

炭水化物やたんぱく質は適量を、野菜はたっぷり補うようにしましょう。

また、食べる速さも重要です。食べる速さが速いと血糖値を急激にあげてしまうため、食後の血糖値が下がりにくく、脂肪が消費されにくくなると言われています。

同様に不規則な食事時間も、空腹時間をいたずらに長くし、血糖値を下げにくくするため、注意が必要です。

食事をするときの食べる順番も重要です。野菜から食べることで、血糖値の上昇を緩やかにします。

炭水化物は特に血糖値を上げやすいと言われているため、野菜を食べてから白米などを食べるようにしましょう。

食生活の改善と同じくらい重要なことは適度な運動をすることです。ウォーキングなどの有酸素運動も重要ですが、筋肉トレーニングなどの無酸素運動も適度に取り入れたいものです。

脂肪は筋肉により燃焼されると説明をた通り、筋肉を適度につけることで太りにくい身体になります。

特に背筋や太ももの筋肉は大きいので、脂肪燃焼の観点から、重点的に鍛えることもおすすめです。太ももの筋肉であればスクワットなどで鍛えることができます。

バランスよく野菜中心の食事と適度な運動で脂肪肝を改善していきましょう。