アトピーに効く成分とは?おすすめのサプリメント8選!

そもそもアトピーはなぜ起こるのか?

アトピー患者は年々増え続けており、2014年の厚生労働省の発表では45万人を超えています。以前は乳児での発症が主でしたが、現在は20代以降でも発症しています。

アトピーとアレルギーを同じように認識している方は多いかもしれませんが、アトピーというのはアトピー性皮膚炎の事で、アレルギー反応が起こる事で問題になる病気です。またただの乾燥肌でもありません。

アトピーは、肌のバリアー機能と免疫の問題とされています。しかし発症のメカニズムは、完全に解明出来ている訳ではなく研究段階です。

いくつか判明している発症のメカニズムの一つは、IgE抗体(免疫グロブリンE抗体)によるもので、アトピー患者の8割はこのIgE抗体によるものとされています。

IgE抗体は通常、細菌やウイルスなどの外敵から体を守る為に働きますが、本当は敵ではない体にある物質を敵として攻撃をします。アトピー患者は、健常者よりIgE抗体を多く持っている為に起こるとされています。

他にリンパ球の一つであるT細胞のTh1、Th2、Th17も、アトピーに関わっている物質です。T細胞には数々の細胞を活性化するヘルパーT細胞と、ウイルスなどの敵を攻撃するキラーT細胞があります。

アトピーでは、Th2がキラーT細胞となり過剰に反応してしまうのが原因で、ヘルパーT細胞となるTh1とのバランスが悪くなっている為に起こっています。

またTh17の研究によりアトピーの急性期や慢性期でキラー細胞になるT細胞は異なり、キラー細胞の過剰反応の誘発要因は、個人により異なるとも言われています。

アトピーとなる誘発要因は、体質的なものと環境的なものがあります。

体質が原因

遺伝が関係しているとされており、アトピーやアレルギー性鼻炎、花粉症、気管支喘息などを起こしている近親者がいれば、アトピーを起こしやすい体質(アトピー素因)であると言えます。

また皮膚のバリアー機能が弱い体質の人もアトピーになりやすいとされています。

生活習慣など環境が原因

気温、多湿、乾燥、紫外線、ハウスダスト、ダニ、花粉などがあります。また、疲労や睡眠不足、ストレスなども症状を悪化させてしまう要因となります。

アトピーに効果的な成分とは?有効な食べ物や飲み物はある?

アトピーに効果的と言われている成分は、次のような成分となります。

腸内環境を整える腸内細菌

腸内細菌を整えると、IgE抗体を抑制したり免疫を上げる効果があるとされます。またアトピーの子供の便からはビフィズス菌などの腸内細菌の数が少ないという報告があります。

その他、プロバイオティクスとプレバイオティクスを合わせたシンバイオティクスでメタ解析が行われ、アトピーに有効であると2016年JAMA Pediatrics誌に掲載されています。

プロバイオティクスとは生きたまま腸に届き効果を出す腸内細菌で、プレバイオティクスはプロバイオティクスの栄養となる腸内細菌です。シンバイオティクスに関しては、更にデータが必要ともされています。

またプロバイオティクスである乳酸菌だけでも、腸内細菌を整える効果はあります。300種類以上あるとされる乳酸菌の中で、アトピーに有効とされている乳酸菌と販売されている商品などをご紹介します。

  • L-92乳酸菌:カルピス アレルケア(サプリメント)
  • KW乳酸菌:ヤクルト ノアレ(サプリメント)
  • LGG乳酸菌:タカナシ乳業 おなかへGG(ヨーグルト)
  • LK-117乳酸菌:菊正宗 米のしずく(サプリメント)
  • L‐55乳酸菌:オハヨー乳業 たっぷり生乳ヨーグルト(ヨーグルト)
  • K-2乳酸菌:亀田製菓 白い風船ミルククリーム(米菓子)
  • クレモリス菌FC株:フジッコ 善玉菌のチカラ(サプリメント)
  • リフレクト乳酸菌(T-21):日清 アレルライト(サプリメント)
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ヘルパーT細胞のバランスを整えるLPS(リポポリサッカライド)

LPSとは、パントエア菌という土壌や食物などにある菌の外膜に存在する物質です。IgE抗体を作るヘルパーT細胞の中のTh2を抑え、Th1とのバランスを整える事でアトピーの皮膚症状を改善します。

LPSは、根菜類やイモ類などの野菜、ワカメや昆布などの海藻、玄米や雑穀米などの穀類に多く含まれています。

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不足すると皮膚症状が出る亜鉛

亜鉛は皮膚を良い状態に保つ為には必要な成分です。医療法人愛星会の有沢祥子医師によると、亜鉛が不足していると思われる難治性アトピー性皮膚炎において、亜鉛充填療法を行うと改善が見られたとの報告があります。

亜鉛は、牡蠣に多く含まれますがその他に、数の子やゴマ、アマノリなどにも含まれています。

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不足するとアトピーを引き起こすビオチン

喫煙や腸内細菌のバランスが崩れるとビオチンが不足し、コラーゲンが作られにくい、炎症物質が多量に作られる、抗体が作られにくくなるなどの障害が起き、結果アトピーを引き起こすとされています。

ビオチンは、レバーに多く含まれます。その他しいたけなどのキノコ類やピーナッツなどのナッツ類、あさりなどの貝類にも含まれます。

肌のバリア機能を向上させるコラーゲン

コラーゲンは皮膚科での治療として軟膏に添加する場合もあり、外用薬としては以前から効果がある成分ですが、経口でコラーゲンを摂取しても体内で分解され、再合成されてもコラーゲンとして作用はしないとされていました。

しかし最近、吸収性を良くしたコラーゲンペプチドであれば、皮膚にまで成分が到達するという複数のエビデンスがあります。この結果でコラーゲンがアトピーにも有効であると考えられます。

抜群の保水力があるヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、コラーゲンと同じく軟膏に添加されアトピーの治療に使われる成分です。体内で分解され、再合成後の作用は不明でしたが、最近の研究により、経口のヒアルロン酸が皮膚に効果を出す事が判明しています。

しかし、吸収出来るよう作られた高純度のヒアルロン酸製品のみであり、食事から摂ったヒアルロン酸では効果はなく、また現在販売されているヒアルロン酸のサプリメントも有効かは不明です。

バリア機能と保湿力があるセラミド

コラーゲンやヒアルロン酸と同じく外用薬に添加されて、アトピーの治療に使われています。またセラミドが分解されたグルコシルセラミドやスフィンゴシンという成分では、経口でもセラミドの効果があるとされています。

またユーグレナ(ミドリムシ)がアトピーに有効であるとするサイトが多くあります。ユーグレナとは、動物的な性質を持っていながら、植物として光合成も行う生物です。

多くの成分が含まれており、中でもパラミロンという成分がアトピーに有効であるとされています。しかしそのエビデンスは1社で行われた10名ほどの研究でしかありません。

研究対象となったアトピーの方の中に有効だった方がいる為、全く効かない訳ではないはずですが、多くの人に対し有効かはわかりません。また安全かも不明です。

ただし世界中が注目しているとの事であり、多くの成分を有している生物である為、これからエビデンスが報告され、効果が認められるかもしれない成分と言えます。

アトピーに食事制限は必要?

アトピーは個人により原因が違ってきます。その為に、食べて良い食品や食べると悪化する食品なども違ってきます。ただ、アトピーはたんぱく質に反応しやすい事は判明しています。

消化の段階で小さく分解出来ないまま吸収されたたんぱく質は、異質なものとして攻撃されやすいのです。しかし、それは腸が健康でない為に起こっていると考えられます。

たんぱく質は吸収しやすい様に体の中でアミノ酸に分解されます。腸に問題がなければ、たんぱく質が分解しきれなかったとしても、腸にあるバリアに感知され吸収される事はないはずです。

たんぱく質を摂る事に問題があるのではなく、腸に問題がある事を知りましょう。まず腸の働きを正常にする事が必要ですが、それまでたんぱく質を摂らないというのは、免疫を下げるだけで良くありません。

乳製品や肉類・魚類などの動物性たんぱく質よりも大豆などの植物性たんぱく質の方が消化が良いとされています。またアミノ酸のサプリメントなどでも、タンパク質は補える為アトピーにおすすめです。

アトピーの改善方法や長期的な治療法は?

アトピーの治療方法としては、薬物療法、スキンケア、悪化因子への対策などがあります。

病院で受ける療法

急性期には副腎皮質ホルモンであるステロイドやステロイドでも難治性のアトピーに効果があるとして免疫抑制剤であるタクロリムスが、抗炎症外用薬として使われています。

内服薬としては、痒みに対して抗ヒスタミン薬、免疫を抑えるシクロスポリン、急性憎悪や重症時にステロイドが処方されています。また、漢方などを処方する医師も増えているようです。

今までは急性期に抗炎症外用薬が使われても、落ち着くと処方が一旦中止され再度炎症が起きれば薬を使うといった方法が主でした。

しかし最近は落ち着いている時でも、炎症は皮膚下でくすぶっており、抗炎症外用剤を中止せず、頻度を落とすなどして、再発しないよう前もって薬を使うプロアクティブ療法というのが取られるようになってきています。

また乾燥した皮膚へは、バリア機能を回復させて皮膚の水分量を増やし、炎症や痒みを抑えるよう保湿外用薬が使用されます。

現在保湿目的で処方されている外用薬は、白色ワセリン・ツバキ油・亜鉛華軟膏・尿素・ヘパリン・ビタミンA・スクワラン・ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミドなどが含まれるものになります。

その他抗炎症外用剤や保湿外用薬などを使っても改善しないアトピーに対しては、ナローバンドUVB療法などの紫外線療法が行われる事もあります。

セルフケアで改善出来る事

アトピーの方は汗が出にくい方も多く、発汗機能の異常が見られます。その為汗により痒みなどが悪化する場合がありますが汗を抑える事はせず、汗をかいたらすぐに洗浄するようにします。

低刺激性の石鹸などを使用し力を入れて洗浄する事は避け、洗浄成分が残らないよう十分に洗い流す事が重要です。また洗浄した後は、必ず保湿をしましょう。

掻かない工夫も必要です。痒みが出たら冷やすと一時的ですが、治まりやすくなります。などは伸ばさないように注意しましょう。

アトピーの原因は個人により様々です。子供の場合食品にアレルギーがある事が多く、わかっている食品は取らないように注意してあげてください。

またハウスダストなどが原因の場合は、こまめに掃除をし換気を行います。布団は掃除機をかけるだけでなく、布団乾燥機などで高温乾燥してから掃除機をかける方がより効果的です。

カーペットや畳などもダニが多く可能であれば、フローリングに変えましょう。

ストレスや睡眠不足でもアトピーは悪化します。ストレスは自分で対処しなければいけません。ストレスが溜まってきていると感じたら早めに対処しましょう。

サプリメントを摂取することで副作用や悪化は起こり得るのか?

アトピーは子供にも多く、薬と同様に副作用などが起こらないかが心配になるところではないでしょうか。アトピーに効果的とされるプロバイオティクス、LPS、亜鉛などについて説明していきます。

プロバイオティクスとしては、乳酸菌が多く使われていますが、体に留めて置くことが出来る期間が長くて一週間程度となる為、多く摂り過ぎても問題はないとされています。

ただし乳酸菌も食品であり体質により便秘下痢になったり、免疫不全の持病などがある場合に副作用が報告されています。持病がある方は医師と相談してから、飲む事をおすすめします。

副作用ではないですが、医師から抗生剤などが処方されている場合、乳酸菌やビフィズス菌などの活性が弱まる場合がある為、一緒には飲まず時間を空けて飲むようにしてください。

LPSについては、現在副作用や毒性はないとされています。

亜鉛については過剰摂取になると、神経症状や免疫障害などの健康被害が出るとされています。過剰にならないよう注意が必要です。

またサプリメントを摂る事でアトピーが悪化しないかという点については、有効成分ではなくサプリメントに添加されている成分で悪化する可能性が考えられます。

製品に記載されている成分をしっかり確認し、添加物が多い場合はアトピーの方は控えた方が良いでしょう。

個人輸入などで入手したサプリメントでは、成分や配合量などが記載されていない場合もあり、アトピーを悪化させる成分が多量に含まれていると危険な為、注意してください。

アトピーにおすすめサプリメント4選!

アトピーにおすすめなサプリメントは、免疫のバランスを整えるプロバイオティクスやLPSなどです。亜鉛は高用量必要である為、サプリメントでは過剰摂取になる危険があり、おすすめしていません。

プロバイオティクスに関しては、乳製品にアレルギーがある人でも安心して飲める、アレルゲンフリーのサプリメントをご紹介していきます。

KW乳酸菌使用 ヤクルト ノアレ

1日の目安は1粒で良く、離乳食後であれば子供でも飲めます。カプセルとグレープフルーツ味のチュアブルタイプがある為飲みやすいタイプが選べ、25品目のアレルゲンフリーとなっています。

口コミ
・花粉症にはよく効いているし、便秘も解消された
・花粉が例年より酷いと言われる年でも、軽く済んだ
・重度のアトピーの子供に飲ませているが、痒みが軽くなっている
・ガサガサに荒れて酷かったアトピーの子供の指がマシになった

乳酸菌L-92使用 カルピス アレルケア

L-92乳酸菌は一般的な乳酸菌と違い、乳製品からでは摂る事が出来ないものです。1日の目安は2粒で、ヨーグルト味とブドウ味の噛んで食べられるこども用も別に販売されています。アレルギー特定原料はありません。

口コミ
・アトピーだが飲みだして4ヵ月程で、ステロイドを飲まなくても良いくらいになった
・アトピー性皮膚炎の子供に飲ませているが、痒みがなくなり夜よく眠れるようになった
・アレルギー性の蕁麻疹で皮膚科の薬を飲んでいたが、いらないくらいになった
・アレルギー性鼻炎のくしゃみや鼻水が改善された

リフレクト乳酸菌を使用した 日清 アレルライトハイパー

1日の目安2粒に、ヨーグルト50kg分に相当する乳酸菌が5000億個配合です。ツルコケモモから発見した乳酸菌が使われ、皮膚に良いとされるビオチンも含まれています。

口コミ
・体のだるさを感じなくなった
・子供の頃からのアレルギーが年間を通して出るようになっていたが目の痒みが軽減した
・くしゃみなどで鬱陶しかったが、今年はスッキリしていて鬱陶しさから解放された

高濃度パントエア菌LPS使用 株式会社はつが ハイパーLPS500

LPSと併せて乳酸菌も摂れるサプリメントです。1日スプーン1杯で、1日の推奨量である500μgが摂れます。コーヒーなどの飲み物に混ぜて飲んでください。

口コミ
・これを飲みだしてから風邪を引かなくなった
・飲んでいると調子が良く、花粉症もマシになった
・気が付けばアレルギーの喉や鼻の症状が良くなっていた

アトピーだけでなく乾燥肌の方にもおすすめのサプリメント4選

アトピーや乾燥肌で悩む、肌のカサカサにおすすめなサプリメントをご紹介いたします。

特許のこんにゃくセラミドを使用した、ユニチカ  ぷるきら生活

こんにゃくセラミドが分解され、スフィンゴシンとなり皮膚に影響を与え、またコラーゲンも増やす事が判明しています。1日の目安は3粒で、セラミドが1200μgの含有です。

口コミ
・アトピーで乾燥していた肌が、しっとりして痒みが酷くならなくなった
・アトピー性皮膚炎で気温の下降と共に乾燥も酷くなりがちだが、飲み始めて肌の調子が良くなった
・アトピーで水仕事により手荒れが酷くなったが、調子が良くなり1日2粒でも効果が続いている

こんにゃく由来のセラミド使用 資生堂 飲む肌ケア

こんにゃく由来のグルコシルセラミドを使用し、肌の水分を逃がしにくくするとして機能性表示食品の表示がされています。1日の目安は3粒で、グルコシルセラミドが1800μgの含有です。

口コミ
・3日くらい飲むと乾燥が和らいで、肌触りが良くなった
・例年冬になると超乾燥肌になるが、今季はこれを飲んでいるからか酷くならなかった
・朝起きて顔や体のカサカサした感じが少なくなった

5つの美容成分配合 キユーピー ヒアロモイスチャー

ヒアルロン酸Na、コラーゲン、セラミド、乳酸菌、ビタミンと美容に良いとされる成分が5つ配合されており、ヒアルロン酸Naについて機能性表示食品とされています。1日の目安は3粒です。

口コミ
・カサつきが改善されて乾燥で赤くなったところが良くなった
・口の中も乾燥し喉の調子が悪くなるほどだったが、肌の乾燥と共に口の乾燥も軽減した
・乾燥肌が悩みで冬場の痒みに悩んでいたが改善出来ている

コラーゲンペプチド使用 DHC コラーゲン

魚由来のコラーゲンペプチドが使われており、肌にまで届くサプリメントです。1日の目安は、6粒で、コラーゲンペプチドが2050μg配合されています。

口コミ
・いろいろコラーゲンを試してみたが初めて効果が実感できた
・老化が進んでいるのを感じでいたが、肌がすべすべになって顔のたるみやシワも少し改善した
・アトピー性乾燥肌なので試したところ、かなり改善された