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精神が不安定になる原因とは?食事法改善でストレスや不安障害、鬱を軽減できるのか
現代の日本はストレス社会とも呼ばれており、様々な要因が重なって、心のバランスを崩してしまう方も多くいます。
精神が不安定になってしまう原因として、偏りのある食生活・睡眠不足・ストレスなどが挙げられます。症状が悪化すると、精神疾患を引き起こしてしまう可能性があります。
平成25年に行われた厚生労働省の調査では、生涯に1度うつ病にかかる可能性のある人は15人に1人という結果が出ています。うつ病などの心の病は、私たちにとって身近なものであり、誰もがかかる可能性があるのです。健やかな毎日を過ごしていくため、心身の健康を保っていくことが重要だと考えられます。
うつ病は、良いことが起きても気分が晴れない・喜びや楽しみを感じない・趣味などを楽しめない状態が2週間以上続くことを言います。不安・焦り・意欲低下などの心の症状や、睡眠障害・食欲低下・疲労感などの身体症状が見られます。
不安障害は、パニック障害・恐怖症・外傷後ストレス障害(PTSD)など、不安を主症状とする疾患をまとめた名称のことを指します。強い不安を感じたり、動悸・めまいなどに悩まされたりすることがあります。
うつ病や不安障害に罹患すると、日常生活に支障をきたしてしまう方も多くいます。不安な気持ち・睡眠障害・食欲低下などの症状が見られるようであれば、早めに心療内科や精神科を受診することが大切です。
心身共に健やかな状態を保っていくためには、バランスの良い食事・十分な睡眠・適度な運動・趣味を充実させてストレスをためないようにすることが重要です。
なぜなら、うつ病の発症には食生活や運動などが関係していると海外の研究結果で明らかになっているからです。この後の章で、精神安定におすすめな栄養素などについて詳しく解説していきます。
精神が不安定な時に疑われる病気とは
ここでは、精神が不安定な時に疑われる病気や状態について解説していきます。うつ病・不安障害・適応障害などの精神疾患は、情緒不安定な状態になりやすく、睡眠障害・食欲低下などの症状を伴うことが多いです。
精神疾患以外では、バセドウ病の時に甲状腺ホルモンが高値になると精神症状を伴うことがあります。糖尿病患者の10%以上の人がうつ病などの精神疾患を伴っているという結果も出ています。健康状態で心配なことがある方は、医療機関を受診して医師に相談するとよいでしょう。
医師から処方される精神安定剤とは?市販品との違い、使い分けについて解説!
抗不安薬や抗うつ薬などの医薬品は、精神科や心療内科を受診すると、医師の判断で処方してもらうことができます。不安や睡眠障害など、症状の程度に応じて薬を処方してもらうことが可能です。
抗不安薬や抗うつ薬などの医薬品は、処方箋が必要なので、ドラッグストアなどで購入することはできません。
市販品の使用・併用に注意しましょう
セントジョーンズワートという植物は、精神の安定をサポートする働きがあることから、近年SNSなどでも注目を浴びている成分です。ヨーロッパでは抑うつなどによる症状に対して処方されています。
しかし、セントジョーンズワートは抗うつ薬として確立しておらず、重篤な副作用が見られる可能性があると言われています。医薬品と併用すると、作用を弱めてしまったり、症状を悪化させてしまったりするリスクがあります。
持病があり、セントジョーンズワートなどのサプリメントを使用したい方は、主治医に相談してから摂取するようにしてください。
その他にも、ドラッグストアや通信販売などを活用すると、不安を和らげる作用が期待できるもの・眠れない時に有効なサプリメントや漢方薬などを購入することができます。
精神が不安定になる原因は、ストレス・睡眠不足・偏りのある食事などの他に、前述したような糖尿病や甲状腺などの病気からくる場合もあります。気になる症状がある場合、自己判断でサプリメントを摂取するのではなく、医療機関を受診するようにしてください。
精神安定におすすめの成分、食べ物とは?ぞれぞれの効果を解説!
以下の表に、精神安定におすすめな成分・食べ物・飲み物をまとめました。一つの食品だけ摂取するのではなく、バランスの良い食生活を心がけることが大切です。
成分 | 効果 | 含まれている食品・植物 |
---|---|---|
セントジョーンズワート | ヨーロッパでは抗うつ薬として使用されている | 西洋オトギリソウ |
トリプトファン | ・必須アミノ酸の一種 ・セロトニンの分泌を促す |
チーズ・豆腐・牛乳・バナナ |
GABA | 神経の興奮を抑える・リラックス作用 | チョコレート・玄米・納豆 |
ビタミンB | ビタミンB1 うつ病患者に不足しやすい ビタミンB2 うつ病患者に不足しやすい ビタミンB6 セロトニンの合成に必要 ビタミンB12 うつ病患者に不足しやすい |
玄米・ナッツ 納豆・ウナギ 玄米・バナナ・レバー・マグロ レバー・のり |
ビタミンC | 鉄分の吸収を促進・抗酸化作用 不足するとうつ症状が見られる可能性あり |
キウイ・イチゴ・キャベツ |
ビタミンD | 骨や脳の健康に関与 不足するとうつ症状が見られる可能性あり |
キノコ・鮭 |
亜鉛 | 体内の細胞の成長に関与 不足するとうつ症状が見られる可能性あり |
牡蠣・赤身の肉 |
鉄分 | 全身へ酸素を運搬・血行促進 不足すると、不眠・うつなどが起きる可能性あり |
肉・魚・小松菜 |
葉酸 | うつ病患者に不足しやすい | ほうれん草・納豆 |
テアニン | うつによる症状を軽減 | 緑茶 |
セロトニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれており、精神安定・ストレス軽減などの効果が期待できる成分です。セロトニンの分泌が不足すると、イライラしたり、不安な気持ちになったりしやすくなると言われています。
セロトニンの分泌を促すと言われているトリプトファン・ビタミンB6・炭水化物などをバランス良く摂取するとよいでしょう。
ストレスを感じると、ビタミンB群やビタミンCなどが大量に消費されやすいので、意識的に摂取していくことが大切です。
チョコレートや玄米などの食品に含まれているGABAは、神経の興奮を抑えリラックス効果が期待できる成分です。
セントジョーンズワートは、前述した通り、ヨーロッパではうつ病などの精神疾患に使用されている成分ですが、日本では抗うつ薬として確立されていません。様々な副作用もあるので、摂取したい方は、薬剤師や医師に相談してみてください。
上記の表に記載されている食品をバランス良く摂取したり、十分な睡眠を心がけたりすることで、メンタルの安定を目指すことができます。
精神安定におすすめの成分にNGの飲み合わせ・副作用はある?
不安な気持ちを和らげる働きがあるセントジョーンズワートを摂取すると、意識障害・めまい・だるさなどの副作用が見られる可能性があると言われています。強心薬や血液凝固防止薬などを併用すると、作用を弱めてしまったり、症状を悪化させてしまったりするリスクもあります。
持病があり薬を服用している場合、セントジョーンズワートなどのサプリメントを使用したい方は、主治医に相談してからにしてください。
精神安定したい方向け市販サプリメントおすすめ3選!子供におすすめの商品、口コミはどう?
最後に、精神安定したい方におすすめなサプリメントと口コミをご紹介していきます。購入の際の参考にしてください。
栄養の専門家が考案 mog株式会社 子どものサプリメントmog
子どものサプリメントmogは、栄養の専門家が考案した商品です。ビタミンB群・カルシウム・鉄分・亜鉛・葉酸など22種類の栄養素を手軽に摂取できるのが魅力の一つです。
合成甘味料を使っていないので、安心して使用できます。健康状態で気になることがある場合、小児科の医師に相談してから使用するようにしてください。
公式サイトの定期お届けコースを利用すると、2,700円(税抜)と、1袋あたり1,100円もお得に購入することができます。途中解約はいつでも可能で、発送の3日前までに092-402-3080まで連絡をするようにしましょう。
・食事量にムラがあるので、活用しています
・栄養不足は心身に影響すると聞いたので、子どもに摂取させるようにしています
・おやつ感覚で使用しています
ストレスや疲労感を軽減 サプリメント専門店オーガランド GABA
オーガランドのGABAは、高麗人参や西洋オトギリソウなどの成分を含有しているサプリメントです。GABAを摂取すると、副交感神経が優位になり、ストレスや疲労感を軽減する作用が期待できます。
・不安な時に使うと少しリラックスできます
・落ち込みやイライラに効いている気がします
・夜眠れない時に使っています
緑茶12杯分のテアニン配合 DHC リラックスの素
DHCリラックスの素は、緑茶12杯分のテアニンが配合されているサプリメントです。大豆レシチンやビタミンEなどの栄養素も含まれています。
・そわそわ落ち着かない時に使っています
・リラックスしたい時に飲んでいます
・イライラする時にも効いている気がします