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そもそも胃痛の原因とは?ストレスが関係している?
胃痛の原因は2つあります。
胃酸と粘膜のバランスが崩れる
人間の胃は、消化吸収を行うために「胃酸」という酸を分泌しています。
この胃酸は金属さえ溶かしてしまうほど強力なため、人間の胃は粘膜を分泌して胃全体を守るバリアを作っています。
粘膜は基本的に胃酸とのバランスが保たれた状態で存在するため、強力な胃酸が直接胃に触れることはありません。
しかし胃酸が大量に分泌される、あるいは粘膜の働きが悪化するなど、どちらか一方が弱くなったり強くなったりすると、胃そのものに胃酸が触れてしまい、胃痛が起こります。
ストレスによる自律神経の乱れのほか、タバコやアルコールによる血流低下に伴う粘膜分泌の低下も原因の1つです。
また、コーヒーの飲み過ぎや辛い物など刺激物をたくさん摂ったことによる胃酸の分泌増加も原因とされます。
胃痙攣(けいれん)による痛み
もう1つの胃痛の原因が、胃の筋肉の緊張によって発生する胃痙攣(けいれん)です。
これは胃の炎症や胃潰瘍といった病気やストレス、緊張感、風邪薬など非ステロイド性抗炎症薬の副作用で起きることもあります。
簡単に言うと、胃があまりにも激しく動きすぎてしまい、痛みを感じている状態です。
胃痛に効果のある成分とは?
胃粘膜を健康に保つことが、胃痛を予防するためには大切です。
ただし痛みが続く場合は胃がんのリスクがあります。痛みが左右どちらかに偏っているなどの特徴がある場合は胃以外の部位に病気がある可能性があります。
また粘膜の荒れが進行している場合、サプリメントや市販薬では症状が落ち着かないこともあります。
胃粘膜の健康やストレス緩和ももちろん重要ですが、胃痛があまりにも続くようであれば早めに病院で診察を受けましょう。
粘膜を健康的に守る、ビタミンA
ビタミンA(レチノール)の効果は、目や皮膚の粘膜の健康維持、抵抗力の増進効果が挙げられます。
レバーや卵、乳製品に豊富で、夜盲症を防ぐ効果もあります。
普段の生活でレバーやうなぎ、乳製品、卵をほとんど食べない、また体内でビタミンAになるβカロテンを含むにんじんやカボチャも食べないと言う人は不足していることがあります。
特に牛乳は胃粘膜を保護するほか、胃酸を和らげる効果もあるため、おすすめの飲み物です。
ストレスに効果的、ビタミンC
ストレスを受けると大量に消費されるビタミンCですが、普段から野菜や果物を食べない人は必要摂取量まで補給できていないことがあります。
ストレスや風邪への抵抗力を高める効果もあるため、ストレス由来の胃痛に悩む人に効果を発揮してくれることもあります。
胃酸を中和する、マグネシウム
総合胃腸薬と呼ばれるものには、酸化マグネシウムという成分が多く用いられます。
これは酸化マグネシウムには胃酸を中和し、胸やけを改善する効果があるためです。特に空腹時に胃が痛くなってしまう人には、効果的です。
ただし、サプリメントより、きちんと市販薬を薬剤師に相談して購入したり、病院で診察を受けて処方してもらった方が良いでしょう。
理由として、胃酸と反応する過程で腸内へ水分を移動させるため便が柔らかくなり、人によっては下痢が起きてしまうことがあるためです。
何も食べずに胃を休めることも大切
胃痛は、たとえば食べ過ぎによる消化不良でも起きます。そのため何か成分や食べ物に頼るのではなく、何も食べないことも大切です。
胃酸は「おいしそう」と感じることや、胃に何か食べ物が入ることでも分泌が促進されてしまいます。
食べずに胃を休めることで、胃酸の分泌を落ち着かせ、胃痛を和らげることができます。
ただし水分はこまめに摂ることが大切で、吸収しやすいぬるま湯やOS-1など経口補水液をおすすめします。
もし食欲をおさえられない、何か食べずにはいられない、という場合には、胃だけではなく別の病気が隠れている可能性があります。
アルコールやタバコを控えることも大切
もう1つは、胃酸ではなく胃粘膜の保護のために、血流を不足させるアルコールやタバコを控えることです。
ストレスからアルコールやタバコを摂取、仕事では眠気覚ましにコーヒー、過緊張、といった生活を続けている人は胃が荒れて胃痛も起きやすくなっています。
体をゆっくり休めたり、アルコールやタバコを控えたりして、胃痛が起きる原因を減らしましょう。
胃痛におすすめのサプリメント3選!
ここでは、胃痛予防のためにおすすめの、ビタミンAやビタミンCのサプリメントを3つ紹介します。
気軽に購入できる、ディアナチュラ ビタミンC・E・A
ビタミンCとビタミンAを同時に補給でき、かつ抗酸化作用や血流増加効果を持つビタミンEも摂取できるサプリメントです。
普段から野菜・果物不足が顕著な人におすすめですが、空腹時は胃痛を促進するリスクがあるため食事後に飲むようにしましょう。
口コミ
・必要なものがそろっている
・体調が悪くならずに済む
ビタミンA不足に、DHC 天然ビタミンA
脂溶性ビタミンであるビタミンAではなく、体内で必要量だけビタミンAに代わってくれるデュナリエラカロテンを使用したサプリメントです。
またビタミンEの1つであるトコトリエノールも一緒に補給できるため、緑黄色野菜摂取不足、あるいは苦手という人にもおすすめです。
口コミ
・歯茎など粘膜のできものが落ち着いた
・喉の粘膜の予防に
・肌が綺麗になってきた
亜鉛も一緒に摂れる、ディアナチュラ ストロング39アミノ マルチビタミン&ミネラル
亜鉛には新たな皮膚の生成効果や免疫効果を助けるため、胃の壁が傷つくのを防ぐ効果があります。
またマルチビタミンタイプであることから、ビタミンCやビタミンAも一緒に補えます。
健康維持のために、ベースサプリメントとして飲むのも良いでしょう。
口コミ
・小さめ3粒なので飲みやすい
・野菜不足にぴったり
サプリメントの副作用で胃痛になる?カリウム、亜鉛、鉄、ビタミンは危険?
サプリメントは、飲み方次第で胃痛が起きることがあります。
たとえば鉄やビタミンC、亜鉛は、空腹時に摂取すると胃痛を起こします。これはビタミンCは胃酸と同じく酸であることが原因です。
またむくみ予防に飲む人も多いカリウムは胃腸への刺激も強く、飲んですぐに痛みが起きる人もいます。
サプリメントは食品として扱われるものの、食事とは違い栄養をぎゅっと一粒に凝縮しているため、普通に食事をする場合とは異なる影響が出る場合があります。
飲む際はできるだけ食後の胃腸が動いている状態を選び、空腹時は避けるようにしましょう。