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そもそもLDLコレステロールとは?
コレステロールは体の細胞の膜を作ったり、ホルモンや胆汁を作る材料になったり、ビタミンの代謝に必要な成分です。増えすぎると問題が起きてしまう為、悪者扱いされがちですが体にとって重要な成分には違いありません。
コレステロールには、善玉(HDL)コレステロールと悪玉(LDL)コレステロールがあるのはよく知られています。
血管内に溜まったコレステロールを掃除して動脈硬化を防ぐ働きがある為、HDLコレステロールは善玉とされています。
健康診断の血液検査でHDLコレステロールが低い場合は脂質異常症の一つとなり問題になりますが、逆に高すぎても(100mg以上)良いというわけでもないため、病院で診察を受けることをおすすめします。
LDLコレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ役目をしていますが、動脈硬化などを引き起こす危険がある為、悪玉と言われています。
動脈硬化を予防・改善するためのサプリメントランキング!効果効能も解説動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化による疾患を引き起こす危険があるため、一般的に悪玉コレステロールと呼ばれているのです。
健康診断でコレステロールが多いと指摘を受けやすいのは、このLDLコレステロールになります。最近は健康診断などで再検査などのチェックが入っても、140mg/dlより低ければ良しとされています。
しかし最近、LDLコレステロールは低い方が危険というデータも報告されています。LDLコレステロールが低いと血管が破れやすい、癌になりやすい、免疫力が低下しやすいとされ、精神的にも不安定になったり、鬱状態になりやすくなるためです。
LDLコレステロール値はなぜ上がるのか?
コレステロールは体内で作られるものがほとんどで、食事などで体外から取り入れられるものはわずかであり、その半分は吸収されずに排泄されてしまいます。
通常はコレステロールが体内で作られる量、小腸から吸収される量、体の中で利用される量、体から排泄される量のバランスは保たれ一定のはずで、LDLコレステロール値が高くなるのはそのバランスが崩れた時です。
コレステロールの作られる量が増えてしまう原因の一つに、女性ホルモンの減少があります。
厚生労働省の平成26年度の患者調査の概況では、脂質異常症(高脂血症)と言われる患者数は200万人を超えており、女性の方が男性の2倍以上となっています。
女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、コレステロールを調整する働きがありますが、更年期になるとエストロゲンの分泌が減ってしまうため、コレステロールの抑えが効かなくなり増えるようになるのです。
また食事から吸収される量が増える原因として、バターなどの飽和脂肪酸の摂り過ぎなどが挙げられます。
その他、砂糖やアルコールなどを摂り過ぎると中性脂肪を上げてしまう事になり、中性脂肪とLDLコレステロールは比例するため上がってしまいます。
コレステロールが体内で利用される量が減ったり排泄されずに溜まったりするのは、運動不足やストレス、喫煙も関連しています。
LDLコレステロール値が高いと何が起こるのか?
LDLコレステロールは、体にとって重要な成分ではあるのですが、正常範囲を超えてしまうと問題が起きてしまいます。LDLコレステロールが高い状態を、高LDLコレステロール血症と言います。
この高LDLコレステロール血症は、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞といった重病に繋がる動脈硬化などを起こしやすくなるのです。
LDLコレステロールは、活性酸素によって酸化され過酸化脂質に変わってしまいます。
過酸化脂質は有毒なので体を守るマクロファージと呼ばれる白血球の一種が反応し、過酸化脂質を自分の中に取り込むと、血管の中に脂質プラークというコブのようなものが出来ます。
脂質プラークは弱く破れやすいもので、傷つく度に血小板が修復しに来ます。そして修復される度に、その部分の血管が厚くなり、血流を妨げてしまうのです。この状態が動脈硬化です。
脂質プラークが出来た部分はもろい為、血管に高い圧力がかかると破れてしまい、脳で破けると脳出血になります。
また血栓が剥がれてしまい血液中を漂うと、狭い場所で詰まってしまい一時的なものであれば狭心症や一過性脳虚血発作、詰まってしまったままだと心筋梗塞や脳梗塞になります。
脳梗塞予防におすすめのサプリメント4選!効果のある成分と予防法を解説!コレステロール値が低いことも問題になるって本当?
下げた方がいいと言われがちなコレステロール値ですが基準より低い場合、生活習慣や運動不足といった原因以外に「肝臓や腎臓の疾患」が潜んでいる可能性も考えられます。
最初に解説したようにHDLコレステロールには動脈硬化を防ぐ働きがあり、LDLコレステロールには全身に必要なコレステロールを届ける役目を持っています。
HDLコレステロールが低くなりすぎると、動脈硬化が発生するリスクが高まり、脳卒中などが発生する可能性が高まります。
一方でLDLコレステロールが低くなりすぎると、LDLコレステロールが原料となって作り出されるホルモンやビタミンDが減少してしまいます。
LDLコレステロールを原料とするホルモンには男性ホルモンや女性ホルモンをはじめ、副腎皮質で作られる50種類ものホルモンが挙げられます。
また食べ物に含まれる脂質を分解してくれる胆汁も、コレステロールが原料です。
このようにコレステロールは、非常に多くの体の働きに関与しているため、低すぎても問題とされます。
コレステロールが下がる原因は?
コレステロールは、たとえばとても栄養価が低い食事しか摂っていない場合や過度なダイエットをしている場合に下がることがあります。
また運動量がアスリートのように著しく多いのに、消費した分の栄養を補えていない場合も、コレステロールが下がりやすくなります。
中には体質や遺伝が原因となり、生まれつきコレステロールが低い人もいます。
そして肝臓の機能が疾患により低下していると肝臓がコレステロールを作れなくなり、低下してしまう場合があります。
癌に関係するとの指摘もあり
このようにコレステロール値は、低ければ低いほど良いとは限らないので注意が必要です。
コレステロール値を正常に保つ方法が知りたい
コレステロール値を正常に保つには、まず自分が正常値なのか、それとも注意しなければならない値なのか、高コレステロール血症なのか知る必要があります。
健康診断などの血液検査を通し、現在の値を知っておきましょう。
一般にはLDLコレステロール値が140mg/dL以上でありHDLコレステロール値が40mg/dL未満である場合は脂質異常症が疑われます。
コレステロールの摂取量制限はない!しかし、摂りすぎには注意
2015年に日本ではコレステロールの摂取制限は撤廃されており、また食事によってコレステロールを摂ることが血中コレステロールに直接影響を与えないことから、基準値は決まっていません。
しかしいくら基準値がないからといっても、過剰摂取にならないよう注意することは大切です。
また現在すでにLDLコレステロール値が高い人は、コレステロールの摂取を制限する必要があります。
特に注意したい食品や、反対にコレステロール値を下げる食品や成分については、次の項目にて詳しく解説します。
コレステロール値を下げる食品や成分を解説
私たちの血管を流れるコレステロールのおよそ8割は、肝臓から合成されたものです。
そのためコレステロール値を下げるためには「肝臓から合成されるコレステロールの量を減らす」ことがポイントとなります。
そこで注目したいのが、コレステロールを合成させにくい食品や成分です。
具体的には、次のようなものが挙げられます。
- 青魚や亜麻仁油に多いオメガ3系脂肪酸
- 野菜やイモ類、海藻に多い食物繊維
- 大豆や大豆製品に多いレシチン
- 甲殻類に多いキトサン
- 玉ねぎの皮に含まれるケルセチン
- 納豆に含まれるナットウキナーゼ
玉ねぎや大豆製品、海藻類は、比較的毎日の食生活でも摂りやすい成分です。亜麻仁油はぬるめのコーヒーや味噌汁など、飲み物にプラスすると摂取しやすくなります。
また大豆製品はタンパク質も豊富に含むため、コレステロール値を下げる助けとなる運動をした後なら、筋肉量を増やし脂肪を減らす効果が期待できます。
青魚に関しては、定期的にたくさん摂取するのが難しい場合もあるため、サプリメントを利用するのも1つの方法です。
その他、最近注目されているのがSMCSというアミノ酸です。LDLコレステロールを下げる効果があると報告されていますが、多く含まれているのはキャベツの芯やブロッコリーの茎などの捨てられることが多い部分なのです。
折角良い成分が含まれていても料理しにくく捨ててしまう部分なので、食事として大量に食べるのは難しいはずです。
そのためサプリメントを上手に活用して、こうした栄養素を補っていくと良いでしょう。
避けたい食品はある?
コレステロールの合成を促す成分として「飽和脂肪」が挙げられます。
これは脂身の多いベーコンやチーズ、油で揚げたインスタントラーメン、チョコレート、バター、卵黄など様々な食品に含まれます。
しかし一口にこうした食品を避けるとしても、なかなか大変ですよね。
飽和脂肪は豚肉や牛肉の脂身に豊富ですが、赤身の部分には含まれていないため、赤身が多くタンパク質が豊富な肉を選べば飽和脂肪を避けられます。
飽和脂肪が多い食品を食べる場合には、低脂肪分のものを選ぶことがおすすめです。
コレステロールにあまり変化を与えない食品もあります。たとえばマヨネーズや鶏肉、魚卵、イカやエビといった魚介類です。
LDLコレステロールを下げる?サプリメントのおすすめ4選!
LDLコレステロールが多いのは、生活習慣に問題があると言えます。そのためには、禁煙や禁酒、適度な運動は欠かさないことが大切という点を忘れてはいけません。
それに加えて普段の食事からは摂りにくく不足しがちな栄養に関してはサプリメントを利用するとよいでしょう。LDLコレステロールを減少させたい方におすすめのサプリメントをご紹介していきます。
注目の成分キトサンを使用 大正製薬 大麦若葉青汁<キトサン>
カニ由来のキトサンが大麦若葉の青汁に配合された、特定保健用食品です。キトサンがコレステロールの吸収を抑え、摂取後4週間でコレステロール値が下がったと報告しています。1日の目安は3袋です。
口コミ
・飲み始めて1か月で悪玉コレステロール値が下がった
・LDLコレステロールが179だったのが147まで下がった
・3年連続コレステロール値が高いと言われていたのに正常範囲になった
天然アミノ酸を配合 サンスター 緑でサラナ
キャベツやブロッコリー由来の天然アミノ酸(SMCS)が配合された液体サプリメントです。LDLコレステロール値を下げる効果があると、特定保健用食品として国から認められています。
1日の目安は2缶で、その中に210g分の野菜が入っており、1日に必要な野菜の不足分を補えます。
口コミ
・野菜嫌いだが美味しく飲める
・悪玉コレステロール値が良くなった
・200を超えていたコレステロール値が180まで下がった
・2か月ほど飲んだ後の健康診断で血液検査の結果が良くなった
食物繊維豊富なサイリウムを使用 ヤクルトヘルスフーズ コレステミン
お腹の調子を整えたり、コレステロールの吸収を抑えられるとして、特定保健用食品の表示が認められたサプリメントです。食物繊維が豊富なサイリウムが原材料として使われています。
1日の目安は2袋で、アセロラ味の粉末になっている為、100ml程度の水に混ぜて飲んでください。
口コミ
・何をしても下がらなかった悪玉コレステロールが下がった
・便通が良くなった、コレステロールが高かったが下がったまま安定している
・健康診断で黄色信号だったが飲み始めてからは検査値内になった
嬉しい成分を複数配合 小林製薬 ナットウキナーゼ&DHA&EPA
1日の目安1粒で、ナットウキナーゼが1日摂取目安量の2,000FU、ケルセチンが12.6mg含まれています。
口コミ
・中性脂肪も悪玉コレステロールも下がった
・血圧が下がった、ナットウキナーゼが入っていないDHA・EPAサプリからこちらに変えて効くようになった
・健康診断で高脂血症に引っかからなくなった
DHA・EPAの配合量で選ぶなら、さかな暮らしダブルがおすすめ!
さかな暮らしダブルは、1日当たりDHA600mg、EPA260mgという業界でも最高水準の配合量を誇るサプリメントです。かつ天然ビタミンEとアスタキサンチン含有クリルオイルを使用して、酸化対策を行うなど、いかに成分を適切に身体に届けるか、ということが考えられている商品です。
また「中性脂肪を低下させる」「記憶力を維持する」という機能性表示が認められています。
公式サイトであれば通常価格から10%オフの税別2,520円で購入可能です。
さかな暮らしダブルの口コミ、効果はどう?アマゾンや楽天で買える?LDLコレステロール対策成分の豊富さで選ぶなら、きなり極がおすすめ!
きなり極は、累計販売数が175万袋を突破したDHA・EPAサプリメントのきなりがリニューアルした商品です。DHA・EPAの配合量は合計500mgを超え、かつ高い抗酸化作用を持つアスタキサンチン、コレステロール対策の定番ナットウキナーゼを追加配合しています。
使用しているDHA・EPAは水産食品のプロフェッショナル・マルハニチロと共同開発しています。高品質なLDL対策成分を種類豊富に摂りたい方におすすめです。
公式サイトであれば、通常価格から67%オフの初回限定特別価格の1,980円で購入可能です。
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