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青汁の効果効能を解説!ダイエットにおすすめ?
青汁は、さまざまな緑葉野菜を生のままの搾り、それを乾燥させたりドリンクにしたりしたものを指します。
青汁の原材料としてよく知られるものは、大麦若葉、ケール、明日葉などでしょう。
これらの緑葉野菜は食用として販売されることは少ないですが、非常に多くの栄養素を含む優れた野菜なのです。
青汁に使用されるこれらの緑葉野菜には、食物繊維、各種ビタミン、ミネラル類、酵素、ポリフェノールなどが豊富に含まれています。
これらの搾り汁を青汁に製造する工程で、こしとられたり加熱処理によって失われたりする成分はあるものの、体に嬉しい成分がバランスよく摂れることは確かです。
青汁を飲むことで期待できる効果効能としては、食物繊維を摂ることによる便通の改善や、血糖値、コレステロール値の改善、そしてビタミンやミネラルを摂ることによる美肌や老化防止などです。
もっとも、青汁は薬ではなく食品ですので、飲んだからといってこれらの効果が必ず現れるわけではありません。
青汁の中には、特定保健用食品としてその効果が実証された商品もあります。
便通の改善に役立つもの、食後の血糖値の上昇を抑制するもの、血中コレステロール値を減らすものなどが挙げられます。
確かな効果を期待して飲む場合は、これらの特定保健用食品に認定された青汁を選ぶことをおすすめします。
ただ、あくまでも基本は毎日の食事であり、青汁はそこで摂り切れない栄養を補うものとして取り入れるのがよいでしょう。
青汁にデメリット、副作用はあるの?飲んではいけない人もいる?
青汁は、先にもお伝えしたように、食品に分類されます。
医薬品ではないため、1日の摂取目安量を守って飲む分には、重篤な副作用を心配する必要はないでしょう。
しかし、過剰に摂取した場合は、さまざまな副作用が起こる可能性があるため注意が必要です。
青汁に含まれる食物繊維の過剰摂取は、便秘や下痢、腹痛などを引き起こす可能性があります。
青汁には各種ビタミン、ミネラル類が含まれます。
体に蓄積されやすい性質を持つビタミンは、過剰摂取することで肝臓障害、胃腸障害、高カルシウム血症などを引き起こすことが知られています。
また、飲んでいる薬の種類や持病、体質によっては、青汁を飲んではいけない場合もあります。
青汁に含まれるビタミンKは、血液の凝固に関わる働きをする成分です。
心臓疾患や血管の疾患があり、血栓を防ぐためにワーファリンを服用している人は、その効果を弱めてしまうビタミンKを含む青汁は避けましょう。
また、腎臓に疾患がある人は、青汁に含まれるカリウムがうまく排出されず高カリウム血症を引き起こす可能性があるため、摂取を控えるべきです。
腎臓の疾患のある人の、青汁の過剰摂取による高カリウム血症の症例です。
自分の体調や持病、飲んでいる薬を確認し、先にご紹介した例に当てはまる場合は飲むのを避けましょう。
また、青汁を飲むことにより体調が悪くなった場合は、原材料によるアレルギーや体に合わない成分がある可能性が考えられます。
無理をして飲み続けることはせず、医師に相談したり、一度飲むのをやめてみることが大切です。
青汁は寝る前に飲んでも大丈夫?飲むタイミングを解説!
青汁は食品であるため、薬のように厳密に飲むタイミングが決まっているわけではありません。
ただ、気まぐれに飲んだり飲まなかったり、まとめて大量に飲んだりという方法はあまりおすすめできません。
例えば食事の時、おやつの時、お風呂から上がった時など、自分で飲みやすい時間を決めて毎日継続するのをおすすめします。
青汁を飲む目的によって、飲むタイミングを工夫するのもよいでしょう。
ダイエットを目指す人には、食前のタイミングがおすすめです。
青汁を食前に飲むと腹持ちが良くなり、食事の食べ過ぎを防いでくれます。
食事のバランスが気になる人や食後の血糖値が気になる人は、食事のお供に青汁を飲んでみてはいかがでしょうか。
青汁を飲むことで食物繊維を摂取することができ、食後の血糖値の急上昇の抑制につながります。
青汁を夜飲む場合、胃腸への負担を考えて寝る2~3時間前に飲むのがよいでしょう。
体が冷えないよう、よく冷えた水ではなく、常温くらいの水で飲むことをおすすめします。
定番の牛乳から青汁ハイまで青汁の飲み方、作り方を紹介!ホットはどう?
青汁はさまざまな飲料に溶かしたり混ぜたりして飲むことができる食品です。
ここでは、レシピサイトなどを参考に、青汁を美味しく飲むためのさまざまな飲み方、作り方をご紹介します。
身近にある飲料に混ぜる!
青汁といえば水や白湯に溶かして飲むのが一般的ですが、商品によっては飲みにくいという意見も多く聞かれます。
そんな時には、身近で手に入るさまざまな飲料と混ぜ合わせて飲んでみましょう。
混ぜ合わせる飲料の量は好みに応じて調整するとよいでしょう。
- 青汁+牛乳→まろやかな味になり、カルシウム補給もできる
- 青汁+豆乳→牛乳が苦手な人でも飲みやすいさらっとした後味。大豆イソフラボンも摂れる
- 青汁+飲むヨーグルト→牛乳でお腹を下しやすい人におすすめ、カルシウムや乳酸菌も摂れる
- 青汁+乳酸菌飲料→ほのかな酸味と甘みが加わり飲みやすい
- 青汁+甘酒→甘酒のまろやかな味と甘みで飲みやすい。栄養満点ドリンクに早変わり
- 青汁+果物ジュース→青汁の臭いや苦みをうまくまとめ、飲みやすいドリンクに
- 青汁+トマトジュース→スッキリとした味わいで飲みやすい。酢を少量入れてもOK
- 青汁+プロテイン+お好みのドリンク→筋力トレーニングのお供に、ダイエット中の置き換えメニューに
冷たい飲料と混ぜ合わせる場合、粉末の青汁は溶けにくい可能性があります。
そんな時は、少量の水やぬるま湯などでよく溶かしてから混ぜ合わせるとうまくいきます。
シェイカーをお持ちの場合は材料を入れてよく振ればうまく混ざります。
シェイカーがない場合は、空のペットボトルで代用できます。
青汁は、アルコールとの相性も抜群!
青汁は、アルコールと混ぜても美味しく飲むことができるのです。
作りやすく、しかも美味しい青汁のアルコールレシピをご紹介しましょう。
- 青汁+焼酎+レモン→青汁ハイ 焼酎はお好みのもので。レモンを多めに加えると爽やかで美味しい
- 青汁+焼酎+炭酸→青汁サワー 炭酸の刺激でスッキリ美味しい。好みの果汁やカルピスなどを加えても違った味わいが楽しめる
- 青汁+ビール ビールにほのかな苦みが加わり美味しい。苦みの強いビールを好む人向け
- 青汁+牛乳+カルーア+アマレット→青汁カルーアミルク 青汁の牛乳割りのようで飲みやすい
- 青汁+ウイスキー+炭酸飲料→青汁ハイボール 炭酸は甘みが強いものの方が飲みやすい
青汁に含まれるビタミン類がアルコールの代謝を助けるため、一石二鳥のレシピです。
ただし、アルコールも青汁も、飲み過ぎには注意しましょう。
温めて飲むときはここに注意!
青汁は、温かい飲み物と混ぜてホットドリンクにしても美味しいものです。
ホットミルク、ココアなど、普段飲むホットドリンクに混ぜてみるのもおすすめです。
青汁には各種ビタミン、ミネラル類、酵素などが含まれています。
ホットで飲む場合に注意したいのが、その温度です。
温度が高い状態では、青汁に含まれるこれらの成分が分解してしまう可能性があります。
ホットで飲む場合は、人肌程度、つまり40℃くらいの温度にして飲むのをおすすめします。
余った青汁を大量消費できる青汁のアレンジレシピ、料理を紹介!子供にもおすすめ!
青汁を買ったけれど、なかなか消費できずに余っているという人も実は多いのではないでしょうか。
クックパッドなどのレシピサイトや、青汁を発売している企業のホームページなどを見てみると、一般の人々によるレシピのほか、料理研究家によるレシピも数多く掲載されています。
それらを参考に、余った青汁を無理なく消費でき、しかも簡単に作れるレシピを、ここではご紹介しましょう。
簡単!青汁ホットケーキ
身近にある材料ですぐにできるレシピです。材料(3~4枚分)は以下の通りです。
- 卵1個
- 牛乳180cc
- ホットケーキミックス1袋
- 青汁2包
材料を全て混ぜ合わせ、フライパンで色よく焼けば出来上がり
青汁の緑色が綺麗で、抹茶のような味わいの美味しいホットケーキになります。
好みで砂糖を増やしたり、牛乳代わりに豆乳や甘酒などを使ってもよいでしょう。
黒豆やきな粉などを加えると、和風な味わいが楽しめます。
生地にバナナを混ぜ合わせれば、腹持ちが良く朝食代わりにもなります。
ほうれん草、小松菜、さつまいも、かぼちゃ、にんじんなどを細かく刻んだりペーストにして混ぜてあげると、野菜嫌いな子供さんでも食べやすくなります。
フライパンの代わりにホットプレートを使用してもよいでしょう。
和風な味わい!青汁入りミルクプリン
ゼラチンで固めるだけのお手軽レシピです。材料(カップ5~6個分)は以下の通りです。
- 牛乳(または豆乳)800cc
- ゼラチン10g(水でふやかしレンジで溶かしておく)
- 青汁小さじ2~3
- 砂糖80g
人肌程度に温めた牛乳(または豆乳)に、青汁、砂糖を加えよく混ぜる。溶かしたゼラチンを加えよく混ぜ、容器に入れて冷蔵庫で冷やし固めれば出来上がりです。
青汁が抹茶のような風味となり、和風なプリンに仕上がります。
ホイップクリームや生クリームなどをトッピングしてもよいでしょう。
朝食にもぴったり!青汁スムージー
果物や野菜、ヨーグルトなどを使ったスムージーに青汁を加え、更に栄養価をアップさせたレシピです。
忙しい朝に、朝食の代わりとしてもおすすめです。材料(1~2人分)は以下の通りです。
- 冷凍バナナ1本
- 小松菜1束
- 青汁1包
- レモン汁少々
- オリゴ糖大さじ1
- プレーンヨーグルト100g
材料を全てミキサー(またはブレンダー)に入れ、よく混ぜ合わせて出来上がり
使用する果物を増やしてもよいですし、小松菜をほうれん草に変えても美味しく仕上がります。
甘さは好みに応じて調整しましょう。
ドリンクとしてゴクゴク飲みたい場合は、更に豆乳を100ccほど加えてもよいでしょう。
たんぱく質をアップしたい時には、プロテインパウダーを加えるのをおすすめします。
料理研究家直伝!青汁ヒスイチャーハン
料理研究家によるレシピです。
普段のチャーハンが、きれいな緑色のチャーハンに生まれ変わります。材料(1人分)は以下の通りです。
- 青汁1包
- 炊いたご飯250g
- むき海老80g
- 卵1個
- 長ネギ40g
- 油大さじ2
- 塩小さじ1/2
- 日本酒小さじ1
- ナンプラー小さじ1
- こしょう少々
卵に酒、塩を混ぜたものを油大さじ1/2を熱したフライパンで炒め、取り出す。残りの油をフライパンに入れ、みじん切りにした長ネギ、むき海老を炒めたら、炊いたご飯、調味料を加え、青汁を振りかける。先に炒めた卵を混ぜ合わせて出来上がり
最後に加える青汁の緑色がアクセントとなり、食欲をそそります。
このように、青汁は普通に飲むだけでなく、さまざまなドリンクや料理に使うことができます。
毎日飲むものだからこそ、飽きずに続けることが大切です。
お手元にある青汁を使って、さまざまな飲み方、食べ方をお楽しみください。