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青汁を飲みすぎると、腹痛、便秘、下痢、肝臓への副作用、好転反応は起こるの?
多くの栄養を手軽にバランスよく摂れることで人気の青汁ですが、一日の摂取目安量を守らないとさまざまな不調が起こることが考えられます。
腹痛、便秘、下痢
青汁を飲むとき、冷たい水や牛乳などで割って飲む人は多いでしょう。
冷たいものをたくさん摂った結果、体が冷えて腹痛を起こすことが考えられます。
また、青汁は食物繊維を多く含みますので、食物繊維の過剰摂取により下痢や便秘が起こることも考えられます。
肝臓への副作用
青汁には、豊富なミネラル類が含まれています。
青汁の飲み過ぎによるミネラル、特に鉄の過剰摂取は、肝臓の疾患を持つ人に良くない症状を招く可能性があります。
肝臓の疾患を持つ人、肝機能が気になる人は、医師に相談の上使用することをおすすめします。
好転反応
青汁に含まれる食物繊維やビタミン、ミネラルなどは、老廃物を便と一緒に排出させる働きを持ちます。
青汁を飲むことで、一時的にニキビが増えたり体調不良が起こったりした場合、青汁に含まれる成分による好転反応ではないかととらえる人はいるでしょう。
青汁に限らず、健康食品の使用中は体調の変化をよく観察し、いつもと違う症状や不調を感じたら、自己判断で飲み続けずに医師に相談することをおすすめします。
青汁を飲みすぎて入院?大麦若葉のとりすぎには注意!
青汁の原材料として非常によく使われるのが大麦若葉です。
大麦若葉にはさまざまな栄養素に加え、シュウ酸という成分が豊富に含まれています。
シュウ酸とは灰汁(あく)の成分であり、ほうれん草、パセリ、タケノコ、コーヒー、お茶などにも含まれます。
シュウ酸を含む青汁を摂取目安量を守ったうえで適正量摂る分にはまず問題ないでしょう。
しかし、青汁の飲み過ぎに加え、尿中のカルシウム濃度を上げる高たんぱく食や、尿中のシュウ酸濃度を上げる高脂質の食事などが加わることで、シュウ酸の摂取が尿路結石の原因となり得ます。
尿路結石の経験がある人は、自己判断で青汁を飲むことはせず、医師に相談したうえで使用するとより安心でしょう。
体に良いとされている青汁が、飲み過ぎることでかえって健康を害してしまう恐れがあるという例をひとつご紹介しましょう。
適正量を守って使用することがいかに大切なことなのかが分かります。
妊婦が青汁を飲みすぎると副作用がある?飲んでも大丈夫です
青汁を飲み過ぎることで便秘や下痢、腹痛などの症状が考えられることは先にお伝えしました。
では、妊婦さんの場合、飲み過ぎることで胎児への影響などの副作用は考えられるのでしょうか。
青汁は食品ですので、仮に飲み過ぎたとしても、便秘や下痢、腹痛などを起こすことはあっても胎児に影響が出るような事態は考えにくいでしょう。
妊婦さんは通常時と比べてより多くの栄養を必要とします。
特に、血液の元である鉄分、骨の元であるカルシウムなどは、胎児と妊婦さんをともに健康な状態に保つために欠かせない成分です。
青汁には、そうしたミネラル類をはじめ、食物繊維、ビタミン類などがバランスよく含まれていますので、むしろ積極的に摂ってほしい食品の一つであるといえます。
つわりの時期や食事が進まない時でも、青汁ならば水分に溶かして飲むだけの手軽さですので、面倒な手間が省けます。
一日の摂取目安量を守り、体の状態を良く観察しながら、食事の補助として青汁を取り入れることをおすすめします。
青汁の飲むタイミング、正しい飲み方についておさらい
青汁を飲むタイミング及び正しい飲み方について知っておきましょう。
青汁は食品であるため、薬のように厳密に飲む時間や量が定められているわけではありません。
ただ、気まぐれに飲んだり飲まなかったりでは、効果が出ているのかどうかの判断がしづらくなります。
かといって、一度にまとめて大量に飲んでもあまり意味がありません。
体に吸収できる成分の量は決められているため、過剰に摂った分は栄養にならず体の外に排出されてしまい、かえってもったいないことになります。
最もおすすめなのは、1日の摂取目安量を守ったうえで、1日に1~3回小分けに飲むことです。
食事やおやつ、入浴などのタイミングに合わせて飲むなど自分の中でルールを定めると、飲み忘れることなく継続しやすいでしょう。
そして、くれぐれも気を付けて頂きたいのは、過剰摂取しないということです。
1日の摂取目安量を守り、無理のない範囲で少しずつ飲む習慣を付けましょう。
牛乳や豆乳で青汁を飲んでもいい?デメリットはあるの?
青汁を飲む際、水以外の液体に溶いて飲む人は多いようです。
中でも人気なのが、牛乳や豆乳です。
青汁を牛乳、豆乳で飲むメリット、デメリットを見てみましょう。
牛乳で飲むメリット
牛乳と青汁と一緒に摂ることで期待できる効果は、お互いの栄養を一緒に摂ることができ、より栄養バランスが良いものになるということです。
特に、カルシウムやビタミン類が、単体で飲むよりも増し、よりバランスの良い飲み物になります。
また、牛乳と青汁を一緒にすると、まろやかで飲みやすい味わいになります。
そのうえ腹持ちが良くなるので、健康的なおやつとしてもおすすめです。
成長期の子供さんや野菜嫌いの子供さんにもぴったりです。
豆乳で飲むメリット
豆乳は、大豆を絞ったものですので、大豆の豊富な栄養が含まれる優れた飲料です。
豆乳には、大豆レシチン、大豆イソフラボン、大豆サポニンなどの成分が含まれます。
これらは、脂肪の代謝を促進しコレステロール値を改善したり、女性ホルモンと似た働きをしたり、細胞の酸化を防いだりすることが期待できる成分です。
また、豆乳は牛乳と比較してカロリーや脂肪分、糖分が少なくなっています。
ダイエットを目指す人、コレステロール値が気になる人、肌の状態を良好に保ちたい人、老化を予防したい人に特におすすめの組み合わせです。
牛乳や豆乳で飲むデメリット
牛乳や豆乳で青汁を飲む場合、飲み合わせなどの面で考えると特にデメリットはありません。
あえてデメリットを挙げるとすれば、水で青汁を飲むのに比べてカロリーが増すということでしょう。
ダイエット目的で青汁を飲む場合、牛乳や豆乳と一緒にすることでその分カロリーが上乗せになります。
また、お腹を下しやすい人は、温度や飲む量を考える必要があります。
牛乳や豆乳を人肌程度に温めたり、1日に飲む回数を調節しましょう。
食事の内容を見直しつつ、カロリーオーバーにならないよう工夫して飲むとよいでしょう。
安全性で選ぶ!おすすめの人気青汁をランキング形式で紹介!
毎日飲む青汁は、体に不要なものを含まない安全なものを選びたいですね。
ここでは、安全性に特に優れたおすすめの青汁を3つご紹介しましょう。
飲んだ人の口コミも併せてご紹介しますので、参考にしてください。
国産大麦若葉のみを100%使用!ユニマットリケン 有機栽培の青汁
ユニマットリケンの有機栽培の青汁は、国産の大麦若葉のみを100%使用しています。
甘味料そのほかの混ざりものは一切添加されていません。
有機食品のJAS規格に適合した生産が行われている証である有機JASマーク付きですので、品質はお墨付きです。
・大麦若葉粉末のみを使用しているので独特の風味があるが、糖分の入っていない抹茶のようで比較的飲みやすい。水にはすぐに溶けないがお湯で溶くと速やかに溶ける
・粒子がやや粗いので溶け残りがあったり喉にはりつく感じはあるが、生のまま野菜を粉砕した証拠だと思うので仕方ない。価格は有機青汁としてはお手頃で続けやすい
・苦みもなく、味は濃すぎず薄すぎず、美味しく飲める青汁。これを飲むと、どんなビタミン剤を飲むよりも疲れが取れる気がする
野菜不足を手軽に解消!サンスター 健康道場 粉末青汁
サンスターの健康道場 粉末青汁は、国産のブロッコリー、ケール、大麦若葉、明日葉、モロヘイヤの粉末のみを使用した商品です。
甘味料などの添加物は一切使用していません。
各原料の産地がパッケージに明記されている点も安心できるポイントです。
一包が3g程度の青汁がほとんどですが、こちらは一包がやや多めの10gとなっており、たっぷりと飲みごたえがあるのも特徴です。
・分量が多いため濃いめだが、青汁独特の苦みはなく、むしろ野菜の甘みを感じられる。糖分無添加なのに飲みやすく、子供でも飲んでくれそう
・野菜不足を感じ、しっかり野菜が摂れしかも安全な青汁を探していたところこの商品に出会った。青臭さもなく味にくせがなくとても飲みやすい
・お通じが整ったり、高血圧が改善したり、朝の目覚めが良くなったという良い評判を友人や両親から聞いて自分も飲んでみようと思い購入した。味が良く料金が手ごろでこれなら続けられそう
国内の契約農家で栽培した原料を使用!ヤクルト 私の青汁
ヤクルトの私の青汁は、九州の国東半島にある契約農家で栽培した大麦若葉を使用しています。
生産者の顔が見える、安心できる品質の青汁です。
・味や栄養に大きな特徴はないが、飲みやすさと溶けやすさ、価格の手ごろさが良い。毎日無理なく続けるにはちょうど良い商品だと思う
・便秘がちで市販の便秘薬を飲んでいたが、この青汁を豆乳で割って飲むようになって5日目で便通が良くなり市販薬をやめることができた。これからも続けたい
・普段あまり野菜を取らないのでこの商品を購入している。牛乳で割って飲むととても美味しく、そのお陰か長く続けられている。健康診断で問題がないのも飲み続けているおかげだと思う
青汁は、摂取目安量を守って正しく使用することで、毎日の健康管理に役立てることができます。
安全性にもこだわり、自分に合った青汁を見つけて、毎日の食事の補助として上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。