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脳梗塞が起こる原因と有効な予防法とは?
脳の病気で倒れると脳卒中と言われますが、脳卒中には脳の血管が詰まってしまう脳梗塞、脳の細い血管が破れて出血する脳出血、脳動脈瘤が出血するくも膜下出血、一時期だけ血管が詰まる一過性脳虚血発作などがあります。
その中でも脳梗塞になる方は、脳卒中で倒れる方の70%に当たり、次の三つのタイプに分かれます。
- 細い血管が動脈硬化で詰まるラクナ梗塞
- 太い血管にプラークというコレステロールのこぶが出来、血流を塞ぐアテローム血栓性梗塞
- 元は心臓にあった血栓が剥がれて脳の血管を塞ぐ心原性脳梗塞
ラクナ梗塞とアテローム血栓性梗塞は脳血栓、心原性脳梗塞は脳塞栓と分けられる事もあります。
脳梗塞だけでなく脳出血なども、大きな原因となるのは動脈硬化です。
動脈硬化は、血管にしなやかさがなく血管の壁が厚くなってしまっている状態です。血管が厚くなっている為に詰まりやすく、また厚いといっても丈夫になっている訳ではなく、もろい状態な為に破れやすくもあるのです。
動脈硬化は生まれてすぐから始まっているとされますが、実際に問題になってくるのは30歳以降です。それまで、ほとんどなにも自覚症状がないまま動脈硬化は進み、ある日突然脳梗塞などの症状が起きます。
動脈硬化を予防・改善するためのサプリメントランキング!効果効能も解説脳梗塞の初期には次のような症状が起こりやすくなります。このような症状が見られたら緊急に受診が必要です。
- 急に言葉が出てこなくなる
- 喋っているつもりでも呂律が回らない(特にたちつてと、らりるれろが言えない)
- 手足のしびれや感覚の麻痺がある
- 突然片目の視力が落ちる、片目だけ影に遮られて見えない
これらの症状は、すぐに治まってしまう場合があります。一過性脳虚血発作(TIA)といって、血管が詰まってしまった訳ではなく、一時的に血流が少なくなった為に起こるのです。
しかしこのTIAになった人の5%から20%が発作が起こった2日以内に、30%の人が3か月以内に脳梗塞になってしまうとされている為、すぐに治まっても上記の症状があれば一度受診される事をおすすめします。
脳梗塞の原因にある問題のある動脈硬化は、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病が大きなリスク因子となります。
このリスク因子を無くす事が脳梗塞の予防です。
喫煙をしない
タバコを吸う人は、吸わない人より脳梗塞のリスクが高くなります。毎日1本でも、リスクは上がる為、タバコを吸っている方は禁煙をしましょう。
適度な運動を毎日行う
今まで運動をした事がない人は、急にジムに通って激しいトレーニングを始めるより、毎日続けられる軽めの運動から行いましょう。ストレッチは血管を若返らせると言われており、数分で良いので体を伸ばしてみましょう。
ストレスや疲労を溜めない
短くても質の良い睡眠はストレス解消になります。また疲労を蓄積しないように、仕事中はこまめに休息を取るようにしてください。脳を休める事も脳梗塞の予防に繋がります。
食事をバランスよく摂る
偏食をしないで、肉や魚、野菜などバランスよく食べる事が大事です。高血圧や糖尿病、脂質異常症だと診断されている方は、食生活を見直し、血流が良くなるような食事に変えましょう。
また水分補給は十分行ってください。脱水状態になると脳梗塞が起こりやすくなります。
脳梗塞の予防に効果的な成分を解説!
脳梗塞を予防する為には、食事の塩分を控え、3食バランスよく腹八分目に食べる事が重要です。
また予防に効果があるとされる栄養素は、血流が良くなる成分です。血流を良くするには、血液をサラサラにする、血管を強くする、血管に出来た血栓を溶かすなどが出来る成分が必要になります。
血管を強くするたんぱく質
たんぱく質は血管を丈夫にする栄養素です。また、たんぱく質はアミノ酸で出来ており、アミノ酸の一種であるタウリンやLカルニチンなどは、コレステロールや中性脂肪を下げるとされています。
多く含む食品は、たんぱく質として、肉類、魚介類、乳製品、大豆、大豆製品などです。
血液をサラサラにするオメガ3系脂肪酸
血液をサラサラにしてくれるDHA・EPAは知られていますが、中性脂肪を減らす事が出来るとされ薬にも使用されているのはEPAのみです。またαリノレン酸も、血液をサラサラにします。
多く含むのは、鯖や鰯などの青魚、カマンベールチーズ、亜麻仁油、菜種油、大豆油などです。
血栓を溶かしてくれるナットウキナーゼ
出来てしまった血栓を溶かす事が出来る成分が、ナットウキナーゼです。納豆に含まれる成分で、他の大豆製品にはありません。ナットウキナーゼは、他に血圧を下げたり血流を良くする為、脳梗塞予防になります。
血流を良くするケルセチン
活性酸素の影響で赤血球が血管内を通り難い状態になるのを、強い抗酸化成分で防ぎ、血流を良くします。ブロッコリーやリンゴなどに含まれますが、特に玉ねぎに多い成分です。
コレステロールを下げ肥満も防止出来る食物繊維
食物繊維を20g以上摂る事で、脳血管障害や冠動脈疾患が予防出来、同時に高血圧や肥満なども改善出来るともされています。多く含むのは、野菜、海藻、豆類、キノコ類などです。
栄養は毎日摂る必要がある為、外食が多いなど毎日必要量を摂れないという方は、不足分を補助する為にサプリメントを利用するのも有効です。
ただ血液をサラサラにする成分は、持病や飲んでいる薬によっては、飲まない方が良い場合もある為、担当医や薬剤師などに確認しましょう。
脳梗塞予防におすすめのサプリメント4選!
脳梗塞の予防に繋がるサプリメントをご紹介します。中性脂肪やコレステロールなどを下げ、高血圧、肥満などが改善出来る成分が入っており、口コミなどで効果がわかるものをおすすめします。
中性脂肪を下げる効果のEPAが入った アサヒ ディアナチュラゴールドEPA&DHA
中性脂肪を下げる事が出来るとされるEPAが600mg、血液をサラサラに出来るDHAが260mgと高配合され、効果があるとして機能性表示食品の届け出がされておりおすすめ出来ます。1日の目安は6粒です。
口コミ
・不整脈や動悸がしなくなった
・血管年齢を測ってもらったら年齢より若かった
・LDLコレステロールが高かったが下がった
・特に中性脂肪が下がったという口コミは多数
血管をしなやかにする カルピス しなやかケア+EPA&DHA
血圧を下げる血流を良くする、血管をしなやかにするという機能がある、ラクトトリペプチドという成分が、1日の目安3粒に4.8mg配合されています。また血液をサラサラにするEPA&DHAも配合されより効果的です。
口コミ
・血圧が下がってきた
・血管年齢が20歳も若かった
・血圧が下がったまま安定している
血栓を溶かせるナットウキナーゼが入った 小林製薬 ナットウキナーゼ DHA EPA
ナットウキナーゼに、血液サラサラ効果のあるDHA・EPAとケルセチンを配合されより効果が期待出来る為、おすすめします。1日の目安は1粒です。
口コミ
・中性脂肪も悪玉コレステロールも減った
・血圧が下がり正常になった
・長年の頭痛が治まった
・便通が良くなった
・朝起きるのが楽になった
食物繊維にアミノ酸配合 小林製薬 イージーファイバーダイエット
血管の掃除が出来る食物繊維に、アミノ酸のLカルニチンとBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)が配合されています。Lカルニチンは血管を広げる作用があり、脳梗塞予防に期待が出来ます。
1日の目安は1包から3包で、摂り過ぎはお腹がゆるくなる可能性がある為、注意しましょう。
口コミ
・便秘が解消された
・血糖値対策にかかせない
・食べ過ぎても次の日に体重が増えていない
・痩せられた
・飲まなくなると便秘が復活してしまう