目次
むくみの原因とは?
むくみとは、何らかの原因によって、皮膚の下に水が溜まった状態です。専門的には、「浮腫(ふしゅ)」とも言われます。
なぜむくみは起こるのでしょうか。むくみが起きる原因を解説します。
長時間同じ姿勢でいたとき
長時間同じ姿勢でいた後にむくんでしまうのは、血液を心臓に戻すふくらはぎのポンプ作用が弱くなり、血液の循環が悪くなり、血管から水分が多く流れ出てしまうためです。
立ち仕事をしていると重力によって脚に水分が溜まるため、浮腫むことがあります。こまめに身体を動かして、血液の流れをよくしてみましょう。
きつめの服や靴を履いていたとき
きつめの服を着ていたり、窮屈な靴をはいていると、血管が狭まり、血液の循環が悪くなりむくみの原因となります。
自分のサイズにあった衣服や靴を選んで、身につけるようにしましょう。
塩分の摂りすぎ
我々の身体は、体内の塩分濃度を常に一定に保とうとする機能を持っています。そのため、塩分を過剰に摂取すると、体内の塩分濃度を薄めるために、体内に水分を溜め込むようになります。
これにより、むくみが起きてしまうのです。
この他にも、睡眠不足や運動不足、ストレスなどもむくみの原因となります。また、むくみと言っても一過性のむくみと慢性的なむくみがあります。
先ほど紹介したむくみの原因は、一過性のものです。慢性的なむくみは、心臓や肝臓、腎臓などの臓器の疾患が原因であると考えられます。
数日では治らない慢性的なむくみの症状がある場合は、できるだけ早く病院を受診するようにしましょう。
本アンケートでは、むくみに悩んだ経験のある方に普段の生活習慣やむくみの症状だけでなく最も効果的なケア方法なども調査しましたので、是非参考にしてみてください。
むくみに悩んでいる400名にアンケートを実施しました!
サプリポートは2022年9月にむくみに悩む400名にアンケートを実施しました!
このアンケートでは選択回答形式と自由回答形式を用いて、普段の生活習慣やむくみの症状、むくみ解消のために行っているケア方法などを詳しく伺いました。むくみ解消方法や、むくみにおすすめの食べ物や飲み物を知りたい方に必見の調査結果となっています。
【調査概要】
- 調査時期:2022年9月
- 調査方法:インターネット調査
- 調査地域:全国
- 本アンケート対象者:むくみに悩んでいる全国の男女400名
【むくみに関するアンケート 質問項目】
- あなたの性別を教えてください
- あなたの年齢を教えてください
- 秋は、むくみを感じやすいですか
- 当てはまる生活習慣を教えてください
- 1日にどのくらい水分を摂りますか
- むくみを感じている身体の部位はどこですか
- むくみを感じる症状はなんですか
- どんな時にむくみを感じやすいですか
- 1日のうち、むくみを感じやすい時間帯はいつですか
- むくみを改善するためのケアを行っていますか
- どのようなケアを行っていますか
- むくみを改善しているためのケアの効果を実感していますか
- むくみを感じているときに積極的に食べる食べ物はなんですか
- むくみを感じているときに積極的に飲む飲み物はなんですか
アンケート全体回答者属性(有効回答数:400)
- 男性:108名(21.6%)、女性:392名(78.4%)
- 20代以下:81名(20.3%)、30代:164名(41.0%)、40代:105名(36.2%)、50代以上:50名(12.5%)
油断大敵!秋はむくみやすい季節?
秋は、むくみやすい季節であることをご存じですか。
秋がむくみやすい季節であると言われるのは、むくみの原因となる血液やリンパのめぐりを悪くする要因が多いことが考えられます。
季節は秋になりましたが、日中はまだ汗ばむ気温であるため、夏の感覚のまま冷たい飲み物や食べ物を食べ過ぎたり、夏のファッションで過ごしたりしていると、身体が冷えてむくみの原因になります。
また、1日の気温差が大きいため、自律神経が乱れやすくなります。その結果、血行不良を引き起こし、むくみの原因となります。
このほかにも、おいしい食べ物が豊富な食欲の秋だからこそ、栄養バランスが不安定になったり、過ごしやすい気温のため、夜更かしが増え、睡眠不足を招くこともむくみの原因となります。
実際に、アンケートで秋はむくみやすいと感じるかを伺いました。
約70%の方がむくみやすいと「感じる」または「どちらかというと感じる」と回答しました。アンケート結果からも、秋はむくみやすい季節であることが分かりました。
むくみやすい習慣とは?アンケート回答者の生活習慣を調査!
次に、むくみに悩んでいる方に普段の生活習慣を伺いました。
アンケート結果から、運動不足であると回答した方が最も多く、264名(14.8%)の方が回答しました。
また、日頃から「長時間同じ姿勢でいることが多い」、「立ち仕事や座り仕事をしている」と回答した方も多かったです。
他にも、「睡眠不足である」、「冷え性である」、「猫背である」と回答した方が多かったです。
先ほど述べたむくみの原因になる生活習慣を送っている方が多いことが分かりました。
次に、1日にどのくらい水分を摂っているのかを伺いました。
17名(4.3%)が「500ml未満」、183名(45.8%)が「500ml~1L未満」、176名(44.0%)が「1L以上~2L未満」、22名(5.5%)が「2L以上~3L未満」、2名(0.5%)が「3L以上」と回答しています。
よく、水分不足はむくみの原因になると言われています。ですが、実は間違いなのです。
水分の摂取を制限し、身体が水分不足になってしまうと、体内では自然と水を溜め込もうと働きかけます。すると、下半身に水分が余分に溜まってしまい、むくみをひどくしてしまうのです。
アンケート結果からも、1日に摂る水分量が「500ml未満」または「500ml以上~1L未満」と回答した方の約8割の方がむくみ改善のための効果を実感できていないと回答していました。
効果が実感できていないのは水分不足が原因かもしれません。意識して水分を摂るようにしてみましょう。
水分を摂取することで血液の循環を良くし、むくみを予防してくれます。しかし、水分を摂りすぎても、細胞間に水分が溜まってしまい、逆にむくみを招いてしまいます。そのため、1日に1.5L~2Lを目安に水分補給するようにしましょう。
むくみ予防のためにも、こまめに水分を摂るようにしましょう。
次に、アンケート回答者の運動習慣について伺いました。
アンケート結果から、130名(32.5%)が普段「運動はしていない」と回答しました。
運動している方の中では、「週に1回」または「週に2~3回」と回答した方が多かったです。
長時間同じ姿勢でいる生活環境では、血行不良を起こしてしまうので、ストレッチや有酸素運動などの軽い運動を取り入れるだけでもむくみ予防につながります。
また、長時間同じ姿勢でいるだけでなく、運動不足や加齢による筋力の低下はポンプ機能がうまく働かなくなり、冷え性を引き起こしたり、むくみやすい身体になってしまいます。
アンケート結果からも、「運動をしていない」「数カ月に1回、運動をしている」と回答した方の約53%の方が「冷え性」で悩んでいることが分かりました。
冷え性もむくみの原因となります。日頃から運動を取り入れてみることをおすすめします。
これらの生活習慣とむくみに関係があるのかをアンケート結果から、より詳しく見ていきましょう。
むくみを感じやすい部分とは?むくみが出ると疲れやすい?
むくみを感じやすい身体の部位について伺いました。最も多かった回答は、294名(30.7%)が回答した「ふくらはぎ」でした。
次いで多かった回答は、「顔」や「足首」、「手首」、「太もも」などが挙げられました。
アンケート結果から、足のむくみに悩んでいる方が多いことが分かりました。
足は、心臓から遠い位置にあり、血流が悪くなりやすかったり、重心により水分が溜まりやすいなどによりむくみやすいと言われています。
次に、むくみを感じる症状を伺いました。
最も回答が多かった症状は189名(14.4%)が回答した「疲れやすい」でした。
他にも、「身体が重だるい」、「靴下の跡が取れない」、「顔やまぶたが腫れている」などの症状が多く挙げられました。
むくみは、疲れているときや睡眠不足の時にも起こります。これは、血液を送り出す心臓の働きが低下するからです。
実際に、むくみで感じる症状として「疲れやすい」と回答した方の約50%の方がストレスを抱えており、約70%の方が睡眠不足であることが分かりました。
身体が疲れると活性酵素がホメオスタシス(我々が元々持っている常に一定に保つ働き)を崩し、むくみを引き起こす場合もあります。
身体の疲労は、むくみだけでなく、睡眠不足やストレスなどにも繋がります。疲労を溜め込まないこともむくみ予防には大切なのです。
むくみを感じやすいのはやっぱり朝が多い?その理由とは?
アンケート結果から、「寝起き」「長時間同じ姿勢でいた時」という2つの回答が多く、それぞれ175名(19.5%)、173名(19.2%)でした。
やはり、長時間同じ姿勢でいた後はむくみが起こりやすいことが分かりました。
また、「長時間歩いた時」「寝不足の時」「身体が冷えた時」「生理前」と回答した方も多く、それぞれ109名(12.1%)、97名(10.8%)、69名(7.7%)、97名(10.8%)でした。
次に、1日のうち、むくみを感じやすい時間帯について伺いました。
最も多かった時間帯は142名(35.5%)が回答した「朝」でした。なぜ、朝にむくみやすいのでしょうか。
その理由は、重力により水は高いところから低いところに移動するため、夜寝ている間は顔に水分が溜まりやすくなるからです。
次いで、「夕方」「夜」と回答した方が多かったです。長時間同じ姿勢でいたり、立ち仕事などをした後は、血管やポンプ機能がうまく働かなくなり、重力により水分が下半身に溜まるからなのです。
「一日中」と回答した方も19名(4.8%)いることが分かりました。慢性的にむくみを感じている方は、重篤な疾患が隠れている可能性もあるので要注意です。
むくみ悩んでいる方はどんなケアをしている?セルフケアが効果的?
この質問では、むくみ改善のためにケアを行っているかについて質問しました。
回答者の約5割にあたる219名の方がむくみ改善のためにケアを行っていると回答しました。
むくみ改善のためにケアを行っている方は実際にどのようなケアをしているのでしょうか。
最も多かったケアとしては、約7割の方が「セルフマッサージをする」と回答しました。
セルフマッサージ以外にも「ストレッチをする」「入浴する」「水分を摂る」「運動する」という回答も多く挙げられました。
「エステや整体に行く」と回答した方もいましたが、ケアを行っている多くの方がセルフケアでむくみ改善を行っていることが分かりました。
現在、むくみ改善のためにケアを行っていない方も、お家で簡単に取り入れられる方法ばかりですので、ぜひ試してみるのはいかがでしょうか。
むくみ改善のためのケアを行い、効果は実感しているかを伺いました。回答結果は、78名(35.6%)が「はい」と回答しました。一方、31名(14.2%)が「いいえ」と回答しました。
ケアの効果を実感しているかが分からないと回答した方は、110名(50.2%)と最も多かったです。むくみ改善のためにケアを行っている方の過半数が効果を実感していないままケアをしていることが分かりました。
むくみを完全に改善することはできないため、効果が実感できているか分からないと回答した方が多いのではないかと考えられます。
浮腫まない身体を作ることは難しいですが、セルフケアを行い、浮腫みにくい身体を作りましょう。
むくみに効果的な食べ物・飲み物とは?カリウムを摂取しよう!
むくみ解消には食事も大切です。効果的な食べ物や飲み物は何か気になる方も多いのではないでしょうか。
むくみに悩んでいる方に、むくみを感じているときに積極的に食べる食べ物は何かについて伺いました。
アンケート結果からは、272名(48.1%)の方が「特に意識していない」と回答しました。
むくみ改善のために食べ物を意識している方は少ないことが分かりました。
一方、むくみを感じているときに積極的に食べる食べ物としては、「納豆」「キノコ類」「海藻」「バナナ」等が挙げられました。
むくみに効果的なミネラルは「カリウム」です。カリウムは、過剰な塩分(ナトリウム)を体内に排出させてくれる働きを持っています。そのため、むくみが気になる際にはカリウムを豊富に含んだ食材を積極的に摂るようにしましょう。
カリウムを多く含む食材を例としてご紹介します。
・バナナ
・メロン
・ほうれん草
・カボチャ
・サツマイモ
・豆類
・豚ロース肉
など
次に、むくみを感じているときに積極的に飲む飲み物について伺いました。
食べ物と同様にむくみを感じているときに飲む飲み物を意識している方は少なく、回答者の過半数の方が飲み物は「特に考えていない」と回答しました。
一方、意識している方は、むくみを感じているときに飲む飲み物として「コーヒー」「緑茶」「豆乳」「ルイボスティー」等が挙げられました。
むくみを解消する代表的な飲み物は「お水」と言われています。お水を飲むことで、血流の流れを良くすることができるため、1日の中でこまめに水を飲むようにしましょう。
飲み物でカリウムを多く含むものとしては、「トウモロコシのヒゲ茶」があります。他にも、トマトジュースや牛乳、コーヒーにも多く含まれているので、むくみを感じているときには積極的に飲むようにしましょう。
むくみに悩んでいる方はどのようなサプリメントを摂取している?
最後にむくみ改善のために利用しているサプリメントを伺いました。メーカーと商品名をご紹介します。
- DHCのメリロート
- ファンケル メリロートキュットレスト
- 黒酢黒にんにく黄金しょうが
などが回答されました。他にも、サプリメントだけでなくツムラ20《防己黄耆湯》のような漢方を摂取している方もいました。