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ドイツのサプリメント事情を解説!品質はどう?
ドイツではサプリメントは一般的なものとして使われており、種類も豊富で様々な使用形態があります。
欧米ではアメリカに次ぎサプリメントの市場規模が大きく、なおかつハーブ系のサプリメントが広く用いられています。
古くからハーブの使用には積極的であり、日本の厚生労働省にあたるドイツ連邦保険庁には、ハーブの利用について安全性や効果を医薬品目線でチェックするドイツ・コミッションEがあるのも理由です。
またオーガニック食品への関心度が国民全体の傾向として高いことから、サプリメントの品質も厳しくチェックされています。
そのうちの1つが2001年に狂牛病(BSE)の感染が確認された際に作られたBIOマークの制度であり、この制度の規定は非常に厳格です。
化学合成肥料、遺伝子組み換え技術の使用の禁止、家畜の場合は抗生物質を含まない有機飼料の使用がきちんと確認されたものだけについています。
国民性として危険性があるものは避け、必要なものだけをしっかりと購入したいと思う人が多く、かつ流行より堅実さをとることが多いとされます。
合理性からサプリメントを用いることも多い
ドイツの冬場は雨や霧も多く、日光を浴びる機会がほとんどなくなることから、ビタミンDの合成が不足しやすいとされます。
そのため冬季うつ病などの予防策として、ビタミンDが乳幼児健診で配られることもあります。
また食事内容が伝統的に塩分が濃く、野菜や魚介類が少ないという面があります。
そこでマグネシウムを補って手足がつるのを防いだり、日本では海藻から補えるヨードや青魚に多いDHAをサプリメントから摂ったりするのです。
ドイツでよく見かけるタブレットのサプリメントとは?
お土産としても人気があるタブレットタイプのサプリメントには、食べるのではなく水に溶かすことで炭酸飲料のように飲めるものがあります。
ドイツでも有名なサプリメントメーカーの「heilusan」の商品のほか、様々なメーカーが発売しています。
炭酸飲料のような状態になっていることから飲んだ際の吸収率が良いとされ、また錠剤タイプやカプセルタイプだと飲めない人でも飲みやすいのが特徴です。
マルチビタミンタイプの他、カルシウムだけ、ビタミンCだけ、など様々なものがあります。
ドイツのサプリメントが購入できるのはどこ?個人輸入はできる?
日本でドイツ製のサプリメントを手に入れる方法として、ドイツ産のサプリメントを扱う業者に依頼するほか、クリニックなど取り扱っている店舗を探して購入する方法が挙げられます。
しかし近所にない場合は、見つけるのも困難です。個人輸入を利用したほうが、様々な商品を確実に手に入れることは可能です。
日本において薬物として扱われている商品を含む可能性もあることから、外国ではサプリメントとして販売されていても医薬品的な成分や効能が示される場合は2か月分までしか購入できません。
ドイツのサプリメントは品質が高いものが多いため、製品としての安全性は確保できますが、日本人が飲んだ場合の体への影響は分かりません。
さらに詳しくは厚生労働省の「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」がおすすめです。注意点を含めて検討しましょう。
参考 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ厚生労働省また輸入して使用後、もし何か健康被害に繋がりそうなことに気が付いた場合は、厚生労働省が運営する「あやしいヤクブツ連絡ネット」を使うことをおすすめします。
参考 リスクが潜む海外医薬品や海外サプリメントの個人輸入あやしいヤクブツ連絡ネットPMインターナショナルのフィットラインとは?ネットワークビジネスなのか、ジョコビッチ愛用メーカーなのか解説
ドイツのサプリメントや化粧品メーカーであるPMインターナショナルが扱うサプリメント専門のブランドがフィットラインです。
ドイツスキー協会などがオフィシャルサプライヤーとして登録されています。
また世界各国のアスリートが利用していることでも有名で、ドイツの医薬品基準のGMP基準(品質管理基準)やケルン大学生化学研究室を通じたドーピング検査などを通し、高い基準を持っています。
ケルン大学はドイツで2番目に古い大学であり、特に研究業績のある4大学の1つとしても知られています。
広告の代わりにネットワークビジネスを採用している
PMインターナショナルでは、商品を購入したユーザーが他の新しいユーザーへ商品を宣伝して販売する、いわゆるネットワークビジネスで商品を広く販売しています。
ネットワークビジネスとは、簡単に言えば対象となる組織(ネットワーク)の一員となる人をどんどん増やしていくビジネススタイルです。
組織の一員となった人が他の人へ商品をおすすめし、それを販売することでどんどん他の人へと広めていきます。
購入したい場合はPMインターナショナルの公式サイトか、すでにパートナーとなっている人から購入する方法が挙げられます。
ネットワークビジネスは違法?
口コミで広め、友人を勧誘する販売方法となると違法なイメージがありますが、売り方も会社そのものも、決まりを守って販売する上では違法ではありません。
しかし決まりを守らない人や説明が不十分になる場合も多く、トラブルが起きやすいのも事実です。
ジョコビッチの愛用メーカー?
いくつかのブログやインタビューでジョコビッチ選手が自らこのサプリメントを選んで愛用していることが伝えられています。
また「ジョコビッチの生まれ変わる食事」という彼が著した本の中でも、フィットラインのことが紹介されています。
食事の改善をきっかけに、2011年から3つのグランドスラム大会制覇など快挙を成し遂げたジョコビッチ選手は、摂取するものに強いこだわりを持っています。
そんな彼が選んだサプリメントとして、プロのアスリートのみならず、健康や食事に興味を持つ人から支持されています。
またフィットラインの「パワーカクテル」は指原莉乃さんが利用していることでも知られています。
dmやロスマンが定番!ドイツ旅行時にはどこでサプリメントを買うべき?
ドイツでは著名なドラッグストアである「ロスマン」や「dm」が、品ぞろえ豊富で価格もお手頃なためおすすめです。
また通常のスーパーでも購入できる場合がありますが、品ぞろえは上記のようなドラッグストアの方が豊富です。
また相談した上で購入したい場合は、ドイツの薬局である「アポテーケ」を尋ねると薬剤師が常駐しています。
ドイツのおすすめサプリメント6選!
ドイツのおすすめサプリメントを、日本での購入者も多いサプリメントから6つ紹介します。
亜鉛をトータルサポート、DAS gesunde PLUS 髪用バイタルコンプレックスカプセル
亜鉛10mgに加えて、10種類のビタミン(ビタミンB群)やミネラルが補給できるサプリメントです。
18歳以上の男女に必要な1日当たりの摂取量をクリアしているため、健康目的のほか、髪の毛への栄養補給としても活用できます。
・日本産だと満足できなかったので選んだ
・なんとなく髪がツヤツヤとしてきた印象
ダイエット中の栄養補給に、BAYER Berocca Performance
上記でも解説したタブレット1個を水に溶かすことで、ドリンクのように飲めるサプリメントの1つで、日本でも輸入によって比較的手に入りやすいものです。
ビタミンCやビタミンBの他、葉酸やカルシウム、マグネシウムなども補給できるのが特徴です。
朝はなかなか食事が摂れない人や、ダイエット中に栄養不足になりがちな女性にもおすすめです。
・ビタミン剤特有の味がしなくて美味しい
・炭酸だけど微炭酸程度なので朝でも飲める
・手軽に続けられる
高品質が欲しい人に、GloryFeel オメガ3
ドイツ製の1カプセル当たり180mgのEPAや120mgのDHAが配合されているサプリメントです。
1カプセルで1日当たりのn-3系脂肪酸の15%が補えるため、基本的には1日1粒が目安です。
カプセルの材料であるゼラチンやグリセリン、酸化防止剤としてビタミンEが配合されていますが、それ以外にステアリン酸マグネシウムなどの添加物は含まれていません。
・400日分は入っていてコスパが良い
・魚の臭いが気になる人はダメかも
・ドイツ産のものが欲しかったのでピッタリの商品
バイエルン地方に本社を構える、サルス マルチビタミン
ドイツのサプリメントメーカーの1つであるサルスは、南米チリにあるビジャリカ火山のふもとにオーガニック農場を作り、そこで収穫したハーブなどを利用したサプリメントを製造しています。
サルスのマルチビタミンは、液体状のドリンクをスプーンなどで飲むことで摂取する、飲むタイプのサプリメントです。
胃酸の分泌を抑え、基本的なビタミン8種類であるビタミンA、B1、B2、B6、C、D、E、ナイアシンを含んでいます。アルコールや保存料、着色料を使用していないため、開封後は4ヵ月以内に飲みきる必要はありますが、胃への負担を減らしたい人におすすめです。
・マンゴーとオレンジを合わせたような味で、楽に飲める
・何となく粒のものより吸収がいいような気がする
・ビタミン剤のような風味が特徴的だけど味は美味しい
・丁度体に必要なものだけ入っている感じ
下腹部のポッコリが気になる人に、アルシタン FIT-SCHLANK
菜種油、キダチアロエ、ローズヒップ、パセリの根、レシチン、キイチゴの葉などが配合されており、自然な排便を促すことで下腹部のポッコリ感を解消しやすくする効果が期待されます。
アロエは実際に便秘を解消する生薬として用いられることもある植物で、ローズヒップに含まれる食物繊維やペクチン、フラボノイドには腸内環境を整え、排便を促してくれる効果があります。
アルシタンは1949年に設立されたメーカーで、上質なサプリメントの開発や、植物療法の発展に貢献するなど、幅広く活躍しています。
・自分には合っていたのか、お通じが出やすくなった
・便秘でいつも張っていたお腹が楽になった
厳しい基準のもと製造、Zein Pharma ビタミンD3 2000IU
1999年創業のZein Pharmaでは液体やソフトジェルカプセル、通常のカプセルの3種類で様々な容量のビタミンDサプリメントを販売しています。
2,000IUは50μgに相当し、これは日本人の摂取目安の5.5μgの約9倍にあたります。
公式サイトでも摂取する際は「2日に1粒」が推奨されているため、毎日飲まないように注意が必要です。
また他にもマルチビタミンサプリメントなどを利用している人は、ビタミンDが含まれていないかチェックしたうえで選ぶと過剰摂取を防ぎやすくなります。
・天然のビタミンDを使っていたので選んだ
・2日に1粒という摂取方法が合理的だと思った