完全食グミCOMPの評判とは?コスパ高い?ダイエット向き?

完全食のCOMPとは?グミだけではなくドリンクもある?

食事の用意をする手間を徹底的に省きつつ、栄養を補うことを目的に開発された食品を「完全食」と呼びます。

COMPは「栄養調整食品」という区分になっており、厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準」に基づいて、エネルギーやビタミンなど様々な栄養素を補給できます。

簡単に言えば「たった1杯、もしくは何粒かのグミで人間が生きる栄養素を補い、目的のための時間を与えてくれる食事」です。

2016年4月に誕生し、日本人に合う成分内容になっているのが特徴です。

また原材料も日本のメーカーを通して購入、厚労省から認可を受けており、品質の高い日本国内の食品工場で生産されています。

現在は全部で3つのタイプがあり、それぞれメリットが異なります。

手軽に作れる、粉末タイプ

一番ポピュラーなタイプで、液体と混ぜ合わせることで使用するため味のカスタマイズがしやすく、また粉の量を調整することでエネルギー量を調整できるのが特徴です。

1gあたり4kcalとなっており、このg数を調整すると自分に必要なエネルギー量や栄養素を補えます。

ココアやジュースのほか、コーンスープやコーヒーなど温かいものに溶かした場合も、COMPそのものの栄養には問題ありません。

いわゆるフレーバーはついておらず、原料となっている大豆や植物性油脂が元となったシンプルなソイプロテイン、豆乳に近い風味です。

開けてすぐ飲める、ドリンクタイプ

パック飲料のように、蓋を開けて適切な量を注ぐだけで、すぐに栄養とカロリーバランスの取れた食事が摂れるタイプです。

溶かす手間もかからないため、時間をより短縮したい人向けに開発されており、1本あたり1L、1,000kcalを摂取できます。

こちらもフレーバーはなく、パウダータイプのように豆乳やソイプロテインと同じような味を感じる人が多いようです。

袋を開けて噛んで食べる、グミタイプ

上記2つの商品にはない「咀嚼(そしゃく)」と「携帯性」という要素を取り入れたのが、グミタイプです。

UHA味覚糖と共同開発した商品で、特定7品目のアレルゲンである卵や牛乳、小麦、そば、落花生、えび、かにを使っていません。

アレルギー物質とされるのはゼラチンだけであり、パウダータイプやドリンクタイプが飲めない場合も食べられる場合があります。

味はフルーツミックス風味で、美味しさにもこだわっており、1粒10kcalと計算しやすいのも特徴です。

グミタイプは噛む動作が可能な完全食

まず人間にとって、噛むこと(咀嚼)は大切な効果を持つ行動です。

食べ物をかみ砕く際に唾液が分泌され、これは口腔内を綺麗にするほか、虫歯や口臭を予防する効果があります。

またへの血液の循環を促す効果があり、歯や歯茎の健康維持にも欠かせないのです。

しかしパウダータイプやドリンクタイプだけで生活する場合、ガムを噛む習慣などを摂り入れないと行えない行動です。

1日1食だけを置き換えるという摂り入れ方なら、咀嚼に関する問題は少ないかもしれません。

しかし、もし全ての食事をCOMPで補うのであれば、健康維持のためにも活用できるタイプといえます。

COMPの一食あたりの量、栄養素はどれくらい?

人間が1日当たりに必要とする栄養素やカロリーは、人によって異なります。たとえば座り仕事がメインの男性と、一日中立って歩き回る男性だったら、後者の方がカロリーは多く必要です。

また妊娠中の女性とそうでない女性だと、妊娠中の女性の方が多く必要とする栄養素があります。

人によってはその人の理想の元、目指したいボディスタイルがあるかもしれません。そのためには、まず自分に必要なエネルギー量を把握することが大切です。

もちろん個人差があることは確かですが、ある程度の必要エネルギー量を計算する方法として日本医師会が提供する「推定エネルギー必要量」など便利なサイトがあるため活用してみましょう。

https://www.med.or.jp/forest/health/eat/01.html

3食ともCOMPなら量はどのくらい必要?

COMPは、グミ・パウダータイプは1パックあたり400kcalです。ドリンクタイプは1mlあたり1kcalであるため、400ml飲めば400kcal補給したことになります。

この1パックが1食になる人もいれば、これだけでは足りない人もいます。

たとえば18歳以上29歳未満で1日のうちあまり運動をせず座り仕事が多い男性は、1日当たりの必要摂取カロリーは2,300kcalです。女性なら、1,650kcalとなります。

3食を全てCOMPで済ませる場合、男性の場合はパウダータイプなら1日あたり554g、グミは230粒、ドリンクタイプなら2,300mlが必要です。

女性の場合は、パウダータイプなら1日398g、グミタイプは165粒、ドリンクなら1,650mlが必要になります。

3食COMPで過ごした場合の栄養素は?

この時、補給できる栄養素量は1日当たりの平均的な必要カロリーに応じて、タンパク質や糖質、脂質はほぼ100%です。

ビタミン類はそれぞれ150~250%は補給でき、ミネラル類もナトリウムを除いて100%補給できます。

n-3系脂肪酸やn-6系脂肪酸、食物繊維鉄分カルシウムといった、日常生活では不足しがちな栄養素も1日当たりの目安量に対し100%以上補うことが可能です。

摂りすぎが心配なナトリウムは、1日分摂取しても目安量の50%にも満たないため、他にナトリウム(塩分)を含むものを食べたとしても特別問題はありません。

またパウダータイプとドリンクタイプは、原料の大豆に多く含まれる影響でモリブデンという尿酸をはじめとするいくつかの代謝に関わる栄養素が多くなっています。

しかし多量に摂取しても尿中に排出されてしまうため、こちらもCOMPを大量に摂取しない限りは問題ありません。

1食だけCOMPで置き換えるなら?

上記と同様のカロリー消費の人の場合、1食だけ置き換えるなら男性の場合はパウダータイプは185g、グミタイプは77粒、767mlが必要です。

おおよその目安として女性なら1食あたりパウダータイプなら133g、グミタイプは55粒、ドリンクなら550mlを要します。

ただ栄養の補助として使用するのであれば、1食90g(400kcal)に置き換えるだけでも、男女問わず栄養バランスを補ってくれます。

運動量が多くカロリーをたくさん消費する人ほど、1度必要な栄養素の量を計算することをおすすめします。

COMPの評判、レビューをまとめました!味はどう?

完全食について明確な定義があるわけではなく、様々な商品が発売されているという側面もあります。

そこでCOMPの評判やレビューから、口コミをまとめてみました。

口コミ
・自炊よりははるかに高いが、栄養バランスを考えると安い
・昼食後の満腹感からの眠気がなくなり、さらに空腹感に悩まされることが減った
・集中力が維持できるし味もパウダータイプなら変えやすい

味については「1日1食ならOK」とする人もいれば「慣れてしまえば水だけでも美味しい」とする人もいました。

豆乳やきな粉が好きな人は、抵抗感なく受け入れられることが多いようです。また味については、パウダータイプをスムージーに合わせてシェイクするのが、人気が高いようです。

また食物繊維がきちんと補えるため、飲み始めはお腹の緩さを感じた、とする人もいました。

COMPの値段は?高いのか、コスパはいいのか分析!

COMPの値段は、たとえばパウダータイプは964g、およそ10食分入って2袋で7,000円です。

これを1食に換算すると、350円くらいになります。

定期購入すると5%OFFとなり、自分に必要な量を飲んだとしても、1食分あたり500円ほどになります。

ここにフレーバーを加えるとしても、牛乳やジュースなら、1杯あたり30~100円くらいのプラスです。

1,000円以下で、非常に優れた栄養バランスを持つ食事を摂ることができ、1食で1日当たりの栄養素の不足が補えるとしたら、これはかなり安いと考えられます。

たとえばコンビニのお弁当で栄養バランスが整っている商品を買おうと思うと、700円ぐらいはすぐに超えてしまいます。

また多数のサプリメントとプロテイン、そのほかスーパーフードと呼ばれる栄養価の高い食品などをばらばらに摂り入れていると、1食あたりの値段がCOMPを上回る可能性は高いでしょう。

そう考えると、栄養バランスが優れた食事を、手間をかけることなく一定の価格で購入できるCOMPは、コスパが良い商品です。

食事に求める目的によっては高コスパ

お店や家庭でご飯を食べる時、見た目や彩、香りや食感という「食べる楽しみ」があります。

これは食品が持つ3つの機能のうち二次機能と呼ばれる、嗜好(しこう)に関する機能が持つもので、食事を楽しむという目的を果たすには欠かせないものです。

しかしCOMPは、栄養バランスを最適に保ち、その人の体の機能をより良い物にするためには活用できても、食事を楽しむという面では活躍しにくい食品です。

そもそもCOMPは「食べる時間を惜しんででもやりたいことがある」という人や、食にかけるエネルギーを減らしたい人におすすめの商品です。

食事に求める目的によっては、COMP自体がそぐわず、値段も高く感じられると考えられます。

COMPはダイエットに向いている?

ダイエットにおいて、栄養バランスの維持とカロリー計算は重要なポイントです。

栄養不足になると細胞が必要な活動ができなかったり、免疫力が落ちて風邪を引きやすくなったり、後にダイエット時の栄養不足が病気として体に現れたりすることもあります。

COMPにはダイエット中に不足しがちな鉄分や食物繊維も含まれており、なおかつ、1食あたりのカロリー計算が比較的簡単です。

パウダータイプやドリンクタイプは味付けも簡単で、かつフルーツジュースなどを用いると食べ応えのあるとろみの強い食感に変わり、腹持ちも良くなります。

そのため、味や使いやすさ、値段など相性が良ければ、ダイエットに活用することも可能です。

人によっては向いていない場合もある

噛むという動作が減るため、人によっては満腹感が得られにくい可能性があります。

食べ過ぎてしまえば、COMPも他の食品と同様に過剰なエネルギーが蓄積し、太る原因になります。

またドリンクタイプやパウダータイプは、大豆や乳成分が原料として用いられているため、アレルギーによって食べられない可能性もあります。

特に病気で栄養制限を受けている人は、COMPの利用前に、まずは医師や栄養士に必ず相談し、使える範囲を確認した方が良いでしょう。

COMPはどこが安い?Amazonでは購入できる?

COMPの購入は、公式サイトから定期購入を行うのが一番低価格で、最も確実性が高い購入方法です。

転売など、公式サイト以外の出品者からの購入は、何かあった場合のサポートが受けられなかったり、偽物だったりする可能性があります。

残念ながらAmazonでは、商品自体はありましたがCOMP公式が販売しているかどうか不確かであったため、公式サイトからの購入が良いでしょう。

COMPはプロテインとは異なり、タンパク質や糖質、脂質もきちんとバランスよく含まれています。

悪い物扱いされやすい脂質ですが、私たちの体にとっては適切に摂ることでエネルギー源となり、非常に有益な活躍をしてくれます。

時間も惜しんでやりたいことがある人や、手軽に栄養バランスを整えたい人は、COMPについて一度検討してみるのもおすすめです。