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そもそも酪酸菌とは?その効果を解説!花粉症などアレルギーにも良い?
腸内には様々な腸内細菌が存在しており、「善玉菌」、「悪玉菌」、「日和見菌」の3種類に分類されます。
3種類のうち、善玉菌は健康維持や消化・吸収の補助など、大切な役割を担います。よく耳にするビフィズス菌や乳酸菌が、善玉菌に分類されていることをご存知の方も多いでしょう。
今回紹介する酪酸菌は、善玉菌に分類されます。では、酪酸菌にはどのような効果があるのか見ていきましょう。
整腸作用
酪酸菌は、生物の中で最も耐久性が強い芽胞を持っています。そのため、生きたまま腸まで届き、腸内有益菌であるビフィズス菌や乳酸菌の発育を助長します。
そして、腸内の有害菌を抑えることにより、整腸作用としての効果があるのです。
この作用は整腸剤にも使用されており、乳児から成人まで幅広く使用されています。
ダイエット効果
人の大腸の中には、多数の腸内細菌が存在しています。腸内細菌には善玉菌の働きをサポートする短鎖脂肪酸があります。
また、短鎖脂肪酸には、脂肪細胞に存在している短鎖脂肪酸受容体に作用し、脂肪細胞へのエネルギーの取り込みを阻害する働きがあるのです。そのため、脂肪細胞の肥大化を防ぎ、ダイエットに効果があるといわれています。
酪酸菌は短鎖脂肪酸の一種です。そのため、摂取することでダイエット効果が期待できるといわれており、酪酸菌を配合したダイエットサプリメントも販売されています。
花粉症の改善
日本人の約25%は花粉症の症状に悩まされているといわれており、花粉症は日本人の国民病とも言えます。薬を飲んでも、なかなか症状が改善されないという方もいるでしょう。
花粉症は、花粉を抗原として引き起こすアレルギー反応の一種です。花粉を異物と認識したリンパ球が抗体を作り、全身にいきわたります。
特に鼻や目の粘膜に存在する肥満細胞と結びつきますが、花粉が再び体内に侵入すると肥満細胞は涙や鼻水、くしゃみなどで花粉を体外へ排出しようと働きます。これが花粉症です。
酪酸菌には、この花粉に対する過剰な反応を抑える効果があるということがわかりました。
酪酸菌は、免疫細胞が適切に働くよう伝達する役割を担っています。そのため、酪酸菌を摂取することで、花粉症などのアレルギー症状を改善する効果が期待できます。
酪酸菌はどんな食品にふくまれている?チーズにも豊富?
摂取することで様々な効果の期待できる酪酸菌ですが、どのような食品に含まれているかご存知でしょうか。
酪酸菌は、ぬか漬けやくさや、臭豆腐、一部のチーズなど限られた発酵食品からしか摂取することができません。
これらの食品を継続して食べることは難しく、食品からだけでは効率よく酪酸菌を摂取することは難しいです。そのため、効率よく酪酸菌を摂取するには、サプリメントの摂取がおすすめです。
「ぬか漬けなら毎日食べやすい」と感じる方もいるでしょう。しかし、市販のぬか漬けには防腐剤や着色料などが含まれていることもあるため、酪酸菌を摂取したい場合は昔ながらの自分で漬けるぬか漬けを食べるようにしてください。
酪酸菌は危険って本当?副作用を解説!
酪酸を含む食品は、独特の匂いを持っています。
また、東京都福祉保健局はボツリヌス菌による食中毒を予防するポイントに、「真空パックが膨張していたり、食品に異臭(酪酸臭)があるときには絶対に食べないでください」と紹介しています。
そのため、「酪酸菌を摂取すると、危険なのではないか」と感じる方もいるでしょう。
酪酸には独特の匂いがありますが、食品やサプリメントの摂取には特に問題はありません。しかし、酪酸臭がしないはずの食品で酪酸臭がした場合、先ほども紹介したように食中毒を起こす危険性があります。
酪酸菌が配合されているサプリメントや薬品に関しては、正しい飲み方をしていれば副作用が出現することはほとんどありません。用量・用法を守るようにしましょう。
酪酸菌サプリメントの正しい飲み方・飲むタイミングとは?
酪酸菌のサプリメントには、正しい飲み方や飲むタイミングはあるのでしょうか。
基本的に、摂取するサプリメントの用量・用法を守ることが大切です。また、継続して摂取することが大切なため、「朝食後」や「夕食後」など、飲み忘れないタイミングで飲み続けるようにすると良いでしょう。
酪酸菌のサプリメントには、酪酸菌だけでなく乳酸菌も配合されているものがあります。乳酸菌は酸に弱いため、胃液の酸性が強まる空腹時の摂取は避けたほうが良いでしょう。
酪酸菌サプリメントのおすすめランキング!
多くの会社から酪酸菌のサプリメントが販売されています。その中からおすすめの商品を紹介しますので、参考にしてください。
第3位 酪酸菌で”チョー”元気!? 株式会ファイテン 酪酸菌
ボディケア用品や健康食品などの販売を行っている、ファイテン株式会社が販売している商品です。
この商品は1日6粒摂取することで、酪酸菌を約1.5億個摂取することができます。さらに、善玉菌である乳酸菌や、善玉菌の働きをサポートするオリゴ糖も配合されているため、効果を実感しやすいでしょう。
180粒入り(約30日分)の商品が2,916円(税込)で販売されています。酪酸菌だけでなく乳酸菌の効果も実感したいと考えている方は、試してみてください。
・アレルギーも腸内環境が影響するらしいので飲み続けるつもりです
・アレルギーで悩んでいた鼻水が気にならなくなった
・飲み始めて、ほぼ毎日出るようになりました
第2位 毎日のトイレサポートのバランスを! オーガランド 酪酸菌
多くのサプリメントの販売を行っている、オーガランドで製造・販売されている商品です。
1粒あたり1,200万個の酪酸菌が配合されています。1日1粒摂取するだけのため、気軽に摂取することが可能です。
30粒入り(30日分)の商品が、通常価格580円(税込)で購入することができます。他の商品と比較すると非常に安いため、試しに飲んでみたいという方はこの商品を試してみましょう。
・最初は勿論効き目は特に感じませんが、アレルギーや免疫力は少し良くなったような気がします
・以前と比べて、ダントツ体調が良くなりました。 続ける価値がありそうです
・食べてもそこまで増えないのでこれからも飲み続けようかなって思います
第1位 体内環境を整えすっきり美人に 株式会社ニコリオ ラクビ
様々な健康食品を取り扱っている、株式会社ニコリオが販売している商品です。
この商品には1粒当たり、1,700万個の生きた酪酸菌が配合されています。
また、ビフィズス菌B-3や善玉菌をサポートするオリゴ糖、体内環境をサポートするオリゴ糖やサラシアエキス、植物性キトサンが配合されているため、多くの方から高い評価を得ている商品です。
31粒入り(31日分)の商品が、通常価格2,980円(税込)で販売されています。
・便秘症であれこれ試したけど、これは毎日自然に出るので良かったです
・結構暴飲暴食しちゃったんですが、太らずに済みました
・小さいカプセルで飲みやすいし、買って後悔はしてないです
酪酸菌で体の中からきれいになろう
健康に良いといわれている、酪酸菌の効果や飲むタイミング、副作用、おすすめのサプリメントなどについて紹介しました。
整腸作用やダイエット効果、花粉症の改善など様々な効果のある酪酸菌ですが、一部の食品からしか摂取することができません。そのため、サプリメントを摂取することで、効率よく体内に酪酸菌を取り入れることができます。
しかし、一度摂取したからといって、効果が継続するわけではありません。継続して摂取する必要があります。そのため、継続して摂取できる商品を選ぶようにしましょう。