ブドウ糖で低血糖を予防できる?症状など400名にアンケートを実施

低血糖症とは?低血糖症になる原因を解説!

低血糖症とは、血糖値が50mg/dL未満になり脳などの身体の中枢神経へのエネルギー(糖)が不足した状態になる症状を指します。糖尿病の治療を行なっている方では、そうでない方よりも高い確率で低血糖症が起こると言われています。

しかし、糖尿病と診断されていない人でも、さまざまな条件下において低血糖の状態になる恐れがあります。朝忙しく朝食を摂らない方や、最近流行の糖質制限ダイエットなどが原因で低血糖症になることもあります。

では具体的にどのような原因で低血糖症になるのでしょうか。以下に原因を紹介します。

  • 食事量や炭水化物不足
  • 糖分不足
  • 空腹での運動や入浴
  • 飲酒など
上記のようなものが原因として挙げられます。

また、ご自身が低血糖症なのか見分けるためにもどのような症状がみられるのか気になる方もいるでしょう。次に低血糖症の詳しい症状をご紹介します。

  • 立ちくらみ
  • めまい
  • 手指のふるえ
  • 頭痛
  • 強い脱力感や疲労感
  • 冷や汗
  • 眠気(生あくび)
  • 発汗
  • 動悸
  • 強い空腹感
  • 目のかすみ
  • 意識レベルの低下
  • 頻脈
  • 痙攣など

このように低血糖症にはさまざまな症状があります。朝食を抜いた際や糖質制限をしている際の頭痛や、立ちくらみは低血糖症の症状かもしれません。
また、普段からこのような低血糖の症状に悩まされている方は効果的な対策法が気になるでしょう。本アンケートでは、低血糖症体験者に最も効果的な対策法なども調査しましたので、是非参考にしてみてください。

低血糖症体験者400名にアンケートを実施しました!

サプリポートは2022年2月に低血糖症体験者400名にアンケートを実施しました!

このアンケートでは選択回答形式と自由回答形式を用いて、低血糖症を体験したことがある方に具体的な症状や症状が起こりやすい時期、対策法などを詳しく伺いました。低血糖症の症状を知りたい方や、低血糖症にお悩みで効果的な対策法を知りたい方に必見の調査結果となっています。

【調査概要】

  • 調査時期:2022年2月
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査地域:全国
  • 本アンケート対象者:低血糖症を体験したことがある全国の男女400名

【低血糖症に関するアンケート 質問項目】

  • あなたの性別を教えてください
  • あなたの年齢を教えてください
  • どの季節に低血糖の症状が起きますか
  • 糖尿病と診断されたことがありますか
  • どのような低血糖の症状をお持ちですか
  • 低血糖の症状が起きる頻度を教えてください
  • 低血糖の対策法を教えてください
  • 低血糖対策の効果を実感していますか
  • 最も効果を実感した対策法を教えてください
  • 低血糖対策と併せてサプリメントや健康食品を摂取している方は、メーカーと商品名を教えてください

アンケート全体回答者属性(有効回答数:164)

低血糖症グラフ

低血糖症グラフ

  • 男性:121名(30.3%)、女性:279名(69.7%)
  • 20代以下:81名(20.2%)、30代:181名(45.2%)、40代:99名(24.8%)、50代以上:39名(9.8%)

低血糖症になりやすい季節とは?冬や夏は低血糖症に要注意?!

低血糖症グラフ

低血糖症になりやすい季節はあるのでしょうか。

アンケートの結果、「夏」と「季節の変わり目」という回答が最も多く、それぞれ163名(40.8%)と161名(40.3%)の方が回答する結果となりました。さらに153名(38.3%)の方が「冬」という回答し次いで多くなりました。

では、なぜ夏や季節の変わり目、さらに冬の時期に低血糖症になる方が多いのでしょうか。夏の低血糖症が引き起こされる原因をご紹介します。

夏の低血糖症の原因としては、日本の蒸し暑い夏の気候が影響しているようです。日本の夏は湿度や気温が非常に高く、ムシムシと過ごしにくい期間が長く続きます。このような時期には血糖値の上がり下がりが激しくなり一定に保つのが難しいとされているのです。この血糖値の変動から低血糖症が起こりやすいようです。

また、年末年始の冬の時期は食生活が乱れがちになるため血糖値が安定せずに低血糖症の症状を抱える方が増えるようです。

糖尿病の人は低血糖症になりやすい!健康な人でも低血糖症になる?!

低血糖症グラフ

糖尿病の方は、糖尿病の薬を服用した後の食事量が少なかったり運動量が多いと、薬の作用で血糖値が低くなりすぎてしまうことがあります。特に、長期間糖尿病の治療を行なっている人は、血糖値を上昇させるグルカゴンやアドレナリンを自身の体内で十分に分泌できないため低血糖症に陥りやすくなってしまうのです。

実際に今回のアンケート回答者のうち、48名(12.0%)の方が糖尿病と診断されたことがあると回答しています。

このように糖尿病の方が低血糖症になりやすいことはご説明しましたが、糖尿病ではないからといって低血糖症のリスクがないというわけではありません。

糖尿病と診断されたことがなく健康的な方でも低血糖症になる可能性が十分にあります。今回のアンケートでは、352名(88.0%)の方が、糖尿病と診断されたことはないけれど低血糖症を体験していると回答しています。

先ほどもご紹介したように、ダイエット中などに食事量を制限した際や、糖質制限を行なう際などに低血糖の状態になる可能性があります。

低血糖症にならないためにも、ダイエットのための食事制限や糖質制限などは適度に行うようにしましょう。

低血糖症の症状とは?眠気やめまいは低血症の可能性も!

低血糖症グラフ

低血糖症を体験している方は具体的にどのような症状を抱えているのでしょうか。低血糖症にはさまざまな症状があり、低血糖の度合いによって症状が異なります。

軽度な低血糖の状態では立ちくらみやめまいが引き起こされます。さらに、血糖値が極度に下がると頻脈や痙攣を引き起こすこともあります。

実際にアンケート結果から、低血糖症体験者の半数以上の247名(61.8%)が「立ちくらみ」、246名(61.5%)の方が「めまい」といった低血糖の症状をお持ちであることがわかります。

さらに、約30%の方が「手指のふるえ」「頭痛」「強い脱力感や疲労感」といった症状を体験したことがあるようです。

一方で、重度な症状である頻脈や痙攣と回答した方は少なく、回答者数はそれぞれ27名(6.8%)と6名(1.5%)となりました。

低血糖症はどのくらいの頻度で起きる?頻繁に起きる方は要注意!

低血糖症グラフ

約半数の197名(49.3%)の方が「数週間に1回」は低血糖の症状が起きていると回答しています。さらに「数日に1回」「1週間に1回」と回答した方はそれぞれ48名(12.0%)と46名(11.5%)となりました。

一方で、「毎日」低血糖の症状が起きていると回答した方は非常に少なく8名(2.0%)という結果となりました。

低血糖症は重症化しても死に至るものではないとされていることから、軽視されることがあります。しかし、毎日といったように頻繁に症状が起こる場合は身体に悪影響であるため、医師に相談するようにしましょう。

頻繁に起きないものの、症状が希に見られる方はご自身でも行える対処法を行い、早めに対処するようにしましょう。

低血糖症の対策法にはどのような方法がある?

低血糖症グラフ

低血糖症体験者の方はどのような対策法を行なっているのでしょうか。

結果、260名(65.0%)の方が「糖分摂取(ブドウ糖など)」と回答し、半数以上の方が「糖分摂取」で低血糖症を予防または対処しているようです。

実際に軽度な低血糖症の対処法としては糖分摂取が推奨されており、低血糖の症状が起きた際は砂糖を10g以上含んだジュースを150〜200ml摂取すると良いとされています。特にブドウ糖は身体への吸収が速く、血糖値を素早く上昇させることができるため、低血糖時はブドウ糖の摂取がおすすめされています。

一方で、ブドウ糖や砂糖以外の糖分を摂取しても、なかなか血糖値を素早く上げることができないため、注意が必要です。低血糖の症状が起きて素早く対処した場合は、ブドウ糖や砂糖を含んだ飲料などを摂取するようにしましょう。

さらに「糖分摂取(ブドウ糖など)」の他には、190名(47.5%)の方が「健康的な食生活」と、150名(37.5%)の方が「適度な食事を摂る」と回答する結果となりました。

偏った食事や少量すぎる食事は低血糖症の原因にもなるため、低血糖症の予防や対策として「健康的な食生活」や「適度な食事を摂る」と回答する方も多いようです。

どのくらいの人が対策法の効果を実感している?

低血糖症グラフ

低血糖対策の効果を実感しているか調査したところ、「はい」という回答が最も多く、253名(63.3%)の方が低血糖対策の効果を実際に実感していることがわかりました。

一方で「いいえ」と回答する方は少なく29名(7.3%)となり、さらに118名(29.5%)の方が効果が現れているか「分からない」と回答しました。

やはり、低血糖対策を的確に行うことで低血糖の症状を改善することができるようです。では、さまざまな対策法がある中でどの対策法が最も効果的なのでしょうか。

次に低血糖症体験者が感じる最も効果的な対策法をご紹介します。

低血糖症に最も効果的な対策法とは!?ブドウ糖は本当に効果的?

低血糖症グラフ

こちらでは、低血糖症体験者が感じる「最も効果的な対策法」をご紹介します。

最も回答数が多くなったのは、「糖分摂取(ブドウ糖など)」で159名(39.8%)の方が回答する結果となりました。

やはり低血糖の際には、直接糖分を摂取することにより症状を緩和できるようです。しかし、先ほどもご説明したようにブドウ糖や砂糖以外の糖分ではなかなか血糖値を上げることができないため、低血糖の症状が起きた際は素早く血糖値を上げるためにブドウ糖や砂糖を摂取するようにしましょう。

さらに「健康的な食生活」「適度な食事を摂る」という回答が次いで「最も効果的な対策法」として挙げられました。

低血糖症を予防するためには、健康的な食生活や適度な食事量は重要な要素のようです。ダイエットを行う際や、糖質制限を行う際は適度に行い低血糖症にならないように注意しましょう。

低血糖症体験者はどのようなサプリメントや健康食品を摂取している?

最後に低血糖症体験者に利用しているサプリメントや健康食品を伺いました。メーカーと商品名をご紹介します。

  • 大丸本舗 「夢のくちどけ ぶどう糖」
  • 小林製薬「サラシア100」
  • DHC「ヘム鉄」「葉酸」

などが回答されました。他にもさまざまなサプリメントが紹介されていて、ブドウ糖の他にもご自身の身体に必要な栄養素をサプリメントで補っているようです。