アスタキサンチンの副作用、摂取量、アレルギー、過剰摂取は?

アスタキサンチンの副作用を解説!アレルギーの心配はある?

アスタキサンチンには強い抗酸化作用があります。そのため、摂取すると体の老化を抑えたり、眼精疲労の予防や腎疾患の予防も可能です。

アスタキサンチンの効果を得るために、サプリメントの活用を考えている方も多いでしょう。しかし、アスタキサンチンを摂取することによる副作用や、アレルギーが心配な方も多いのではないでしょうか。

今のところ、アスタキサンチンの摂取によって体調面に関する副作用は報告されていません。かなり安全性が高く、安心して摂取できる成分でしょう。

インターネットでアスタキサンチンの摂取に関して検索をすると、「頭痛」というワードが出てきます。「アスタキサンチンは副作用で頭痛があるの?」と心配になる方もいるでしょう。

しかし、副作用で頭痛があるというのは、信ぴょう性はありません。たまたまアスタキサンチンの摂取と頭痛が重なっただけと考えられますので、安心してください。

また、アスタキサンチンによるアレルギーが出現しないか心配に感じる方もいるのではないでしょうか。特に、アスタキサンチンが豊富に含まれているカニやエビなどの甲殻類にアレルギーがある場合、不安に感じると思います。

現在、サプリメントとして製品化されている商品は、カニやエビなどのアスタキサンチンを使用しているのではありません。「へマトコッカス藻」から抽出されたアスタキサンチンを使用しているのです。

へマトコッカス藻は、淡水生の単細胞藻類です。飢餓や乾燥などの生育が難しい環境だとストレス反応として体内にアスタキサンチンをため込む働きがあります。世界中に分布しており、たまに水たまりからも見つかります。

へマトコッカス藻に含まれるカルテノイドは、ほぼアスタキサンチンで占められています。また、世界中に分布していることから、サプリメントとしての商業生産に用いられているのです。

サプリメントにはへマトコッカス藻が使用されていますので、甲殻類アレルギーの方も安心して摂取できます。もし不安を感じるのであれば、「へマトコッカス藻由来」と表記されているサプリメントを選ぶようにしましょう。

アスタキサンチンの過剰摂取は危険?一日の摂取量を解説!

アスタキサンチンには嬉しいメリットがたくさんあるため、「たくさんとればとるほど、効果を得ることができるのでは?」と考える方もいるかもしれません。一日の摂取量の上限について解説します。

アスタキサンチンは、特に上限が決められていません。しかし、北海道大学の研究によると、アスタキサンチン1日30mgを4週間にわたって摂取しても、特に問題はなかったようです。

アスタキサンチンは、普段の食事から多量に摂取することは難しいです。そのため、サプリメントを摂取しても、アスタキサンチンを30mg以上摂取してしまうことはないでしょう。

アスタキサンチンは一日に12mg摂取することで、十分な効果を実感できます。上限が決まってないとはいっても、サプリメントに記載されている用量・用法を守って内服するようにしてください。

アスタキサンチンの過剰摂取は危険?一日の摂取量を解説!

アスタキサンチンサプリメントの飲み合わせを解説!注意すべき成分はある?

せっかくアスタキサンチンのサプリメントを摂取するのであれば、十分な効果を実感したいでしょう。

サプリメントの成分によっては、特定の栄養素と一緒に摂取することで、効果が弱くなってしまうことがあります。アスタキサンチンにも効果を弱めてしまう飲み合わせや、注意すべき成分はあるのでしょうか。

アスタキサンチンには、今の段階で飲み合わせがよくない成分は見つかっていません。飲み合わせに関しては、特に注意は必要ないでしょう。

しかし、ほかのサプリメントと併用する場合、注意が必要が必要です。

アスタキサンチンのサプリメントの中には、アスタキサンチン以外の成分が配合されている場合があります。その成分が、併用しているサプリメントにも含まれている場合、その成分に関して過剰摂取になる可能性があるのです。

ほかのサプリメントと併用して摂取する場合は、アスタキサンチンのサプリメントと同じ成分が含まれていないか確認しましょう。

アスタキサンチンで便が赤くなったけど、大丈夫?

アスタキサンチンを飲み始めてしばらくすると、便が赤っぽくなることがあります。便が赤くなると「血便では?」と不安になる方もいるでしょう。しかし、血便ではありませんので、安心してください。

便が赤くなる原因は、吸収されなかったアスタキサンチンの成分です。通常、アスタキサンチンは小腸で吸収されます。しかし、小腸で吸収されるのはわずか5%程度で、その他は腸管内に残ります。

腸管内で残る=うまく吸収されないと思うかもしれません。しかし、腸管内に残ったアスタキサンチンは腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスを改善するため、腸内の悪玉菌は減少し、善玉菌は増殖するのです。

また、吸収されずに腸管内に残っているアスタキサンチンは、腸内で発生した活性酸素を除去する役割もあると考えられています。吸収されなかったアスタキサンチンにも、ちゃんと意味はあるのです。

「アスタキサンチンで便が赤くなったから、量が多いのでは?」と心配せず、指示されている用量・用法のサプリメントの摂取を継続するようにしましょう。

用量・用法を守れば問題なし!

いかがでしたか?アスタキサンチンの副作用や、飲み合わせなどについて紹介しました。

アスタキサンチンのサプリメントは、用量・用法を守って摂取をすれば、特に問題はないといえます。サプリメントによって用量・用法が異なる場合があるため、事前に説明書を確認するようにしましょう。

また、アスタキサンチンのサプリメントにより、便が赤くなる場合があります。これは、アスタキサンチンの成分によるものですので、安心して摂取を続けてください。

アスタキサンチンサプリメントを摂取したい方は、効果やおすすめのサプリメントについて解説している以下の記事を参考にしていただければと思います。

アスタキサンチンの効果とは?おすすめのサプリメント3選!