逆流性食道炎におすすめのサプリメント3選!

そもそも逆流性食道炎とは?

逆流性食道炎は、胃の中で食べ物を消化している途中の胃液、あるいは胃液そのものが食道へ逆流してくる病気です。

胃液に含まれる胃酸は、金属を溶かしてしまうほど強い酸性であるため、繰り返し起きると食道の粘膜が傷つき、やがて炎症が起きます。

逆流性食道炎の原因、症状、治療法を解説!どんな薬が使われる?

逆流性食道炎は「胃酸の分泌が増える原因」と「逆流が起きやすくなる原因」双方が発生したことで起きると考えられています。

胃酸の分泌が増える原因

胃酸は食べ物が消化されづらい時ほど、たくさん分泌されます。

そのため消化が難しい脂肪や肉類をよく食べる人や刺激物である辛い物や酸っぱい物を多く摂る人は、胃酸の分泌が増加します。

また近年、減塩を心がける人が増え、塩分が薄いものを食べる人も増えました。

塩分は胃の粘膜を収縮させ、胃酸の分泌を減少させる作用があり、その摂取量が減ったことで胃酸の分泌が増える人もいます。

逆流が起きやすくなる原因

加齢などで背骨が曲がり、前かがみになる時間が長い人ほど、腹部にかかる圧力が高まるため、食道と胃の境目にある下部食道括約筋という筋肉が緩んでしまうことがあります。

また便秘が長く続く人も、胃が腸の方から継続的に圧力を受けることになります。

このような前かがみになる時間が長い人や便秘の人は、食道に胃酸が逆流しやすい状態になってしまいます。

脂肪分が多い食事をする人の場合、さらに十二指腸という臓器からコレシストキニンというホルモンの分泌が増えることで、胃酸の増加と下部食道括約筋の緩みを引き起こします。

コーヒーにも、下部食道括約筋の緩みを増進させるため、時に逆流性食道炎の原因になります。

食生活の面では、一度に食べる量が多く、ついつい早食いをしてしまう人ほど、胃に急激に圧力がかかってしまうため、逆流性食道炎が起きやすくなります。

このため、かつては高齢者に多かった逆流性食道炎が、最近は20代や30代でも起きることが増えているのです。

どんな症状が起きるの?

胸やけが起きたり、胸が締め付けられるような痛みや、げっぷの増加などが症状として見られます。

また食道に炎症が起きることで、喉の違和感や痛みが生じます。

胃液が喉をせり上がってくるため、呼吸で使用される気道の方に胃液が入ってしまい、咳が起きたり、気管支を傷つけたりすることもあります。

他にも、人によっては消化不良や胃の動きの悪化で、胃もたれや食欲不振が起きることがあります。

また辛い状態を放置していると潰瘍(かいよう)という粘膜の一部が大きく失われた状態に進行し、時に食道がんを招きます。

どんな治療をするの?

治療法はその人の状態によって、薬物療法や食生活の改善、時に手術が選択されます。

薬物療法では、飲むタイプの薬を使って、胃酸の中和や分泌量の改善、下部食道括約筋が正しく動くようにするほか、食道の粘膜を保護・補修する治療が行われます。

また食生活の改善策としては、胃酸を増やす原因となる脂肪分の多い食事を少なくすることや、食べ過ぎの防止が挙げられます。

食道や胃への刺激が強い、辛い食べ物や酸っぱい食べ物も避けるようにします。

お腹に圧力がかかりすぎないように、体をきつく締める服装を止めたり、便秘を解消したりすることも大切です。

しかしそれだけでは効果がなかった場合や、とても重度の逆流性食道炎だと、手術が選択されることもあります。

また若い人の場合、手術をすることで薬物療法を不要にできるため、長期間薬を飲み続けることによるリスクや経済的負担を防ぐために最初から手術をするケースもあります。

逆流性食道炎の原因、症状、治療法を解説!どんな薬が使われる?

逆流性食道炎に効果のある成分とは?

逆流性食道炎の原因を見ていくと、胃酸が増えることと逆流の起きやすさの2つが原因となっています。

そのため胃酸が増えないようにすること、そして逆流が起きにくいようにすることが大切です。

消化に負担がかかりにくい、オリーブオイル

脂肪は適切に摂取すれば大切なエネルギー源となり、さらに便秘も予防してくれるため、完全にカットしないことが大切です。

オリーブオイルは消化に負担がかかりにくいため、胃酸が過度に増えるのを防いでくれます。

サプリメントなどで摂取するよりは、普段の食生活における油分をオリーブオイルに変えると良いでしょう。

酵素の組成に欠かせない、亜鉛

亜鉛は細胞分裂やエネルギー生成など、様々な働きに必須ですが、同時に補給しづらい成分です。

亜鉛が不足すると、胃酸の主成分である塩酸の産生が不足してしまい、食べ物が消化できずに胃液だけ増えてしまいます。

適切に補うことができれば、タンパク質の合成の手助けなど体調維持にも効果的です。

便秘解消のために、乳酸菌

便秘も胃に圧力をかけ、逆流性食道炎を引き起こす要因の1つです。

乳酸菌腸内環境を整えるほか、乳酸菌の種類によっては胃の中で活動して胃粘膜の荒れを防いでくれるものがあります。

たとえば明治のプロビオヨーグルトLG21に使用されている乳酸菌OLL2716株は、胃の中でも働く乳酸菌の1つです。

サプリメントが必ずしも良いとは限らない

注意したいのは、サプリメントを飲むだけでは、逆流性食道炎の予防・治療はできないということです。

またサプリメントの内服による物理的な刺激で食道潰瘍を生じた例もあり、ビタミンCサプリメントも酸性であるため、過剰に摂りすぎると胃を荒れさせてしまうことがあります。

サプリメントで栄養をプラスしつつ、食べ方の見直しや食事内容の見直しを通して、逆流性食道炎を予防していきましょう。

逆流性食道炎におすすめのサプリメント3選!

ここでは、上記で解説した逆流性食道炎に効果のある成分を使用したサプリメントを紹介します。

気軽に購入できる、DHC 亜鉛

1日1粒あたり亜鉛が15mgと豊富で、亜鉛の1日当たりの推奨量を男女ともにクリアできるサプリメントです。

ただし亜鉛の上限摂取量は、男性の場合は40~45mg、女性は35mgと決まっているため、体に良いからと言って飲み過ぎないように注意しましょう。

口コミ
・飲みやすくてパッケージが目に付くから忘れにくい
・安いのでリピートしやすい

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DHC(ディー・エイチ・シー)

栄養サポートを目的にする人へ、ディアナチュラ ストロング39アミノ マルチビタミン&ミネラル

亜鉛だけではなく、マルチビタミンやミネラルも一緒に補給できるため、食事が摂りづらいときにもおすすめです。

また1日あたり3粒と小分けにして飲めるため、粒のサイズが気になる人にもぴったりです。

口コミ
・手軽に飲めて栄養の偏りが減る
・ビタミン不足が解消された

便秘にも下痢にも良い、森下仁丹 ヘルスエイドビフィーナ

便秘に効果を発揮してくれる、乳酸菌のサプリメントです。

目的に応じて種類を選ぶことができ、レギュラータイプのほか、乳酸菌の量をより増やしたスーパーやエクセレント、顆粒タイプではなく粒状になっているスーパーパールがあります。

口コミ
・排便回数が増えて便秘しにくくなった
・好きなタイプを選んで飲めるので続けやすい