Web制作会社の選び方、見積もりの内訳は?東京のランキングも!

Web制作会社とは?

そもそもWeb制作会社とは何でしょうか。文字通りホームページやコーポレートサイトなどのWebサイトを制作する会社です。

しかし、今は無料サービスを使えば、サイトが制作できる時代です。Web制作会社に依頼する意味が分からない方もいるのではないでしょうか。

Webサイトを制作したからといってすぐに成果につながる時代ではありません。無料サービスや格安の業者を使って制作しても無駄になってしまうこともあるのです。

実際に、以下のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

「無料サービスを使ってホームページを作ってみたが集客できなかった」
「デザインにこだわって制作してもらったがそのままになっている」
「検索上位に表示できて集客はできたが問い合わせ獲得というゴールにはつながらなかった」

制作してから後悔しないためには、多少の費用がかかっても適切なWeb制作会社に依頼することが大切です。

目的にあったWeb制作会社を選ぶことで成果につながる!

「自社のWebサイトへのアクセスを増やしたい」
「ブランディングのためにコーポレートサイトをリニューアルしたい」
「Webサイト内の導線をしっかり構築して、問い合わせを増加させたい」

このような目的をしっかりと定めて、目的に合った会社選びと発注を行うことができれば、自分でWebサイトを作った時には得られない成果につながります。

Web制作会社はWebサイトを作るだけにはとどまらず、集客、ブランディング、成約といったゴールを達成してくれる点で、費用をかけても依頼する意味があると言えるでしょう。

Web制作会社の種類

Web制作会社を探すとなってから、まず悩むのが中小企業と大企業はどちらがいいのか、どんな強みを持った会社を選べばよいのかという点ではないでしょうか。

中小企業と大企業はどちらがよい?

中小企業、大企業と分類していますが、各社それぞれの特徴があるため、一概にどちらが優れているか決めることはできません。

ここでは、中小企業、大企業が一般的に持っている傾向をご説明します。

中小企業では、低価格を売りにしている業者が多いです。また、フットワークが軽いので柔軟な対応が可能です。細かいこだわりに関しても、しっかりヒアリングしてくれるでしょう。

大企業は、やはり大規模なWebサイトの制作、運用に強みがあります。Webサイト単体ではなく、リスティングなど広告の運用まで任せたいと考えている場合におすすめです。

各会社がどんな事業を行なっているか注目しましょう

一口にWeb制作会社といっても、様々な種類があります。相性の良い会社を選べば、安価かつ目的に合ったWebサイト制作が可能です。

Web制作専業またはWeb制作がメインの会社

Web制作専業またはWeb制作をメインにしている会社といっても、SEOに強い、こだわったクリエイティブが可能である、などそれぞれに特徴があります。

後述するWeb制作のサービスタイプのうち、どの点に強みがあるのか見極めるとよいでしょう。

フリーランス・個人

フリーランス・個人の強みはなんといっても、フットワークの良さでしょう。細かい注文にも対応可能で、格安で請け負っている場合もあります。

フリーランス、個人の方にいきなり発注するのはハードルが高い、と感じる場合は、しっかりとした実績のある方、大企業・有名企業から独立した方を選ぶとよいでしょう。

他の事業と合わせてWeb制作もしている会社

比較的近い領域の事業を行なっている会社がWeb制作を行なっている場合もあります。システムインテグレーターや印刷会社などが挙げられます。

印刷会社であれば、紙媒体での訴求も合わせて依頼できることがあります。

広告代理店

現在では、広告代理店の多くがWeb制作を行なっています。Web以外でのプロモーションも考えている場合は、検討する価値があります。

Web制作のサービスタイプ

Web制作をしている会社にはそれぞれに強みがあります。成果達成につながる強みをもった企業を選びましょう。

価格重視タイプ

初期費用の安さをアピールするキャッチーな広告を目にして、気になった方もいるでしょう。

このようなタイプの制作会社では、テンプレートに簡単なカスタマイズを施してWebサイトを制作していることが多いです。

そのため、デザインにこだわりがなく、できるだけ早く完成させたい場合は向いているでしょう。

ただ、一見すると安く見えても追加料金が発生して割高になることもあるので、料金体系には注意が必要です。最終的にいくらかかるのか、という点に注目しましょう。

集客力重視タイプ

SEOをはじめとしたWebマーケティングに力を入れている会社です。

特に中小企業の方は、知名度のある大企業とは違うことをしっかりと意識しなければなりません。Webサイトを制作しただけで集客ができるわけではないのです。

自社のWebサイトを検索キーワードで上位表示させたい、Webサイトからの成約を増やしたいという方におすすめです。

システム構築に強いタイプ

EC機能や顧客管理をWebサイトに導入したいと考えている方は、最初からそうしたシステム開発に強い会社を選びましょう。

こうした追加機能は高額になることが多いので、既存サービスで代替できないか検討しても良いでしょう。

クリエイティブに強いタイプ

独自性のあるデザインのWebサイトを作成してもらうことができます。Webサイトでブランディングがしたい、といった場合におすすめです。

UXまで考えたクリエイティブを提案してくれる会社であれば、客単価や成約率を増加させることも可能です。

しかし、デザイン性が高すぎてユーザーが使いにくくなっていないかという点には常に注意が必要です。見た目にこだわったからといってSEOに効果があるわけではないことを覚えておきましょう。

また、リニューアル、機能の追加が高額になりがちです。

Web制作会社の選び方

Web制作会社を選ぶ前に準備するべきことと、選び方・選ぶポイントに分けて説明します。

Webサイト制作の発注要件を整理しておきましょう!

Webサイト制作の発注要件に関してしっかり整理しておくことは、発注がスムーズに進むだけではなく、正しい会社を選ぶことにつながります。

「Webサイトを制作してから時間が経ってしまったので、かっこいいデザインにリニューアルしたい」といった曖昧なニーズのままでは危険です。

まず考えておくべきは、新しく制作するWebサイトで何を達成したいのか、です。

閲覧してもらうターゲットはどんな層なのか、彼らに何をアピールしたいのか、成果をどこに設定するのか、などを明確にしておきましょう。

次に、まとめておくべきなのは、実務的なポイントです。

どんな機能が必要なのか、納期はいつなのか、予算はどれくらいなのか、を整理しましょう。

こうした点をPFR(提案依頼書)にまとめておくのがおすすめです。社内での確認にも役立ちます。

発注する前に社内で合意形成をすることはとても重要です。

Web制作会社の納品物を確認する段階になって、上司から修正を依頼される、といった事態は避けましょう。後からの変更は高額な追加費用が発生します。

Web制作会社を選ぶポイントは?

Web制作会社を選ぶポイントをいくつかに分けてみていきましょう。

担当者とのコミュニケーション

Web制作会社にコンタクトを取った段階で判断できることは多くあります。

同じ担当者と綿密にコミュニケーションができ、相談はできるのか。

問い合わせた時の対応は円滑か。

専門用語を使わず、分かりやすい説明をしてくれるか。

これらの点で違和感があると、そのあとの段階でも齟齬が生まれる可能性が高いです。

サポート体制

Web制作は納品が完了して、終わりなわけではありません。むしろそこからがスタートで、運用を続けて成果につなげていかなければなりません。

アフターサポートが充実しているか、運用の方法は簡単な仕様になっているか、という点を確認しましょう。

成果を達成してくれるか

表面的な部分ではなく、目的に沿った施策を行ってくれるか、といった本質的な部分に注目しましょう。

デザイン偏重には注意が必要

web制作でついつい注力してしまうので、サイトのデザインです。

服飾や化粧品などブランディングが重視される業態のサイトであれば、デザインへのこだわりも必要でしょう。

しかし、その他の業態でデザインを重視しなければならない特別な理由がなければ、シンプルなデザインで十分です。

基本的にデザインは検索結果の順位に影響しません。

実績は伴っているか

実績が伴っているかを判断するためには、過去の制作実績を確認するのが一番です。

しかし、制作したサイトを確認できないことやどれくらい集客効果を上げたのか分からないことも多いでしょう。

そんな時におすすめの方法が、Web制作会社のWebサイトの完成度はどうか確認する方法です。

関連するキーワードで上位表示ができているか、十分な情報が提供されているか、見たい情報にすぐ辿りつけるサイト構成になっているか、などを意識しながら閲覧してみると良いでしょう。

Web制作会社の相見積もりはするべき?

マッチングサイトを利用した時や複数の会社をピックアップした時には、コンペ形式、相見積もりによって、比較したくなる方も多いでしょう。

相見積もりに関する注意点は3つです。

まずは、RFP(提案依頼書)をしっかりと作成しておく、という点です。

RFP(提案依頼書)がなければ、正確な比較ができません。また、希望する機能に対する提案から、どの会社と相性がいいのか判断しやすくなります。

2つめは、価格だけで判断しないようにする、という点です。

相見積もりの際には、同じRFP(提案依頼書)を出したのだらから安い会社に決めてしまおう、という意思決定をしてしまいがちです。

前述した選び方のポイントを思い出しつつ、価格偏重の決定を下さないようにしましょう。

3つめは、相見積もりをする会社を増やしすぎない、という点です。

各社にしっかり目を向けるためにも、3社ほどの比較に留めるのが適切と言われています。

Web制作の流れ

初めてWeb制作を依頼する方であれば、どのような流れで作業が進むのか不安になると思います。ここでは、一般的なWeb制作の流れを説明します。

ヒアリング

Webサイトを制作する目的やイメージを伝えます。

企画・仕様の確認

ヒアリングした内容を踏まえ、おおまかなデザインや機能、納期、予算などを伝えてもらいます。

こちらの注文に沿っているだけではなくWeb制作会社から新しい提案がされているか、目的・成果を達成するためのシナリオが描かれているか、という点に注目してみましょう。

契約・発注

Web制作会社の提案に納得したら、契約・発注を行います。40%前後の前払い金が発生することが一般的です。

要件定義

制作を進めるに従って、細部の仕様、デザインを決定していきます。決める項目は多くあるので、全体の目的から細部のイメージまで把握した担当者がしっかりと対応することが重要です。

制作・開発

デザイン部分の制作、システムの開発が進められます。

公開前検証

実際の環境でWebサイトのデザインや動作を確認します。最終段階になるため、気になった点は細かいことでも質問するようにしましょう。

納品

完成し、運用できる状態で納品されます。サイトの規模や仕様によりますが、ヒアリングから納品まで2〜3ヶ月ほどかかります。余裕をもった計画を心がけましょう。

Web制作の相場

Web制作の相場はおよそ60〜80万円と言われています。サイトの種類ごとに、おおよその相場を紹介します。

テンプレートをカスタマイズしたWebサイト

テンプレートをカスタマイズしたサイトであれば、10ページ前後のサイトなら20〜30万円ほどで作成できます。運用には毎月数千円の費用がかかります。

会社の名刺代わりとしてのサイト、クライアントがアクセスした時に会社の概要が分かる情報量のサイトであれば、この規模の予算で十分でしょう。

この位の価格帯であれば、Webサイトに掲載する写真や文章は、自社で用意するケースも多いです。

オリジナルのWebサイト

デザインや仕様がオリジナルのWebサイトを発注する場合、デザイナー、エンジニアの方が関わって一から制作していく工程が必要になります。

相場は、十数ページあるサイトで50〜100万円ほどです。ページの更新など運用全般を依頼する場合には毎月1〜3万円の費用が必要です。

ブランディングに使いたいなど、Webサイトを制作する目的が明確な場合に検討すると良いでしょう。

高度な機能を備えたサイト

ECサイトやコンテンツ管理機能があるサイトの制作を依頼した場合は、最低でも100万円程度、数百ページほどのボリュームあるサイトであれば最低でも数百万円は必要です。

また規模の大きいサイトになるとアクセス解析やシステム管理、SEO対策が必要になるため、5〜10万円ほどの運用費用が必要になります。

支払い方法に注意しましょう

Web制作会社の支払いに関して問題になっているのが、リース形式の契約です。デメリットが多いため、リース契約を提案する会社への発注は止めましょう。

初期費用無料を謳いますが、リース契約では3〜5年など長期間の支払いが発生し、支払い総額が高額になりがちです。

しかし、問題はそれだけではありません。

そもそもリース契約の場合は、Webサイトの所有権を持つことができません。そのため、リース契約の期間が終了しても、Webサイトの運用を続けたい場合は、契約を更新しなければならないのです。

また、契約期間内に仕様の変更、デザインのリニューアルが必要になったとしても、対応してくれない会社が多いことも事実です。経済産業省もこのような悪質なWeb制作会社に関して注意喚起をしています。

Web制作の見積もりの内訳はどうなっている?

なぜ前述したほどの費用がかかるのか気になる方も多いと思いますので、見積もり書にはどのような項目があるのかご紹介します。

クライアントとの連絡、企画や作業指示のためのディレクション費用はどんなWeb制作の場合にも必ず計上される費用です。

独自のデザイン、使用を備えたサイトの場合は、フロントエンドとバックエンドの開発費用、デザイン費用がかかります。

更新が頻繁に必要な場合はWordpressなどのシステムを利用するため、その導入費用とデザイン費用が反映されます。

テンプレートを利用する場合はその入れ込み費用が必要になります。

その他、画像などの素材購入費用、サーバー・ドメイン設定やフォームの設定、レスポンシブ対応のための費用がかかります。

東京のWeb制作会社ランキング!

大手企業の制作実績があり、知名度のあるWeb制作会社をランキング形式で6社ご紹介します。

株式会社イーフロッグ、マザー株式会社は全国に支社があるため、東京以外の方はこちらの2社を参考にしてください。

株式会社LIG

見ていて楽しくなるようなWebサイトを制作することで有名な株式会社LIGです。コンテンツ制作、ゲストハウスやコワーキングスペースの運営など様々な事業を行なっています。

Webサイト制作では、クリエイティブ、マーケティング、サービス開発の3つの段階に最先端の知識を取り入れています。

業界の最新事情などを発信しているブログでも有名です。

採用サイト、メディアサイト、Webサイトなど幅広い発注が可能です。コーポレートサイトであれば、400万円〜になります。

株式会社キノトロープ

Webビジネスを成功させるワンストップサービスを提供する株式会社キノトロコープです。

こちらも1993年の設立と歴史があり、大手企業にとどまらず、政府機関や教育機関などのWeb制作実績も持つ信頼性のある会社です。

無料セミナーの実施や書籍出版もしているので、業界最先端のノウハウを知りたい方にはこれらの利用もおすすめです。

株式会社BIRDMAN

Webサイトだけではなく、アプリや映像まであらゆるクリエイティブに強みを持つ株式会社BIRDMANです。

独自性の高いWebサイトを一貫して依頼したい場合にはおすすめです。

プロモーションの依頼も多く、担当したプロジェクトの数々で受賞歴があります。

株式会社フォーデジットデザイン

ユーザーの喜びを生む体験の提供を目指す株式会社フォーデジットデザインです。

高いデザイン力と技術力に定評があり、教育関連企業、自動車メーカー、アパレルブランドなどスタイリッシュなWeb制作実績が数多くあります。

株式会社イーフロッグ

予算に応じて多様な制作プランを用意している株式会社イーフロッグです。また、制作期間の短さにも定評があります。

設立は1997年と同業界では古参企業で、グループ内では70,000社以上の制作実績があります。電話での商談に対応し、全国に支社、営業所を持っていることも強みです。

おすすめのプランでは、初期費用10万円、月額費用5,000円から制作が可能です。

マザー株式会社

Webサイト制作を始め、アプリ開発、SNS連動企画も行なっているマザー株式会社です。東京・名古屋・大阪・福岡にオフィスがあり、それぞれ企画から制作まで対応可能です。

企業のコーポレートサイトだけではなく、神社のWebサイトを制作した実績もあり、クライアントの要望に沿った制作を依頼することができます。

株式会社スタルジーでもWeb制作を行なっています!

弊社・株式会社スタルジーでもWeb制作を行っております。

複数のコーポレートサイト制作をはじめ、東証一部上場企業のコミュニティサイトリニューアル、東証一部上場IT企業子会社の金融サイトの立ち上げやコンテンツ制作を行った実績があり、クライアント様に必要なシステム開発、コンテンツ制作にお応えすることが可能です。

弊社の代表は、東証一部上場企業のIT事業会社でエンジニア兼マーケターとして働いた経験があるため、必要な機能を備えるだけにとどまらず、集客にも強いサイト制作が可能です。

実際これをお読みになっている方は、Web制作会社を探していて検索エンジンからこのページに辿り着いたという方が多いのではないでしょうか。

まだまだ新しい弊社のコーポレートサイトですが、SEO対策のされたサイト設計とコンテンツマーケティングによって、Web制作関連のキーワードで上位表示が可能になっています。

事業会社で働いた経験から、単なるサイト制作では終わらせず、ユーザーのニーズをどうコンバージョンにつなげていくかという点を踏まえ、事業戦略の一部としてWebサイト制作をしてまいります。

Webサイト制作をご検討中の方は下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。