サプリメントは何種類まで摂取していい?飲み過ぎに注意!

そもそもサプリメントとは何か?どんな種類がある?

サプリメントとは、栄養補助食品とも呼ばれ、国の定義では「特定の成分が凝縮された錠剤やカプセル形態の製品」となっています。

本来、不足した栄養素を補給するためのものですが、近年では健康を維持するためや、病気を予防するためなど、用途が様々になり、新たな有効成分も次々と使用されるようになっています。

サプリメントの種類は、配合成分やその特徴により、ベースサプリメントと機能性サプリメントの2つに分けられます。

ベースサプリメントは、不足した栄養素を補い、健康状態を保つためのサプリメントです。ビタミン・ミネラルアミノ酸・脂肪酸など、基本的に食事で摂取できる一般的な栄養素を含むものになります。

機能性サプリメントは、健康や美容など何らかの機能性を持つサプリメントです。マカ・グルコサミンなどのように、ある程度使用目的が決まっており、特有の成分を含むものが多くなります。

とはいっても、多くの栄養素を含むサプリメントや、様々な効果が期待できるサプリメントがあり、はっきりとした線引きは難しいものになります。

サプリメントの目的を確認しましょう!適切な活用方法を解説!

サプリメントは、適切に活用することで、とても役立つ存在になります。サプリメントを適切に活用するために、その役割やメリットを確認していきましょう。

サプリメントの役割

サプリメントは、効果によっては病気の予防など健康目的に使用されますが、薬ではなく、あくまでも「食品」に分類されます。

食品ですから、栄養素の摂取が目的であり、“食事で不足した栄養素を補う”ことが、サプリメントの本質であり、本来の役割になります。

言い方を変えれば、食事で必要な栄養素を十分に摂取できているのであれば、サプリメントは不要なものと言えるかもしれません。

しかし、食事では摂りにくい栄養素が、次々に開発・発見され、サプリメントは単に“栄養素を補うもの”から“効率よく栄養素を摂るもの”へとその役割の幅が広がってきています。

サプリメントのメリット

まずは何と言っても、栄養素を手軽に摂取できることがメリットです。場所やタイミングを選ばず、一瞬で栄養素を摂取するのは、食事ではなかなか出来ることではありません。

また、狙った栄養素をピンポイントに摂取することができ、摂取量を調節することも可能です。これはサプリメントゆえのメリットで、サプリメントの役割を果たすためにも必要な要素になります。

適切な活用法

サプリメントの役割を把握し、自分にとって必要な栄養素を必要な量だけ摂取できるというメリットを活かすことができれば、それが適切な活用法と言えます。

大切なのは、活用しすぎないことです。

栄養を補うためのサプリメントですが、それ自体の配合成分を見れば、ただの“栄養が偏ったもの”です。普段の食事が土台に合って初めて、サプリメントが存在意義を発揮することを忘れてはいけません。

サプリメントは何種類まで摂取していい?飲み過ぎの目安は?

いくつかのサプリメントを飲み合わせることは、特に制限があるわけではなく、必要であれば可能になります。しかし、全く問題があるわけではなく、複数のサプリメントを飲むには、ある程度の知識や注意が必要になります。

栄養素と言っても、摂りすぎは良くありません。特に体内に蓄積しやすい栄養素は、時に“毒”にもなりかねないわけです。

サプリメントは効能や主成分に目が行きがちですが、ほとんどの場合、その他サポート成分が配合されています。サポート成分が、サプリメントの飲み合わせにより、重複し過剰摂取になってしまうことは十分にあり得るわけです。

栄養素的に言えば、摂取基準の上限を超えれば、それは飲みすぎにあたります。サプリメントを複数飲む場合は、配合成分全てに気を配るくらいの細かい注意が必要になっています。

ただ、人によって目的や必要量は様々です。自分にとってのサプリメントの目的を決め、役割を明確にし、自分にとって納得いくサプリメント摂取を心がけていきましょう。