サプリメントと医薬品の違いとは?注意すべき相互作用は?

サプリメントと医薬品の違いとは?

サプリメントは健康をサポートするもの、医薬品は病気を治すまたは軽減する目的で主に使用されています。

サプリメントとは

サプリメントは別名健康補助食品と呼ばれています。

ビタミンやミネラル、鉄など健康を維持するために必要な成分を錠剤やカプセルなどにしたものです。

健康を維持する目的以外にも、美容やダイエット目的、また身体の成長や集中力を高めることを目的とした子供用のサプリメントもあったりと目的別で様々なサプリメントがあります。

医薬品とは

一方医薬品は、病気の診断や治療、予防に使われる薬のことを言います。

飲むタイプの内服薬、塗るタイプの外用薬、注射するタイプの注射剤などがあります。

医薬品自体は大きく以下の2つに分けられています。

  • 医療用医薬品
  • 一般用医薬品

医療用医薬品

医療用医薬品は、医師や歯科医師が処方した医薬品のことを言います。

医師や歯科医師の診断結果に基づいて処方されるので、病院やクリニックに行かないともらえないものになります。

一般用医薬品

一般用医薬品は、医療用医薬品以外の医薬品のことを言います。

ドラッグストアなどの薬局で誰でも手軽に購入できるところが特徴です。

誰でも購入できるので、成分配合量自体が少なかったり、また副作用の強い成分は配合されていないなど安全性を重視した作りになっています。

そのため、効果があまり見られない場合、また症状が悪化する場合は服用をやめて医師や歯科医師、または薬剤師に相談するようにと記載されているのも特徴です。

サプリメントと医薬品の注意すべき相互作用、飲み合わせとは?

代表的な注意すべきサプリメントと医薬品の飲み合わせは以下の通りです。

ビタミンA

ビタミンAには視力を回復したり、血液をサラサラにする成分が含まれています。

そのため、血液をサラサラにする効果のある薬、また角化症の治療薬と一緒にビタミンAのサプリメントを摂ってしまうと効果が出すぎてしまい、ビタミンA過剰症を引き起こす危険性があります。

ビタミンK

ビタミンKには骨や歯を作る成分や血液を固める働きがあります。

そのため、血液をサラサラにする効果のある薬を飲んでいる場合は拮抗してしまい、効果が弱まる可能性があります。

鉄には赤血球を作る元になったり、血液内で酸素を運ぶ働きがあります。

レボドパというパーキンソンの薬やチラーヂンという甲状腺の薬と一緒に飲むと鉄の効果が減ってしまいます。

そのため、鉄剤のサプリメントを服用したい場合はこの薬とは一緒に飲まないように2〜3時間ほど時間を空けて飲む必要があります。

代表的な注意すべき飲み合わせについて3つあげましたが、その他にも数多くの種類があります。

また飲み合わせに関しての臨床研究自体も発展途上な状態なので、まだ解明されていない注意すべき飲み合わせもあります。

そのため、医薬品を飲んでいて追加でサプリメントを摂りたい場合、またはサプリメントを飲んでいて医薬品を飲むことになる場合には必ず医師や歯科医師、薬剤師に相談するようにしましょう。

アメリカのサプリメントには医薬品成分が含まれている?

アメリカと日本ではサプリメントの定義自体に違いがあります。

日本ではサプリメントはあくまでも健康をサポートするもの=食品の一つとしています。

食品の一つとして位置付けられているので、原材料として何が含まれているかの表記は行いますが、どの程度配合されているかまでは記載する必要がありません。

一方でアメリカではサプリメントを食品ではなく、医薬品と食品の間=健康補助食品と定義しています。

この病気やこの症状に効果があると明記することはできませんが、健康補助食品なので効果があったというデータや配合量などを細かく記載する義務があります。

なので、配合量や効果の面で考えると圧倒的にアメリカ産のサプリメントの方が豊富であることがわかります。

ちなみになぜ日本とアメリカでここまでサプリメントに違いがあるのかというと、保険制度が大きく関係しています。

日本では全国民が医療保険に加入する義務がありますが、アメリカでは加入義務はありません。

病気になったら最大3割負担で気軽に病院受診できる日本と違い、アメリカでは人によって10割負担となるため風邪で受診しただけでも高額な医療費を支払うことになります。

そのため、ある程度の症状は自分で治す=サプリメントなどの健康補助食品を利用する人が多くなるのでサプリメントの配合量が多いものが数多く販売されているわけです。

ただ、その分日本製のサプリメントが劣るというわけでもありません。

日本の有名なメーカーのサプリメントは日本人の体に合わせて作られているので安心です。

また、配合量自体がアメリカ産より少ないので、もしサプリメントでアレルギー症状を引き起こした場合は比較的軽い症状で済む場合もあります。

どのような目的でサプリメントを使用したいのか、医師や薬剤師に相談するだけでなく自分なりにも検討した上で購入することが大切です。