美容師の給料・平均年収は低い?時給換算した結果、ボーナスの有無を解説!

美容師の給料は低い?平均年収・月収・ボーナスを年齢、企業規模、地域別に解説!

美容師の給料は低い?平均年収・月収・ボーナスを年齢、企業規模、地域別に解説!

美容師になるには、国家資格が必要です。

厚生労働大臣しての養成学校の必要過程を修了し、受験資格を得て、国家資格に合格しなければなりません。

美容師の平均年収は、284万円です。男女別で見ると、男性美容師の平均は307万円、女性美容師の270万円になります。年齢層でいえば、20代半ばから30代半ばがこの平均年収の枠に入ります。

サラリーマンの平均年収が2019年度の統計で411万円となりましたので、決して恵まれているとはいえません。

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によれば、美容師のボーナス平均額が50,700円となっており、平均年収から割り出すと、平均月収は23万円前後となります。

企業規模に関わらず平均年収は、250万円から280万円が相場となっています。

さらにエリア別で見てみると、東京・神奈川ですと25万円前後の求人募集がありますが、大阪・京都は22万円前後、福岡は20万円前後となり、都市部のサロンの方が高い傾向にあります。ただし、都市部は物価も高いので、額面だけで判断しないようにしましょう。

また、美容師にはランクがあり、店舗によって違いはありますが、大きく分けるとアシスタントスタイリスト店長・トップスタイリストオーナー(経営者)とありますので、ランクにより年収の差がでます。

美容師のランクを全て解説!アシスタント・スタイリストの業務内容・給料の違いとは?

アシスタント・スタイリスト・店長の給料の目安はどれくらい?

アシスタント・スタイリスト・店長の給料の目安はどれくらい?

誰でも最初はアシスタントからのスタートです。

アシスタントは見習いですので、主にシャンプーや雑務を任せられます。アシスタントの平均月収は13~17万円が相場となります。

スタイリストになると、月収は20~30万円になります。同じスタイリストでも、指名料に伴うインセンティブが発生するので、収入の差が出てきます。

店長やディレクターになれば、月収50万円以上も目指せます。トップスタイリストが店長をされているサロンも多くありますので、自分の指名料と店舗からの収入が入るようになります。

また、オーナーともなれば年収2,000万以上の方もいますので、下積みが長い業界ですが、夢のある業界です。

他の業界と比較!美容師の生涯年収、初任給は安いのか検証しました

美容師の生涯年収は、1憶2,000万~1億4,000万円です。

サラリーマンの生涯年収は2億2,000万円~2億5,000万円と言われておりますので、かなり低い水準となっています。

とはいえ、ここには少しカラクリがあります。美容師の平均勤続年数は6~7年程度となっており、サラリーマンの平均勤続年数は10年~15年が最も多い水準となっています。

美容師は、アシスタントからスタイリストになるまで、平均3年の期間を要します。スタイリストになったものの、収入がそこまで増えず、結婚や出産でライフスタイルが変わり、30代前後で家族を養うために別の業界へ転職される方も多いのです。

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そう考えると、生涯年収が低いとは一概には言い切れません。しかし、スタイリストになるまでは基本給が低く、アシスタントには指名料という歩合がありませんので、アシスタント期間の約3年前後は年収が低くなってしまいます。

しかし美容室によっては、年収の低さを補填できるような様々な手当が存在します。

美容師の求人を探してみると「技術手当」や「能力手当」などがあります。また、美容師は接客のスキルも必要ですので、お客様の満足度を高めるために、「資格手当」や「指名手当」「個人成果手当」などの手当を出す美容室も増えているのです。

さらには、美容室ではカットやパーマ以外にも、着付けやメイクといった様々なメニューを設けているところもありますので、こうした「技術手当」や「能力手当」が狙えます。

額面の給与だけ見ると給与が低い印象がありますが、どのような手当が店舗にあって、どう使えるだろうかと考えるだけで収入アップの選択肢が見えてきます。

美容師の収入と労働時間から時給を計算しました

美容師の1日のスケジュールは、店舗営業時間のみではありません。営業開始前や営業終了後に、重要な勉強会に出たり練習をしたりして努力重ねているのです。

例えば、店舗営業時間が10:00~19:00だとします。

開店前の9:00に出社し、閉店後19:00からはアシスタントの指導や教育、スタイリストの練習などが行われるので、実際の就業時間は9:00~20:00頃が一般的な就業時間となります。

1ヶ月22日勤務したと仮定し、上記の場合で残業は1日2時間だとすると、所定労働時間が176時間、残業時間は月44時間になります。

月収20万円で、みなし残業として44時間分の残業手当をあらかじめ支給している企業の場合、内訳は下記となります。

  • 給与総額:200,000円
  • 所定労働時間に対する賃金:151,000円
  • 固定残業代:49,000円
  • 時給単価:909円

この場合は時給単価は909円となりますが、今回は例として分かりやすくするために給与総額を20万円としています。経営者は最低賃金を下回らないよう、注意が必要です。

自分の時給を考えると安いと落ち込まれる方も多いかと思いますが、将来に目を向けてみるとよいでしょう。

美容師になられた方は、何か目標や目的があって国家資格まで取得された事と思います。

中長期的に5年後、10年後を見据えた時に、この給与体系で頑張れるのか、どのように頑張ればストップスタイリストや店長、マネージャーなどになれるのか考えてみましょう。

日々一生懸命にお仕事されているご自身と、向き合って冷静に考える時間も必要ですね。

美容師を辞めたい理由とは?アシスタント・スタイリストそれぞれの悩みを解説!

年収が高い美容師の特徴とは?年収500万・1000万も可能?

美容師が年収を上げる方法はいくつかあります。

年収が高い美容師の特徴とは?年収500万・1000万も可能?

1.指名してくれる顧客が多い

アシスタントからなるべく早くスタイリストになる努力をして指名を増やすことは年収の増加につながります。

自分の顧客が増えれば、指名料が歩合として入りますので、収入を上げることができます。歩合の相場は、売上の5%~20%ですから、店舗によっては年収500万円以上を目指すことは十分可能です。

2.カリスマ美容師

顧客を増やす努力をして、メディアに露出するようになれば、美容師としての収入だけでなく、メディアからギャラが入ります。

有名美容師になるためには、実力はもちろん重要ですが、それだけではありません。お客様の満足が追求できる方が、カリスマ美容師になれる方です。

そうなれば、年収1,000万円以上も目指せます。

3.役職を持っている

10年は頑張ると決めて、マネージャーや店長を目指しましょう。

大手チェーンの美容院のマネージャーや店長クラスですと、年収500万円~650万円は見えてきます。将来独立を考えている方も、運営やマネージメントを経験できるので、財産となることは間違いないです。

このように、自分の人気や知名度、役職を上げることによって、年収を増やしていくことが可能です。

但し、こちらは今現在店舗にて就業されている方が、所属店舗で上を目指す場合です。

次の章でご説明させて頂きますが、年収を上げる方法は様々で、独立や業務委託などのやり方もあります。

ただし、こうした独立や業務委託などの進路を選択される時期はしっかりと見極める必要があります。

まずは現在の実績から考えて、顧客が月に何名、どのプランやメニューを注文して、月の売上から換算すると、どの程度がご自身の収入になり得るのか考えてみるとよいでしょう。

独立した美容師の年収は青天井?業務委託の美容師は稼げる?

独立して、年収700万円ほど安定して稼げている方もいますし、チェーン展開して2,000万円以上の年収を稼いでいる方もいます。また、メディアへ露出し、雑誌などでヘアスタイルの提案をされてる方も多くいます。

美容室の市場

芸能人がたくさん来店する有名店や、ルックスの良い美容師やお洒落な美容師が多いサロンなど、業種は同じでも、業態コンセプトに特徴があって人気のサロンを経営できれば年収はさらに増えるでしょう。

一方で、サラリーマンの平均年収441万円を下回る方もいますので、一概に独立や業務委託すれば稼げると断言はできません。

理由としては、美容室の数は全国で25万ヶ所と非常に多いことが挙げられます。コンビニエンスストアは約5万ヶ所と存在していますので、美容室の数はコンビニエンスストアの数の約5倍にもなるのです。

利用機会に関しては、コンビニエンスストアは毎日利用する方も多くいる中で、美容室は一人あたり月に1回~2回が平均値でしょう。美容室の単価が高いといっても継続的に売上を確保するのは簡単ではありません。

その結果として、年間100店舗近くが倒産、廃業をしております。

資金繰りに苦労することも多く、競合過多の業界ですので、独立して生き残る為には実績と覚悟が必要です。

独立のリスクを抑えるには?

独立する為に開業資金を少なくしてリスクを抑えるには、業務委託や面貸しも視野にいれるとよいでしょう。

将来設計をしながら業務委託として顧客を得ていく中で、次の進路を選択するという方法も、ローリスクで良いのではないでしょうか。

業務委託というのは「完全歩合制」です。サロンによって違いはありますが、平均的には売り上げの40%~50%が収入となります。

業務委託の良いところは、ご自身で店舗を構える必要がなく、設備が全て揃っているため、独立した場合にかかる莫大な開業資金やランニングコストが抑えられるという点です。

店舗を持つと、家賃や雑費、通信費や水道費・光熱費、修繕費、リフォームなどの費用が重くのしかかります。

さらに、面貸しになるともっと稼ぐことができる、収入が全然違う、といったケースもあります。

面貸しとは、ミラーレンタルともいい、サロンの中の1席を借りて営業するということです。Aというサロンの中に、Bというサロンがある。そういったイメージです。

歩合の還元率は60%が平均値とのことで、席を借りる固定費を支払えば、残りは自身の収入にして良いというルールが一般的です。

また、業務委託と違うのは、金額を自分で決められるという点です。業務委託では、業務委託契約を結びますから、お互いの意見と店舗の状況などをふまえた上で、諸々の条件を決定し、契約に至ります。

しかし面貸しは、貸す側と借りる側は違うサロンですから、実質的には店舗を経営しているようなものです。

月収についても、100万円を超える人もいますし、一方で20万円程度で伸び悩んでいる人もいます。料金体系や店舗の雰囲気や立地にもよりますので、営業する店舗も慎重に選定されることをおすすめします。

店舗を持つことだけが独立ではない

店舗をゼロから始められるか、業務委託でご自身を試されるか、個人店舗を持つ為に面貸しを利用されるか、多くの選択肢があるので、自分の目指す働き方や年収によって考えてみるとよいでしょう。