美容師のランクを全て解説!アシスタント・スタイリストの業務内容・給料の違いとは?

美容師のランクごとに業務内容・給料を解説!アシスタント(見習い)、スタイリスト、ディレクターの違いとは?

美容師の業界では、ランク制を導入している店舗が存在しています。店舗によってランク制の有無および名称は異なります。

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そのため、代表的なランクについて、具体的な業務内容や待遇に関して、ご紹介します。

美容師のランクごとに業務内容・給料を解説!アシスタント(見習い)、スタイリスト、ディレクターの違いとは?

アシスタント

美容師として働きはじめ、最初に経験するのがアシスタントという店舗が多いです。アシスタントは、美容師キャリアの土台を形成する下積み時代で、誰しもが経験するランクと言えます。

一般的な業務内容

  • シャンプー
  • マッサージ
  • カラー、パーマの補助
  • 店内清掃、受付などの雑務

待遇

  • 給与が低い(大都市圏16−20万円/月 地方14-18万円/月 程度)
  • 拘束時間が長い(スタイリストを目指すため、連日技術のトレーニングが必要です)

スタイリスト

スタイリストは、お客様のなりたい姿をヒアリングし、カットやカラー、パーマ等により実現します。アシスタントから昇進し、様々な施術ができるようになるポジションです。経験を積むことで「トップスタイリスト」などにも昇進します。昇進することで施術料金が上がり、客単価が向上するのが一般的です。

一般的な業務内容

  • カット、カラー、パーマなど施術に関わる業務
  • お客様の希望のヒアリングや提案

待遇

  • 給与はアシスタント時代より向上(大都市圏20−30万円/月 地方18-25万円/月程度)
  • 指名が多ければ、その分インセンティブがある店舗もあります
  • アシスタントスタッフの指導等で拘束時間は長い

ディレクター

ディレクターは、スタイリストで長く経験を積み、専門的なスキルや実績を持った美容師がつくポジションです。店舗によって名前がそれぞれあり、「アートディレクター」「クリエイティブディレクター」と称する場合もあります。

一般的な業務内容

  • ヒアリングスキルや高い提案力を伴った、お客様のなりたい姿の実現
  • HPや雑誌に掲載されるモデルの対応
  • 講演、技術講習

待遇

  • 給与はスタイリスト時代より大幅に向上(大都市圏30−50万円/月 地方25-40万円/月程度)
  • 講演など施術以外の業務に伴い、収入や拘束時間も変動

マネージャー

マネージャーは、文字通りマネージメント業務を中心に行う、管理職のポジションです。ディレクターとマネージャーの階級に関する優劣は店舗によって異なります。大手法人の場合、各店舗だけでなく、エリアを束ねるエリアマネージャーなども存在しています。

一般的な業務内容

  • 担当顧客のカット、カラー、パーマなどの施術
  • 売り上げ管理
  • ケア用品やカラー剤などの物品管理
  • 職員の採用

待遇

  • 給与はスタイリスト時代より大幅に向上(大都市圏30−50万円/月 地方25-40万円/月程度)
  • 売り上げ管理に関わるミーティングなどといった業務も増えます

美容師のランクが決まる基準とは?

美容業界に存在するランク制について、それぞれの職種の業務内容や待遇について紹介しました。

次に気になるのが、いかにランクを上げるかです。

やはりランクが上がれば上がるほど、待遇も良いのでランクを上げるチャレンジをしていきたいところですが、どのような基準が設けられているのでしょうか。

アシスタント

厚生労働大臣指定の養成学校の必要課程を修了し、美容師国家資格に合格することで、美容師のスタートラインに立つことができます。その後、美容院の採用試験に合格することでキャリアを開始できます。

入社後、まずアシスタントとして業務を開始することになるのが一般的です。

その後、店舗が実施するシャンプーやマッサージのテストに合格し、業務範囲を広げていきます。

またスタイリストを目指し、日夜マネキンなどを用いてカットトレーニングに励みます。

スタイリスト

一般的にアシスタントとして、2−3年経験後、店舗で定められた技能試験に合格することでスタイリストになることができます。

スタイリストになった後はトレーニング期間として施術を行います。その期間は低価格のトレーニング料金で施術を行う、カットモデルを募集して、スタイリストとしてのスキルを高めていきます。

ディレクター

ディレクターは、一般的に、スタイリストを長く経験し、高度な技術や実績を持った美容師が就くことができます。

店舗によっては、トップスタイリストとして数年以上の経験やグランプリ受賞など基準を設けている場合もあります。

マネージャー

マネージャーは、一般的に、スタイリストやディレクターを長く経験し、マネジメント業務や経営的視点をもった美容師が就くことができます。美容師の運営に関わる多くの人を取りまとめる必要があるため、経験年数や年齢といった要素も影響します。

スタイリストデビューできない?美容師のランクを上げるために必要なこと・心得を解説!

美容師は離職率の高い業界と言われています。その中で、最も顕著に表れているのが、アシスタント期間中の離職です。

美容師を辞めたい理由とは?アシスタント・スタイリストそれぞれの悩みを解説!

華やかな美容師を目指して就職する人が多いものの、アシスタント業務は地味な仕事が多く、待遇も良くないです。スタイリストに早くなりたくても、中々なれずに悩むという方も少なくありません。

では、スタイリストになるにはどうすべきなのか、方法や心得をご紹介します。

スタイリストデビューできない?美容師のランクを上げるために必要なこと・心得を解説!

練習量にこだわる

美容師はお客様の見た目や印象に関わる、ミスができない責任感の求められる仕事です。そのため、ミスする可能性のあるスタッフは、お客様の施術を行うことができません。

とにかく、マネキンで練習すること、先輩の技術から学ぶこと、講習などの勉強会に積極的に参加することで、スタイリストへの道が拓けていくでしょう。

今できる仕事に全力で取り組む

華やかな美容師を目指し、入社したが、雑務などの仕事が多いと、どうしてもモチベーションが下がります。来店時の挨拶、シャンプーやマッサージ、全てが店舗にとって重要な業務です。

モチベーションの低さは、周りのスタッフにも伝わり、評価が落ち、技能試験への受験が遅れるなど損失となって返ってきます。基本に忠実に、基礎的な技術や作法の土台がないと、美容師として長く活躍することはできません。

美容師はサービス業としての一面もあることを忘れてはいけません。アシスタント業務を全力で取り組むと、将来のお客様を確保するきっかけにもなるでしょう。

転職を考えてる美容師が決断すべきタイミングとは?

美容院の数は非常に多く、美容師にとっては活躍できる環境がたくさんあると捉えることができます。しかし、嫌なことがあれば、すぐ転職した方が良いというわけではありません。転職先も重要ですが、転職するタイミングも重要な要素です。

美容師からの転職理由・体験談をご紹介!事務など異業種へ就職できる?

そこで、美容師がより良い転職を実現しやすい、転職を決断するタイミングについてご説明します。

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生活に支障が出るほど仕事が辛い

特にアシスタント時代は立ち仕事かつ拘束時間が長いため、体力的に非常に厳しい仕事です。また、収入も低いため、我慢することも多くストレスも溜まります。そのような生活を続けていると、心身に影響が出てしまうこともあります。

心身に問題が出て、生活に支障が出るほど仕事が辛いのであれば、転職を考えてもよいでしょう。

メリット

  • ストレスからの解放、心身の健康
  • 若いうちであれば、別の職種や業界に転職は可能です

ヘッドハンティングを受けた

知り合いなどを通じて、違う店舗に引き抜かれ、転職する方法です。

メリット

  • 待遇が現職より向上するケースが多いです
  • すでに自身を評価してもらえています

グランプリを受賞するなど実績を獲得した

自分の技術力をベースに、転職先を探す方法です。

美容師の技術やデザインを競う大会で、賞を獲得すると、自身の技術力を定量的な指標で表すことができます。

メリット

  • 待遇が現職よりも向上するケースが多いです
  • 応募者が殺到する人気サロンでも、他候補者より選考で有利に働くでしょう
  • ヘッドハンティングにつながるでしょう

ライフステージの変化

結婚や出産に伴いライフステージが変化し、それに伴い働き方についても変化が求められ、転職する方法です。

メリット

  • 時短勤務、曜日制限などを、転職先と事前に交渉できます
  • 子供のために収入が必要など、譲れない軸をもって転職活動に邁進できるでしょう
  • 子育て世代が多い職場の場合、子育てに理解があり、仕事との両立を実現できるでしょう