介護士から転職!辞めたい・やってられないを「辞めてよかった」に!

介護士の転職!「やってられない」から「辞めてよかった」に!

「やってられない!」よくある介護士を辞めたい理由とは?

介護士はその仕事の大変さから辞めたい人、辞める人が多いのが現実です。短い場合だと1週間や1ヶ月、中には1日、研修期間中に新人が辞めてしまったという事例に遭遇したことがあるかもしれません。

それでも、介護士はやりがいのある仕事であり、現在辞めたいと思っている人も就職前や就職した当初は希望をもっていたのではないでしょうか。

介護士を始めた理由としてよくあるのが、お年寄りが好きというものです。子供の時におじいちゃん子、おばあちゃん子だった人が、お年寄りの役に立ちたい、一人ひとりに向き合いたいと思い、就職を決意するケースをよく耳にします。

高齢者の生活の介護をするため、直接人の役に立つことで感謝されることを仕事のやりがい、喜びとしている方も多いです。

年を取った父親や母親、身体に障害のある親族のために、介護のスキルを身に付けたいと介護業界で働き始めることもあるでしょう。

それにも関わらず、「やってられない!」「辞めたい!」と思う方が多い職業なのはなぜなのでしょうか。その理由を挙げてみます。

ハードな業務、シフトで体力的にキツイ!

まず挙げられるのが、体力的なキツさです。

介護士は、身体を動かしにくくなった高齢者や障害者の方の食事、移動、入浴、排泄、睡眠など生活に関わる全てのサポートを行います。

1日に何度も数十キロもある身体を持ち上げたりする訳ですから、見た目以上に大変な重労働、肉体労働です。そのため、腰や膝などを痛めてしまう介護職の方も少なくありません。

また、老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの施設で働いている場合は、施設自体が1年中休むことができないため、介護職の方も十分に休むことができていないのが現実です。

上記の施設の場合、夜勤などを含めた不規則なシフトのため、それが原因で体調を崩してしまうこともあります。

また介護業界全体が深刻な人材不足に陥っているため、それぞれの施設で職員が足りていないことが一般的です。

長期休暇が取りづらいのはもちろんのこと、規定の休日に出勤を求められる職場も少なくありません。

大変なのに給料が少ない!

長時間の重労働を強いられるにも関わらず、給与が少ないことも退職を考える大きな要因です。

手取りで月収16〜18万ということが一般的で、ボーナスが出る場合でも20万ほどと、生活するのにはギリギリです。

介護関連の資格を取ったり長年勤務していても、昇給はわずかな金額に留まることが多く、給与に関しては多くの方が不満を持っています。

人間関係がストレス!

介護職の人間関係に関する悩みは、介護職員同士、看護師、利用者、利用者の親族に分けられます。

職員同士の人間関係に悩む介護職の方はかなり多いです。

よくあるのが、中年の先輩職員が新人職員に対して嫌味を言うなどいじめ行為を繰り返すことです。職員同士の覇権争いが問題となることも多く、複数の職場で働いてみても同じようなことが発生して、介護職自体を辞める方もいます。

また、同じく利用者のサポートに関わる看護師が協力的でなかったり、適当な姿勢で仕事をしたりすることにストレスを溜めてしまうこともよくあるでしょう。

利用者とその家族との関係に頭を悩ませている方も少なくありません。

体力的にも精神的にも傷ついてしまうのが、利用者からの暴力です。丁寧なサポートを行なっているにも関わらず認知症の利用者からは殴る、蹴るなどの暴力を受けることがあります。

わざと仕事を増やすような行為や露骨な悪口は、かなりのストレスになります。

近年は介護士へのセクハラが報道され話題を呼んでいます。介護とは関係のないタイミングで身体的な接触をしてくる、性的な質問や体験談を一方的にしてくる例が多くあると言われています。

表沙汰の問題になることは少なく、職員が一方的に我慢を強いられているというのが現実です。

誠実な介護をしていても、利用者の親族から感謝されない時も悲しいものです。このようにサポートしている方々から正当な評価をしてもらえないと感じた時に「もう限界かな」と感じる方は少なくありません。

キャリアプランが描けない!

高校卒業直後や20代から介護業界で働いている方ですと、働き始めてから数年間経つと、「このままで良いのだろうか」という不安が募ってきます。

給料が上がりにくく、キャリアが描きづらい介護士を続けてもよいのか不安に思うのは、自然な流れでしょう。

「やってられない!」よくある介護士を辞めたい理由とは?

介護士のストレスで精神を病む、病気になる前に決断を!

前述したような過酷な労働環境ですから、うつ病などの精神疾患を患ってしまう方も珍しくありません。不規則な生活は長期的に精神に悪い影響をもたらすことも、介護士の方が精神的な病気になってしまう一因です。

ストレスを溜めすぎる前にしっかりと今の状況を振り返ってみましょう。転職するなど新しい道を考える必要があるかもしれません。

特に、以下のような症状が出てきた場合は要注意です。

  • 食欲がなく急激に体重が減った
  • 休日にしっかり休んでも疲れが取れない
  • 疲れているはずなのに熟睡できない
  • 以前より後ろ向きに考えることが増えた

ストレスチェックなども活用してみて客観的に振り返る機会も大切です。

誠実な人、一生懸命に仕事をしている人ほど、ストレスを溜め込んでしまいがちです。職場や利用者を気遣うあまり、ご自身の身体と精神状況を崩してしまっては元も子もありません。

「知らないうちにストレスを抱えたかもしれない」と感じた方は、転職など環境を変える選択肢を検討してみましょう。

介護福祉士が給与を上げる転職は可能?

介護福祉士の方は、せっかく取った資格を活かして介護業界でそのままキャリアを積むか、思い切って他の業界に転職するべきか悩んでいるのではないでしょうか。

現実として、介護福祉士の資格をもっていても他の施設へ移ったところで給与が上がることは多くないと考えた方がよいでしょう。

給与に不満がある場合は、ケアマネージャー(介護支援専門員)など、何かしら他の資格を取るなどして他の方とは違うアピールポイントを用意しなければならないでしょう。

給与を上げるもう一つの方法として、役職のつく転職先を選ぶという道があります。

大きな施設だと、介護経験がありマネージメントができる人材を募集しており、採用されると役職がつき給与も高くなる可能性があります。

ただ、募集の数は多くなく、何らかのマネージメント経験や他業種で働いた経験などが要求されます。

他の資格を取る予定がない、役職のついた転職先を見つけることが難しい場合は、他業界への転職も考えてみると良いでしょう。

介護福祉士が給与を上げる転職は可能?

「辞めてよかった!」介護士を辞めた後にオススメな転職先は?

介護士として長年働いてきた方は、転職が成功するのか、他の業界で新たなチャレンジをすることが可能なのか不安な方も多いと思います。「辞めてよかった!」と思える転職は可能なのでしょうか。

休みが少なく、不規則な勤務時間を強いられる環境で働いてきた介護士の方は体力には自信があると思います。どの職場でも体力のある人材を求めていますから、強みになることは間違いありません。

また、精神的な強さが求められる業界ですから、この点に関しても好印象です。

そんな介護士からオススメの転職先をまとめました。今後のキャリアプランや希望する働き方を考えつつ、参考にしてください。

介護業界

介護職で転職を考えた時にまず候補にあがるのが、介護業界内での転職かと思います。

仕事の内容自体が嫌いという方は少ないでしょう。人間関係など職場を変えることによって解決する問題であれば、他の施設の介護職に応募するという選択肢も良いでしょう。

しかし、給与や勤務時間など介護士の労働環境全体に共通することが原因で転職を考えている場合は、他の選択肢を考えるべきでしょう。

介護業界が好きであれば、施設の事務、用務員、管理人といった道もありますが、求人数は多くありません。

保育業界

保育業界は介護・福祉業界と似たような業務が多いことが特徴です。実際に介護福祉士などの資格を持っていた場合、保育士の資格が取りやすくなるという制度もあります。

24時間対応が必要な保育施設はほとんど無いため夜勤は必要なく、不規則な生活になることがありません。

また、子供は高齢者に比べて体重が軽いため、腰を痛めるなど身体への負担は比較的少なくなることもメリットです。

正社員の募集は少ないものの、引き続き直接人をサポートする仕事がしたい方にはおすすめです。

福祉関連のドライバー

介護職から福祉関連ドライバーに転職する方もいらっしゃいます。

施設の小型バスを運転していた経験のある方であれば、運転に関しては問題ないでしょう。

施設によっては、介護ドライバーとしての求人を出していることがあります。

経験のある介護の業界で働けることはメリットです。ただ正社員の求人は少なく、パートで短時間での募集が一般的で時給も一般的なバイトと同じくらいになってしまいます。

他に福祉関連のドライバーとしては、介護タクシー、介護保険タクシーの運転手が挙げられますが、開業資金や資格が必要でハードルは高いと言えるでしょう。

一般職・事務職

介護の職場で身体を壊してしまった、腰などを痛めて動きの多い仕事はできないといった場合におすすめの転職先は一般職や事務職です。

実際に転職した元介護士の多くから、身体的に楽になり転職して良かったという声を聞きます。

しかし、一般職・事務職は求人数に対して応募が多くなることが一般的で競争率の高さは否定できません。

タイミングなどの運もありますが、経理ができるなど独自のアピールが必要でしょう。

なお雇用形態に関してですが、非正規雇用としての募集が一般的です。

営業職

給与に不満があって、介護職からの転職を考えている人におすすめなのは、営業職です。

商材の販売が成功した時に支払われるインセンティブの制度がある職場であれば、大幅な給与アップが望めます。

営業のアシスタントを募集している場合もあるので、経験がない場合はそのような職場でキャリアをスタートさせても良いでしょう。

ただし、多くの営業先へ訪問する体力、何度断られても諦めない精神的な強さが求めれる職種でもあります。

接客業

人と触れ合うことが得意な介護職の方におすすめしたいのが、接客業です。

具体的には、飲食店のスタッフ、ホテルのフロントなどが挙げられます。多くの業界で接客の人手は不足しているので求人は多く見つけることができるでしょう。

しかし接客業の特性上、休日出勤や長時間の勤務が多くなりがちです。

製造業

人と関わる仕事に疲れてしまったという方は、製造業への転職を考えてみてはいかがでしょうか。

未経験でも工場勤務の正社員を募集している求人もあります。

工場勤務の正社員だと、出勤時間が規則的で、介護職と比べて給与が高くなることが多いことはメリットでしょう。

一方で、キャリアが積みにくい、単純な作業に限界を感じてしまう、という点が欠点に挙げられます。

キャリアコンサルタント

あまり知られていませんが、未経験でも挑戦できる職種としてキャリアコンサルタントが挙げられます。

キャリアコンサルタントとは、仕事上の経歴(キャリア)について相談を行う職種です。例えば求職者に対しては仕事の悩みや理想の働き方をヒアリングした上で、転職先の提案を行います。

求職者などコンサルティング相手の話をじっくりと聞いて適切なアドバイスをすることがメインの仕事ですから、介護士として培ったコミュニケーション能力を活かすことができるでしょう。

転職が活発になっている昨今はキャリアコンサルタントの需要も増えていますが、圧倒的に人材が足りていないのが実情です。

そのため未経験でも正社員の募集をしている企業も多いので、新しい業種へのチャレンジを考えている介護職の方におすすめです。

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転職理由の言い方など介護業界から転職するコツを解説!

介護業界からの転職を成功させるために大切なのが、採用面接です。初めての転職活動では、不安が多いことでしょう。

転職活動の面接で必ず聞かれる質問が転職理由ですが、この説明について悩まれる方が多いので、好印象を与える答え方を解説します。

介護業界や前の勤務先に不満があって辞めたことが伝わらないように心がけましょう。

介護士としての経験を活かして新しい挑戦を希望している、といった前向きな説明の仕方が重要です。

介護の現場で必要とされるコミュニケーション力や精神的な強さはどんな職場でも求められるので、良いアピールポイントになります。