介護の転職で失敗しない・後悔しない秘訣を解説!体験談や事例も紹介

介護職への転職で失敗してしまう理由とは?転職者側編

介護職の転職で失敗してしまう理由としては、転職者側と施設側の両方の理由があります。

この記事では転職の失敗について解説していますが、介護職の転職全般、介護業界内での転職、介護職から他業種への転職について知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

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まずは、転職者側の問題と考えられる失敗理由をみていきましょう。

執筆者情報
株式会社スタルジーの代表の飯塚です。前職では介護業界の求人事業や人材紹介事業(どちらも業界トップクラスのシェア)を行っていた東証一部上場企業に務めておりましたので、介護業界の転職に関してはプロフェッショナルです。今までの経歴を活かして、介護職の方々のためになるこの記事を執筆しております。

中途半端な動機で介護職を希望している

介護業界は人手不足が深刻で求人募集も多く、比較的転職しやすい業界であります。そのため、転職先が中々見つからない人にとって魅力的な業界ではあります。

しかし、他の業界と比べても労働時間の不規則さや業務の大変さが特徴的で、特殊な業界でもあります。

未経験から転職する場合は、中途半端な動機で志望せず、介護職のどこに魅力を感じているのかを明確にすることが必要です。

「やりがいを感じていなければ続けられない」というのは実際に働いている介護職の社員からよく聞かれる話です。

介護職に理想を抱きすぎている

介護職に転職する前は、利用者の方とコミュニケーションを取りながら、楽しく働いているイメージを抱くかもしれません。

余裕のある職場であれば可能かもしれませんが、介護職は労働環境に不満を抱えている方が多いことも事実です。

1日のうちにどれだけの業務があるのか、実際の仕事内容はどんなものかといった点をしっかりと吟味するようにしましょう。

職場を選ぶ軸がない

「良い条件の施設に転職したいな」となんとなく考えてはいないでしょうか。

介護経験者で転職に失敗する理由として多いのが、今の職場への不満を抱えすぎていて自分の理想的な施設を追い求めてしまう姿勢です。

また、現在抱えている不満の一点を解決しようとするあまりに、他の条件を疎かにしてしまうこともよくあります。

給与を上げたいという希望が強いあまりに、年収の高さに惹かれて転職したけれど、激務すぎて続けられなかったという転職経験者は多いのです。

今の職場に不満を抱えていたとしても、何らかの長所があるはずです。今の職場が恵まれている環境を提供してくれていたとしても、不満を抱えている点にばかり目が行きがちであることは留意しておきましょう。

全ての条件が理想的な転職先は存在しません。自分が転職して最も叶えたいことは何なのか、その代わりに犠牲にできることはどれか、優先順位を決めて転職先を探してみましょう。

職場の近さを優先してしまった

転職に際して優先順位を付けることも重要ですが、視野を広くもつことも意識したいです。

子育て中の方など、労働条件のうち住居と職場の近さを優先してしまうことがよくあります。

条件の良い職場が見つかればよいですが、新聞広告などで盛んに求人募集している施設には注意が必要です。人材の入れ替わりが激しいことの証明ですから、おすすめできません。

十分に施設を比較しなかった

前述したようなミスを避けるために、複数の施設を比較検討することがおすすめです。

特に介護職として働いたことがない方、はじめて転職する方などは、1社だけみて転職先を決めてしまうことはおすすめできません。

面接まで何社か行ってみて実際の職場を見学してみましょう。募集要項だけでは分からない、職場の雰囲気や働くイメージが掴めるはずです。

転職が決まる前に退職してしまった

上記の点に注意して納得した転職先を選ぶためには、時間的な余裕が必要になります。

できれば転職が決まる前に退職することはせずに、働きながら転職活動を進めたいところです。

退職してしまってから、貯金を崩しつつ生活に余裕がない状態で転職活動をしなければならないので、多少の不満があっても転職先を決めてしまうことになりかねません。

介護職への転職で失敗してしまう理由とは?施設側編

転職の失敗は、施設側に原因があることも多々あります。特に挙がることが多い3つの原因をまとめました。

こうした失敗は転職者側の工夫で防ぎにくいことは事実ですが、できるだけ失敗しないための対策もあります。その点については、「介護職の転職で失敗しない、後悔しない秘訣とは?」の章で解説します。

就職前に聞いていた雇用条件と違う

働き始めてみたら、年収や労働時間、業務内容など伝えられていた労働条件とは違うということがあります。

面接の場で、口約束で交わされた条件は守られない可能性があります。正式な書類に基づいて契約できているか確認するようにしましょう。

教育制度が整っていない

介護業界が人手不足であることは前述した通りですが、それゆえ就職しても新人を教える余裕がない場合があります。

右も左も分からない状態で利用者にも注意されながら働いていると、心身ともに疲れてしまいます。

ある程度の余裕があって、人材を大切にしてくれる会社かはしっかり見極めたい点です。

「就職したばかりだけど問題のある施設だから転職を考えている」という方には以下の記事がおすすめです。

介護職を1日、1週間で辞めた体験談、理由を集めました!

人間関係に問題がある

過酷な労働環境が連想されがちな介護業界ですが、退職理由として常に上位に挙がるのは人間関係です。

職場での人間関係には自信があるという人でも注意が必要で、理不尽な要求をしてきたり愚痴や嫌味を頻繁に言ってきたりするベテラン職員に悩んでいる人がとても多いのです。

介護職の人間関係に悩んでいる、人間関係が心配、という方はこちらの記事がおすすめです。人間関係で問題を抱えた場合の解決方法も解説しています。

介護職を辞めたい理由は人間関係!体験談ではおばさんが悩みの種?

介護の転職における体験談、失敗事例を紹介します!

こちらでは、実際に介護業界の転職に失敗してしまった方の体験談、失敗事例をご紹介します。

転職した施設の経営方針が合わなくて悩んでいるOさん(30歳女性)

同じ要介護度でも施設によってここまで対応が違うのか、という点に戸惑っています。

前の職場の労働環境に特に不満はなかったのですが給与が低かったので、転職しました。不満を抱えている介護職の友人は多いので、実際に転職する1年前から情報収集を行い、転職活動はかなり慎重に進めていたつもりです。

給与以外の条件も満足できる施設が見つかり人間関係や労働環境に問題はないのですが、施設の方針と考え方が合わなくてモヤモヤした日々を過ごしています。

以前の職場では、イベントの開催や散歩の回数が多く、利用者が楽しく生活できることを第一に考えていました。

一方、今の職場では過去に利用者の怪我が訴訟に発展した経緯もあって、安全第一の経営なのです。そのため、催し物は少ないですし、散歩も決まった時間にしか行えません。

以前の施設と比べると利用者がイキイキと生活している感じがしません。サポートしている側としてもやりがいを感じにくい状況です。

贅沢な悩みであることは承知の上ですが、介護業界の転職は難しいなと実感した次第です。

未経験から介護職へ転職する際に知っておくべきこととは?

未経験から転職する場合は、他業種と介護業界が大きく違うことを理解しておきましょう。

介護業界の年収は全業界の年収と比較して低いため、転職した場合は給料が下がる可能性が高いです。そのことは覚悟しましょう。

また業務自体の大変さや体力的な過酷さから割に合わないと感じる方も多いです。

介護職に向いていない方の特徴とは?

介護職に向いていない方の特徴をまとめてみましたので、自分が働くことができるかイメージしてみましょう。

潔癖症である

入浴や排泄のサポートも介護職の業務の一部です。マスクや手袋を使用しますので、それで問題なければ極度な心配はいらないでしょう。

ただ潔癖症の自覚がある人におすすめできる仕事ではありません。

コミュニケーションが苦手

人と常に対峙する仕事ですので、いくらマニュアルや方法論があるといっても、機械的な対応は歓迎されません。

気遣いの声かけや会話はもちろん、その人にあったサポートの仕方を心がけなければなりません。

我慢ができない

介護職員が利用者に暴力を振るっていたという数年前のニュースを覚えている方も多いのではないでしょうか。

もちろん許されることではありませんが、それだけストレスが溜まる環境であるということもできるでしょう。

特に新人として働き始めたころは、利用者からの文句やクレームが入ることが度々あります。理不尽と感じる要求をされることも考えられます。

その中でどのように改善していくか、忍耐強く頑張っていくかという点が重要な職種であるため、我慢ができない人には向いていないといえます。

介護職のストレスに悩んでいる方は以下の記事がおすすめです。

介護職のストレスが限界!精神疾患、精神を病んだ方の体験談も紹介

体力不足

利用者の動作をサポートする直接介護は想像以上の重労働ですし、夜勤がある施設は疲れが溜まりやすい環境です。

体力に自信が無い方は、介護職経験者の話を聞いてみるとよいでしょう。

介護職の転職で失敗しない、後悔しない秘訣とは?

転職者が良い施設を見極めることは大変難しいです。そのための秘訣をご紹介します。

知人に紹介してもらう

良い施設を選ぶ際に最も信頼できる方法は、知人の紹介でしょう。

今の職場から既に転職した方や専門学校時代の友人などに、職場の満足度を聞いてみるとよいでしょう。

条件に合っている職場に勤めている友人がいれば、紹介を打診してみましょう。求人募集をしていなくても紹介からであれば採用される可能性があります。

似たような施設で働いている人の意見を聞く

一口に介護施設といっても、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、グループホーム、介護付有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームなど事業形態は多岐に渡ります。

今勤めている施設とは違う業態の施設に転職する場合は、業務内容が大きく変わることも考えられます。

同じ職場ではなくとも同じ業務形態の人の意見は参考になるので、質問してみると良いです。

口コミサイトで調べる

知人の感想やアドバイスよりは信頼性が劣るかもしれませんが、口コミサイトなどネット上の情報はある程度参考になります。

やはり実際の労働環境が悪い施設ですと、ネット上の口コミにも差が出てきます。

資格を取る

やや時間と労力がかかりますが、給与を始めとした待遇を向上させたいのであれば、介護関連の資格を取ることは確実な方法です。

転職エージェントを利用する

多くの選択肢から、自分に合った施設を選ぶことは骨の折れる作業ですので、退職予定時期まで時間がない、早く転職したいといった場合は、転職エージェントや転職サイトを利用するとよいでしょう。

こちらもサービスや各担当者によって、合う合わないがありますので複数申し込みをしてみて比較することがおすすめです。